前日雨の中、石の参道を2446段を登って、出羽神社を参拝したダメージが脚に残っていないかと心配したが、とりあえずは大丈夫みたい。
出羽三山の内残るは月山のみ、最終日で旅の終わりも間近、名残惜しさが朝からちょっぴり…
この景色は怒涛逆巻く日本海ではなく、月山八合目から下界を臨んだら雲海だったのです。
この日は羽黒山とは別の山伏ガイドが名調子で、紅葉と高山植物と月山の蘊蓄をたっぷり…
木道のその先に月山が姿を見せていたが、この日も小粒ながら絶え間なく雨粒が降り注ぐ。
誰が悪いのか、石段登りと山歩きの両日とも本降りの雨。
月山が遥拝できたのは奇跡的と言って良いのだはないか?
月山八合目一帯は高山にある湿地帯で、地元では尾瀬沼に匹敵する美しさと豪語する。
草紅葉の中に池塘が散在する光景は、標高1500m地帯とはとても思えない。
すっかり落葉して実だけになったナナカマド。
月読命を祀る月山中宮神社、寄棟、妻入りの神社はすでに閉じられて冬籠り。
出羽三山をすべて参詣したが、運悪く此処では御朱印を戴けなかった。
コロナ禍で例年より早く閉じられたようで、少し残念な気持ちになった。
過去、死後、夜の世界を差配する月読命にも意を通じたかったなぁ~。
でも幾ら豪雪地帯とは云え社殿の屋根が瓦棒とは、ちょっといただけません。