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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

持続可能・サステナブルということ

2006年07月30日 20時18分48秒 | Weblog
 今朝、片づけをしているとき、テレビの音声が耳に入ってきた。
「世界一のシェアを誇る、日本のハウスメーカーで、トップ営業マンの方にインタビューします」
 なんとなく聞き流しつつ、そこからもっと離れていった。
 すると次に聞こえてきた言葉にハッとしたのだった。
「むにゃ、むにゃ、つまりサステナブル、むにゃ、むにゃ、むにゃ、むにゃ」
 サステナブルという言葉だけが、やけに大きく聞こえたのだ。

 住宅の建築にも持続可能というコンセプトがあるらしい。
 手が離せなかったので、テレビのところまで引き返すことができなかったが、なんとなく聞こえてくる内容から察するところはこういうことらしい。
 なんでも阪神大震災の経験から生まれたコンセプトらしい。
 家は壊れなくても、家の中のものが倒れて使い物にならない状態に陥ったということから、「免震構造」を真剣に考えたという。
 それが持続可能・サステナブル住宅(←この命名は羽鳥)ということ。耐震構造+免震構造を兼ね備えることで、それまでの生活を持続可能にする住宅建設という視点は、目から鱗だ。

 すでに企業が「サステナブル・ライフ」を実現するための研究を始めていて、実際に市場に出回っていることに、驚きを覚えた。
「たしかに、持続すること・継続することは、むずかしいよね~」
 
 ところで、折りよく近藤早利弁護士からいただいた本は『人にはどれだけの物が必要か』鈴木孝夫著作集8 岩波書店。昨日、朝日カルチャーの土曜日クラス・野口体操講座でテーマにした問題と一致していた。
 ここまで徹底した暮らしができるというのも、才能だと思いながら読んでいる。
 
 そこで、鈴木氏の右に倣って、どのくらい自分の身近に古いものや親譲りのものがあるのか、記憶を辿ってみた。
 まず、座っている周辺に目を向ける。 
 目の前にあるのは、プリンター。これはキャノンのレーザーショットでモノクロを未だに使っている。パソコンになってからずっとだから、もう10年は優に超えている代物だ。文字印刷だけしかない私には、これで十分なのである。
 そして、このパソコンコーナー環境を作っているものは、いちばん古いもので大正15年の机。パソコン台にしている板は戦前のもの。その足にしているものは、30年前のステレオスピーカーの木製台。キーボードの台も戦前の真四角い座卓だ。

「結構、あるある!」(と、内心、結構、負けてないじゃない、と思うのだが、甘い、甘い、のである)

 特筆すべきは、特別なお出かけのときにはめる時計だ。これは母からもらったオメガの手巻き時計。希少価値がでているので、滅多にはめないことにしているお宝だ。お出かけの前にネジを巻くと、何日間かは、正確に時を刻んでくれる。現役である。

 鈴木孝夫氏と張り合ったら、戦う前から負けは明白だが、使えるものは多い。

 
 さぁ、ググッと下腹に力を入れて、いただいた本の続きを読むとしよう。
 半端じゃないのよ、鈴木家の暮らしは!
コメント (1)
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