イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口~北港釣り公園前釣行

2022年05月31日 | 2022釣り
場所:紀ノ川河口~北港釣り公園前
条件:大潮 5:55満潮
釣果:アマダイ 4匹

まだアマダイブームは続いている。本来なら大きい方の船のローテーションなのだが、今日もお昼前に病院に行かねばならない。それならば必然的にアマダイ狙いに決定だ。

今日のプランは前回はじめてアマダイを釣り上げた日とおなじだ。朝一に紀ノ川河口でルアーを投げてから釣り公園の前を目指す。

今日も夜が明けるのが早い。おまけにアマダイ用のエサを持って出るのを忘れて家に引き返す羽目になったり、いつも通っている踏切が工事中で迂回したりして出港する頃にはかなり明るくなってしまっていた。



しかし、昨夜はかなり雨が降っていたのに工事は予定通り行われるものなのだと鉄道会社の非情さには驚いた。

 

そしてその雨が気になる。真水が出ていて釣りにはならないのではないのだろうかという心配だ。道中の海面を見てみると濁りはないようだが、海面に真水の層ができていると魚は浮いてこないのではないだろうかと思ったりするのである。
どちらにしてもこういう日にもやってみてダメならダメで情報の蓄積にはなる。そして、岸からは今日もキャスティングのアングラーが数人いるのだからまったく釣れない日だということでもないようだ。もっとも、彼らの中でトップウォータールアーを使っているやつはいないとは思うが・・。



そういう不安な状況でスタートをしたのだが、間もなく魚がルアーをチェイスしはじめた。今日も魚はいるようだ。しかも、何度もルアーを追いかけてくる。これは小さい魚だったが時には水面に大きくジャンプするし、そこそこ大きいやつが水面にボコッと出てくる。しかし、まったくフッキングに至らない。これだけ追いかけてくれば1匹くらいヒットしてもよさそうなものだが、これは昨日の雨の影響だろうか・・。



しかし、魚が釣れなくても海面にボコッと出てくるだけでちむどんどんする。この釣りは面白い。
もう少し続けてみようかと思ったけれども、遅くとも午前9時には港に戻らねばならないので午前5時16分にここを後にしてアマダイのポイントに向かった。

今日もあの老人が歳の離れた客人を乗せて沖に向かっていく姿を見つけた。やはりこちらを見る気配はなく、しかし、あの人の癖なの今日もかなり岸寄りを走り抜けていった。同じ客人なのか毎回違うのかもわからないが、僕がここにいる日に限って釣りに出ているわけでもあるまいし、同世代でもなさそうな人を乗せて頻繁に釣りに出るというのは、モグリで遊漁船でもやっていたりするのだろうか・・。

そんなことを考えながらアマダイがいるかもしれないポイントへ移動。
今日は過去2回からエサを変えてみた。前回の湯浅湾では釣れた型が小さかったのはエサが小さかったせいではないかと考え、業務スーパーで「海エビ1パック299円税抜き」というのを買ってみた。今日はそれを半パック持参してきた。
さて、こんなもので魚は釣れるのだろうか・・。

海は穏やかでわずかに北からの風が吹いている程度だ。潮の流れもほとんどなく、船は風に流されて北から南のほうに移動してゆく。できるだけ広範囲を探りたいと考え、前回釣った場所よりもかなり北に船をもっていきエンジンを切った。



すぐにはアタリはなかったが、ふた流し目くらいだっただろうか、アタリが出た。おお、今日も魚は居るようだ。
しかし、大きさは30センチ足らず。オキアミのときとあまり変わらない大きさだ。エサの大きさではそれほどの変化はないのかもしれない。
とりあえずボウズはなくなったので気分は楽になったので少し冒険をしようと海は穏やかでもあったのでさらに沖を目指すことにした。といっても住金の一文字の少し南西くらいというところなのだが・・。そしてまたアタリが出た。今度は少し大きい。40センチ近くあるだろうか。そしてまたアタリ。今度も同じくらいだ。そうなってくるとやはりエサの大きさと魚の大きさは比例すると考えてもいいのではないかと思えてくる。

午前7時半を回ったころになるとゆっくりしか動いていない潮がほとんど動かなくなってしまった。あまり早すぎると底が取れないが仕掛けが垂直に落ちるとこれまた釣れない気がする。それにテンビン仕掛けだとこういう状況ではテンビンに仕掛けがからまってしまう。
3匹あれば叔父さんの家に持っていけるし病院に行く準備もあるからと午前8時を前に終了しようとしたら・・、
運のいい日とはこんなもので、仕掛けを回収している途中で何かが喰ってきた。湯浅湾の例だとこんな状態で喰ってくるのはサバフグなのだが、なんとこれもアマダイであった。
これもまずまずのサイズであった。おそらく海底から3~5メートルくらいの位置で喰ってきたのだと思うが、海底に穴を掘って住んでいるという魚がエサを追ってこんなに上に上がってくるというのは、確かにタイラバで釣ることができるというのに納得した。

この時間だと叔父さんの家の円卓会議に間に合う。今日はちょっと自慢ができそうだ。
メンバーの中に、あの魚は釣っても美味しくないとか、こんな魚いくらでも釣れるとか言っている毒舌の構成員のじいさんがいるのだが、さすがに、今日はええの釣れてるやないかという一言で終わってしまった。やはりわかる人がみれば魚の値打ちというのはわかるのだ。

お昼前に病院に行き、午後からは少し離れた場所に住んでいる奥さんの叔母さんの家に魚を届けたのだけれども、途中処方箋を薬局に出して帰りに薬を買って帰るように言いつかったのであったが、行きでは薬局に寄るのを忘れて途中で引き返し、帰りには買うのを忘れて家まで帰ってきてしまった。朝もエサを持って出るのを忘れて途中で引き返したのだが、もう、物忘れがひどすぎる。ついでにいうなら、先日船を上架したとき、スロープの使用料を支払うのを忘れて引き返すという失態も演じているのである。どれもこれも数分前にはこれをやらねばと頭のなかでは反芻を繰り返しているのに5秒後にはそれを忘却してしまうのである。
こういう事については何の対処法もないのだろうか・・?悲しい・・。



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