もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

白壁の町柳井Ⅱ

2011年06月26日 | 歴史探歩

 釈迦三尊仏が納められている瑞相寺の仏堂、寄棟屋根の一方を前方に伸ばして、向背を形造るという風変わりな建物。
 新築された十王堂と寺が運営する保育園に挟まれて、ちと苦しそうに見えるが…


 向かって右が十王堂、左が保育園の壁

 

 重要文化財“国森家”を案内して下さる当代の女将さん、背後に見える横桟が入った隠し扉を閉めると、2階に上がる階段が完全に隠れ
  てしまう。
 2階には隠した、金銀財宝が一杯だったのか?

 

 重要文化財を維持するための修理費用分担明細が公開されている。このような物に始めてお目に掛かった。


 2階窓から奥方向を展望すると、京風の坪庭がしつらえられている。奥行90メートルに亘って建屋が続く。


 隠し窓から表通りを見れば…

 

 当代女将の手になる書、清風と号す。華奢な体つきからは想像できない力強い筆致!
 ちなみに現在2楷の隠し蔵には、金目のものは何一つ残されていないと云う。

コメント
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