場所:加太沖
条件:中潮 3:40満潮 9:30干潮
潮流:4:18上り2.1ノット最強 7:43転流 10:44下り2.2ノット最強
釣果:ハマチ1匹 カスゴ1匹
一昨日までの天気予報では今日は雨ということになっていたので安息日にしようと思っていたのだが、昨日の予報で午前中は雨が降らないと変わってきた。
一昨日はイカ釣りに行っていて、昨日は友人の船の引っ越しを手伝っていたのでいい休養になると思っていたのだが雨が降らないとなると行かないわけにはいかない。
おまけに昨日の夜、日付が変わった頃から立て続けに3回地震がおこり、ほとんど寝ていないのでかなり疲れているのだ・・。
午前4時半に起床して友ヶ島のリアルタイムの風速を見てみると6メートルの風が吹いている。これは釣りができるギリギリの風速だ。雨雲の様子を見てみると、予報通り当面は降りそうではない。とりあえず港までは行ってみようと服を着替え家を出るとわずかだが雨が降ってきた。内心、これでもう一度布団に入れるとホッとするのだが、バイクの周りをグルグル回っているうちにまったく気にならないくらいの降りかたになってきた。これでまたとりあえず港まで行くことにした。
一昨日に比べると雲が多いおかげであまり寒さは感じない。
港には岸辺の哲学者がいつものように佇んでいた。
大概はじっと見つめているとどこかに飛び立ってしまうのだが、今日はなぜだかまったく動かない。写真に収めることができたのは初めてではないだろうか。
港は無風。橋を越えた港内は東の風で少し波立っている。一文字の切れ目を抜けるとまたべた凪だ。やっぱり来てみてよかったと思ったが、田倉崎を越えるとかなりの風が吹いている。
家に帰ってその頃のリアルタイムでの風速を見てみたら北東の風7メートル。まったくこの通りの吹き方だ。
カワハギも釣りたいなと思い、イソメを買おうかどうか悩んだのだが雨も風も心配で、買ったもののほとんど捨ててしまうというのはもったいないので今日はサビキと高仕掛けだけにしておこうと考えたのは正しい選択であった。と思ったものの、実は今日、カワハギ狙いで出た人たちはけっこうな釣果を上げていたらしい・・。
加太に到着した時点ではまだ上りの潮が残っているはずなのでまずは高仕掛けで真鯛を探ってみて、下りに入ってから大和堆ポイントでアジサバを狙おうと考えていた。
四国ポイントからテッパンポイントに向かうラインを魚探を見ながら移動しているとテッパンポイントの手前で反応が出てきた。
ここで釣りを始める準備をし始めたのだが、風が強すぎてスパンカーのブームを広げることができない。風は強いが潮はほとんど流れていない。あれまあ、これで魚が釣れるのだろうかと最初から戦意は消失してしまった。
しかし、そんな中、アタリがあった。
仕掛けが浮き上がるようなアタリだったのでこれは青物だろう。上がってきたのは小さなハマチだ。
とりあえずはボウズは免れた。
その後はあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。アタリはまったくない。
後半は大和堆ポイントだと考えていたので、沖ノ島方面に向かっていたのだが、この海域は北風がすごい。ちょっと恐怖を感じるくらいだ。
この頃のリアルタイム風速は7メートル。これは厳しいと大和堆ポイントに行くのはあきらめ、いつでも風裏に逃げ込めるよう田倉崎に移動。風が吹く谷間であったのかどうか、ここに来いたときにはまったく風の強さは気にならない程度に治まっていた。
ここでもなにやら魚の反応はある。しばらくすると、大きなアタリ。仕掛けが海底についてすぐにアタってきた。型は小さいが一応真鯛だ。
魚探の反応も海底付近で、こういったアタり方であったということは、きっとサビキ仕掛けに変更したほうがよかったのかもしれないが、釣りができる残り時間はわずかで、僕が作るサビキ仕掛けは1回使うだけで鉤が錆びてしまう。要は、仕掛けがもったいないということなのだが、あとから考えるとここでサビキ仕掛けに変えておけばもう少し何かが釣れたのではないかと悔やんでしまったのである。
午前9時を前にして風は再び強くなってきた。このまま釣りを続けても大して数は伸びないと考えてそのまま釣りを終了。
釣りを始めてから終了までは約2時間。ポイントの移動の時間を差っ引けば仕掛けを下していた時間はわずか1時間足らずというところだろう。たったこれだけの時間では2匹しか釣れないというのは仕方がないというかなんというか・・・。ちょっと海が荒れ気味だとはいえ、もう少し粘りの釣りをしないとまともな釣果を得られないのだろうなと反省するのである。
帰途に大型のばら積み船が停泊していたので周辺を回ってプリムソル・ラインを探してみた。
確かに本に載っていたものとまったく同じマークを見つけることができた。このラインが船員さんの命を守っているのである。
丸によこ棒(積み荷が均等に積まれていて水平を保っているかどうかのチェックマークだそうだ。)のマークのNKというのは日本海事協会のイニシャルで、この船は日本船籍であるという表示だそうである。
この船のデータを調べてみると、全長299.95m、全幅50.00m、総屯数108,100屯だそうだ。波動エンジンのスラスター部分を除くとほぼ宇宙戦艦ヤマトと同じサイズだ。
う~ん、これでイスカンダル星まで行くのかと思うとやはりあの航海は大冒険であったと感慨無量になるのである。
ハマチは叔父さんの家に持っていき、残ったカスゴは久々の清蒸にした。たまたま家に紹興酒があったので今日は本格的中華風に仕上げてみた。
確かに日本酒で作るよりもコクが出る。
師は釣った魚をたべるとき、一度はその魚をこの料理で食べると書いていたが、今日のカスゴの清蒸はその味に近かったのではないかと思うのである。
条件:中潮 3:40満潮 9:30干潮
潮流:4:18上り2.1ノット最強 7:43転流 10:44下り2.2ノット最強
釣果:ハマチ1匹 カスゴ1匹
一昨日までの天気予報では今日は雨ということになっていたので安息日にしようと思っていたのだが、昨日の予報で午前中は雨が降らないと変わってきた。
一昨日はイカ釣りに行っていて、昨日は友人の船の引っ越しを手伝っていたのでいい休養になると思っていたのだが雨が降らないとなると行かないわけにはいかない。
おまけに昨日の夜、日付が変わった頃から立て続けに3回地震がおこり、ほとんど寝ていないのでかなり疲れているのだ・・。
午前4時半に起床して友ヶ島のリアルタイムの風速を見てみると6メートルの風が吹いている。これは釣りができるギリギリの風速だ。雨雲の様子を見てみると、予報通り当面は降りそうではない。とりあえず港までは行ってみようと服を着替え家を出るとわずかだが雨が降ってきた。内心、これでもう一度布団に入れるとホッとするのだが、バイクの周りをグルグル回っているうちにまったく気にならないくらいの降りかたになってきた。これでまたとりあえず港まで行くことにした。
一昨日に比べると雲が多いおかげであまり寒さは感じない。
港には岸辺の哲学者がいつものように佇んでいた。
大概はじっと見つめているとどこかに飛び立ってしまうのだが、今日はなぜだかまったく動かない。写真に収めることができたのは初めてではないだろうか。
港は無風。橋を越えた港内は東の風で少し波立っている。一文字の切れ目を抜けるとまたべた凪だ。やっぱり来てみてよかったと思ったが、田倉崎を越えるとかなりの風が吹いている。
家に帰ってその頃のリアルタイムでの風速を見てみたら北東の風7メートル。まったくこの通りの吹き方だ。
カワハギも釣りたいなと思い、イソメを買おうかどうか悩んだのだが雨も風も心配で、買ったもののほとんど捨ててしまうというのはもったいないので今日はサビキと高仕掛けだけにしておこうと考えたのは正しい選択であった。と思ったものの、実は今日、カワハギ狙いで出た人たちはけっこうな釣果を上げていたらしい・・。
加太に到着した時点ではまだ上りの潮が残っているはずなのでまずは高仕掛けで真鯛を探ってみて、下りに入ってから大和堆ポイントでアジサバを狙おうと考えていた。
四国ポイントからテッパンポイントに向かうラインを魚探を見ながら移動しているとテッパンポイントの手前で反応が出てきた。
ここで釣りを始める準備をし始めたのだが、風が強すぎてスパンカーのブームを広げることができない。風は強いが潮はほとんど流れていない。あれまあ、これで魚が釣れるのだろうかと最初から戦意は消失してしまった。
しかし、そんな中、アタリがあった。
仕掛けが浮き上がるようなアタリだったのでこれは青物だろう。上がってきたのは小さなハマチだ。
とりあえずはボウズは免れた。
その後はあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。アタリはまったくない。
後半は大和堆ポイントだと考えていたので、沖ノ島方面に向かっていたのだが、この海域は北風がすごい。ちょっと恐怖を感じるくらいだ。
この頃のリアルタイム風速は7メートル。これは厳しいと大和堆ポイントに行くのはあきらめ、いつでも風裏に逃げ込めるよう田倉崎に移動。風が吹く谷間であったのかどうか、ここに来いたときにはまったく風の強さは気にならない程度に治まっていた。
ここでもなにやら魚の反応はある。しばらくすると、大きなアタリ。仕掛けが海底についてすぐにアタってきた。型は小さいが一応真鯛だ。
魚探の反応も海底付近で、こういったアタり方であったということは、きっとサビキ仕掛けに変更したほうがよかったのかもしれないが、釣りができる残り時間はわずかで、僕が作るサビキ仕掛けは1回使うだけで鉤が錆びてしまう。要は、仕掛けがもったいないということなのだが、あとから考えるとここでサビキ仕掛けに変えておけばもう少し何かが釣れたのではないかと悔やんでしまったのである。
午前9時を前にして風は再び強くなってきた。このまま釣りを続けても大して数は伸びないと考えてそのまま釣りを終了。
釣りを始めてから終了までは約2時間。ポイントの移動の時間を差っ引けば仕掛けを下していた時間はわずか1時間足らずというところだろう。たったこれだけの時間では2匹しか釣れないというのは仕方がないというかなんというか・・・。ちょっと海が荒れ気味だとはいえ、もう少し粘りの釣りをしないとまともな釣果を得られないのだろうなと反省するのである。
帰途に大型のばら積み船が停泊していたので周辺を回ってプリムソル・ラインを探してみた。
確かに本に載っていたものとまったく同じマークを見つけることができた。このラインが船員さんの命を守っているのである。
丸によこ棒(積み荷が均等に積まれていて水平を保っているかどうかのチェックマークだそうだ。)のマークのNKというのは日本海事協会のイニシャルで、この船は日本船籍であるという表示だそうである。
この船のデータを調べてみると、全長299.95m、全幅50.00m、総屯数108,100屯だそうだ。波動エンジンのスラスター部分を除くとほぼ宇宙戦艦ヤマトと同じサイズだ。
う~ん、これでイスカンダル星まで行くのかと思うとやはりあの航海は大冒険であったと感慨無量になるのである。
ハマチは叔父さんの家に持っていき、残ったカスゴは久々の清蒸にした。たまたま家に紹興酒があったので今日は本格的中華風に仕上げてみた。
確かに日本酒で作るよりもコクが出る。
師は釣った魚をたべるとき、一度はその魚をこの料理で食べると書いていたが、今日のカスゴの清蒸はその味に近かったのではないかと思うのである。
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