もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

伊佐爾波神社(いざにはじんじゃ)

2023年03月15日 | 歴史探歩

道後温泉を訪ねる度に気になっていたこの神社、やっと思い切って訪ねることにした。

 

道後の温泉街近くに大鳥居が立ち、見上げる先に社殿らしきものが遠望できる。

 

標柱の前に立って見挙げるに、この急勾配である。
さらに加工の荒い石で階段が作られているので、足元が極めて悪い。
何度か訪れた時に、雨だったことが多い記憶も残る。
雨天時この階段は危ないよね!

 

標柱に辿り着いたところで振り返るとこの景色。
勾配のきつさが半端ではないことが分かる。
階段の先、市街地へ向かう道路が、目の錯覚だろうが急こう配の登りに見える。

 

拝殿は「岩清水八幡宮」や「宇佐神宮」などと同じようなこの造り。
由緒書きにも日本三大八幡宮の一社に数えられるとある。

 

本殿は「前殿」と「後殿」と呼ばれる流れ屋根が二つ、寄り添うように建っている。
神様は昼は「前殿」に、夜は「後殿」に鎮座されているのだとか・・・

御祭神は「応神天皇」「仲哀天皇」「神功皇后」の八幡三神と「三柱姫大神(市杵島姫命・端津姫命・田心姫命)」

 

本殿は檜皮葺・流れ造の美しいものだが、金に塗られた柱は異様に細く感じられる。
さらに棟持柱ではなく、中央の柱は途中に「舟肘木」「蟇股」「獅子噛」を介して、棟を支える形になっている。

 

9間の後殿も柱間の幅が、大小二通りになっているのが珍しい。

 

道後温泉街中の高名な外湯:椿の湯がよく似た造りになってい居るのは、この神社の影響を受けたものか?

因みに松山市の花は「やぶ椿」である。

湯築城の河野氏が鎮守として建立した現在の建物は、国重文由緒ある建物で一見の価値がある。

コメント
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