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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

何気ない気遣い

2010年04月27日 07時41分20秒 | Weblog
 今日は午後から授業。これから最後の準備にかかる、その前に久々のブログ書き。
 週末からレッスン、授業、フォーラム参加、所用の外出、来客、今年一年間町内会のお当番、家事、等々で過ごす。

 先日の「新しい公共」については後日に報告したい、と思っている。
 明日は、水曜日で、この日はオフだけれど、‘母の日’と先週から定めた。
 最近、ことば数が減って少し元気がなかった母の足の爪を切ったところ、手は自分で切ってくれた。その勢いに乗って、三ヶ月ほど染めていなかった白髪染めを促し手伝った。
 それ以後の一週間、いい雰囲気を保ってくれていた。段々に衰えてくるのだ、とは思うがからだに触れて身づくろいを手伝うということが、どれほど心の安定をもたらすかと体験した。明日はやはり‘母の日’。
 これは『1Q84』Book3の天吾君が意識を失っている父のそばで朗読をするくだりを読んだことがキッカケだ。
 もう一つ、母の気持ちを高める一つに、食事の度に‘温かい手拭きおしぼり’を何気なく出してあげること。これは正に手のマッサージ効果なのだ!そのことで心が柔らかくほどけ食事がすすむ、と気づいた。今、思い出したが、野口先生は食事の時に必ずお絞りを手元に置いていらした。きっとその情景が深層にしまわれていたのかもしれない。

 それはそれとして‘年寄りと暮らす’ということは、それまでなら簡単に出来たことが面倒で億劫になっていることにちょっと手助けをすることで、心身の自律が保たれるような気がする。自分からは言い出しにくいんだ、とも気づいた。今のところはそのくらいで済んでいるが。先は先のことだ。

 では、次の準備にかかりたい。
コメント (2)
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