日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

サクラ…散る…。

2017-04-12 08:55:01 | 日本語学校
晴れ。

綿飴を引き延ばしたような雲が、春らしい淡々とした青空を流れていきます。見ていると、「サクラ(桜)」の花びらが風に誘われて、柔らかく弧を描くように降ってきます。けれども、昨日は雨でした。散り敷いたサクラの花びらを…、これじゃあ、拾おうとする人もいないでしょうと見てしまいます。

子供の頃は、「モミジ」が散った後、木の葉のお布団と言って、その中に潜り込んで遊んだものでした。そして、「サクラ」の花びらも、何となく集めたくなるような存在でした。堆く積んで、その高さ、量を競う…。今となれば、それはもやは贅沢な遊び…でした。

そんなこんなで地面の上の「サクラ」の花びらを見ていますと、そのかたわらに「スギナ(杉菜)」の子が、もう立派な「スギナ」になって立っています。「ヤエムグラ(八重葎)」も、「カタバミ」も花をつけ、タンポポも、雨に打たれた後、小首を傾げるようにして花をつけています。

もう「サクラ」が終われば、緑の葉に覆われ、あt初夏と言ってもよい時期となるのでしょうね。なんだか寂しいような、それでいて街が明るくなるのが待たれるような、そんな春の終わりとなりそうです。

さて、学校です。

休みの間、咲いていた鉢植えの花が、職員会議の昨日、ふと見ると、みんな散っていました。もう少し頑張ってくれたら、花好きな何人かの教員が喜んでくれたでしょうに、少し申し訳ないような気持ちになりました(愉しんでいたのはこっちだけでしたから)。

けれども、もう別の鉢では初夏の花が開く準備をしています。季節は移っていくもので、心残りは多少あっても、心はだんだんと新しいものの方へ行ってしまう。そうやって人はあきらめを学ぶのかもしれません。

昨日の職員会議は、全員揃い、久しぶりの賑やかな会となりました。そして会の終わり、それぞれが近況報告をしたのですが、皆さん、いろいろあったようですね。そうか、そうか、それで、おなかいっぱいになるほどのお土産があったのかと、頭より先におなかが納得していました。

教員が多いと、学生も話が出来る教員を選ぶことが出来ます。おそらくは、「何となく合わない」くらいのものなのでしょうが、それが相性というもので、なかなか合わすことができない教員とずっと一緒だと学生の方も疲れてしまいます。

もちろん、教員もそれを考えながら、対応しているのですが、人(教員)が多いと、一人では目が届かないところに、他の教員の目が届き、学生が救われるということもあります。
それがいいのでしょうね。一日の授業のうち、九十分、九十分のどちらがで多少面白くなくとも、もう一つの方で救われる。だから毎日来ることができる。きっとそうなのでしょうね。

日々是好日
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