今年、久しぶりに買った4冊の本の一冊。
第138回で、「乳と卵」の川上 末映子さんが、芥川賞を、
「私の男」の桜庭 一樹さんが、直木賞を受賞して、
話題となった本です。
私の読書タイムは、病院の待ち時間ですので、
買ってすぐに読むことは出来ませんでしたが、待ち時間を
利用して、やっと、読み終わったのでした。
二人の本の表題にも、驚きを覚えたものです。
「黒い冬の海と、親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった」
と書かれていました。
内容は
地震災害で、家族を失った幼い少女が、親戚の若い男性に引き取られ、
養子縁組をして親子となるけど、男女の仲となり、生活を続けている。
その秘密を知った人を、殺してしまう殺人もからむ。
その娘の結婚するところから、物語は始まるが、
物語は過去にさかのぼって、内容が明らかになっていく。
読んだ人なりの思い、感じ方は様々と思いますけど、
このようなことは、現実には有るのだろうと、思い知らされました。
4月下旬に行った、茨城県・フラワーパークにて
花で作られた「鳥」?の姿です。