イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2022年11月18日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:長潮 7:33干潮
釣果:コウイカ 1匹

今日は平日だが、母親を病院へ連れてゆかねばならず有給休暇を取った。今の仕事も大した仕事ではなく、それをきちんとやったからといって人事考課の評価が上がるわけでもなくもちろん給料も下がりはすれど上がることはまったくない。楽しみといえば有給休暇をどれだけ消化できるかということだけである。
だから何かと理由をつけて今日も有給休暇を取るのである。

予約時間は午後12時。それまでは自由な時間だ。これだけの時間があればコウイカに行ける。と思ったが、予想に反して風が強く、潮も緩かったのか、かなりの苦戦であった。
おまけに、港にやってきてからカメラを持ってくるのを忘れたことに気付いたり、あまりの寒さに対応できずにブルブル震えていたりとへまばかりをしてしまっていた。
ということで、今日は全部スマホでの撮影だ。スマホはどうも使いにくい。これがひとつ目のへまだ。

朝は明るくなってから出港しようと思っていたので、港に到着したのは午前6時。エンジンを温めたり、仕掛けのセットをしていると航海灯は必要ないくらいの明るさになってきた。



それほど風は吹いていないと思っていたが、鉄鋼団地の前を通ると港内でもかなりの風波が出ていた。小船では厳しいなと思っていたが、風は東風、一文字の切れ目を抜けると今度はべた凪業態になっていた。長潮なので潮は動かないと考えていたのでできるだけ沖、新々波止のさらに沖まで行ってみようと思っていたのでこれなら楽勝だと一気に沖を目指すと、再び風波が強くなってきた。



船もかなり流されているので、以前、この方法はいいのじゃないかと思っていたコンクリートブロックをロープに括り付けて沈めるという方法を試してみた。確かにこれはいい方法だ。25号のオモリで底が取れない状態だったがきちんと底が取れるようになった。あとは、仕掛けのすぐ近くにコンクリートブロックが浮いていてもイカは警戒心を持たないものだろうかと心配していたがそれは杞憂だった。間もなくアタリがあった。これは幸先がいいではないかと思ったが途中でバレてしまった。イカを釣っていてバラすということはあまりないのだが、今日はその後もそういうことが度々あった。潮が動かないわりに船はかなりの速度で流されるのでしっかりスッテを抱きかかえてくれないのかもしれない。
この場所で粘ればいいのかもしれないが、船があまりにも早く流れてゆくので少し陸の方に移動。新々波止の中ほどのところまで来ると流れは穏やかだ。コンクリートブロックがなくても底が取れる。
ここでふたつ目のへまをやってしまった。和歌山市の今朝の最低気温は今季最低の7.9度、おまけに海上はかなりの風が吹いているので体感温度はもっと低いだろう。そんな中でロープの引き上げを手袋をしたままやってしまった。海水で濡れた手袋は気化熱を奪い指先はもうダメと思うほど冷たくなる。もともと、カッパの上下だけでは寒くてたまらないと感じていたので気持ちはどんどん萎えてゆく。アタリも最初のバラしからいっこうになく、その気持ちに拍車がかかる。渡船屋は今週、連休しているので港は無人だ。焚火の用意を持ってくればよかったと後悔した。こんなに寒くてアタリもないのなら港で焚火をやっていたほうが楽しいではないか・・。

どこに移動してもアタリがなく、ここが最後と新々波止の元の切れ目跡の前に移動するとやっとアタリ。今度は大きそうだとリールを巻いているとフッと軽くなってしまった。またバラしたかと思ったらスッテを持っていかれてしまっていた。



これが三つ目のへま・・。フロロの3号なのでめったに切れるものではないが、去年から使っているものをラインの取り換えもしないでそのまま使っていたのでラインが弱っていたのかもしれない。貴重なスッテを失ってしまった。そういえば、以前にも同じようなへまをしているのを思い出した。
僕はまったく進歩のない人間だ・・。

スッテはまだひとつ残っているのでそのまま釣りを続けると、このポイント周辺はけっこうアタリがある。しかし、冒頭に書いた通り、合わせを入れても一瞬重さを感じるが、すぐに抜けてしまう。そんなことの繰り返しだ。
やっとしっかり鉤掛かりがしたと思ったら上がってきたイカはサイズが小さい。その後、すぐにアタリがあったが今度は小さなタコ。さすがにこれは小さすぎるのでお帰り願った。



まだ生エサを使っていた頃は何度かタコを釣った記憶はあるが、スッテで釣り上げたのは初めてだ。
ひょっとしてスッテを持って行ったのもタコだったのだろうか。タコなら少しサイズが大きいと3号では持たなかったのかもしれない。それなら納得がいくのだが・・。

その後はアタリもなく、予定通り午前9時に終了。
家に帰っても手の冷たさは治まらず、イカをさばく手元が狂って墨袋を破いてしまった。四つ目のへまだ・・。


早めの昼食を食べて病院に向かう。検査待ちの間、待合室でじっとしているのももったいないので徒歩で中古の釣具屋へ行ってみた。



たかだか10分ほどの行程だが、やっぱり途中で息が上がってめまいがする。
これは母親の検査の前に僕が検査を受けたほうがいいのではないかとも思ったりするのだが、こんなに待つくらいなら僕は御免だといつも思うのである・・。



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