<やっと、巨人も満開だ!>
昨晩はいつもの居酒屋で“呑み同志”のS二郎氏と呑んだ。ここのマスターは開幕以来、目下5連敗中の巨人ファンである。8時に店に入ったのだが、その時点ではTVのスイッチはオフであった。(一応?)巨人ファンの小生を見て、マスターが
「TVつけます?」
と聞いてきた。表情から察するに今日も負けているな、と思った。不安ではあったが、
「どうせなら、つけましょう。」
というとスイッチを入れてくれた。
出てきた画面を見てガックリ。6回で1-5で中日に負けている。しかも、マウンドには川上憲伸がいる。こりゃだめだわ。6連敗だ。マスターがTVを消していたわけがわかった。他のお客さんが言う。
「マスター、元気ないよ。消しちゃえよ。」
「いや、逆転するかもわからんから、つけておく。」とマスター。
ということで、負け試合をチラチラ眺めながら呑んでいた。7回裏。阿部、坂本の連打で無死一、二塁のチャンスを作りながら、脇谷、代打木村が凡退。あーあ、この回もだめか。と思っていたら由伸がやってくれました。一点差に迫る見事なスリーラン。
やったぁー。店内もどよめく。
「マスターなんかおごれぇー」
と先ほど「消してしまえ」と言っていた客が叫ぶ。次打者の亀井も打った瞬間に判る特大ホームランを放つ。同点だ。再び、
やったぁー!おごれー!
の合唱だ。ふと、1985年の槙原が阪神にやられたバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が脳裏をよぎる。まさかな~。でも小笠原なら、やるかも。と思ってみていると小笠原の一閃が弾き飛ばした打球がライトポール際へ吸い込まれる。
やったぁー!3連発だ!逆転だぁ!
なんかおごれー!
三度目の大合唱が店内を揺らす。
8回豊田、9回クルーンがキッチリ押さえ、6-5で逃げ切る。5連敗からの抜け出し方としてはこれ以上ない、最高の勝ち方でした。
嬉しさあまって、呑みすぎた。S二郎氏と何を話したか?最後の方はあまり覚えていない。マスター、なんかおごってくれたのかなぁ?
追伸・・・調べたら85年の“3連発”も七回裏の出来事で、一挙に5点取って阪神が逆転した。最終のスコアも6-5で同じだ。その年、阪神はペナントと日本シリーズを制している。これも“同じ”だといいが。
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