イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

山菜採り Ⅱ

2015年04月28日 | Weblog
今日も山菜採りだ。

海に行っても魚を釣る自信がなくなってしまった。海がダメなら山に向かう。
山もどんどん季節が進み早くしないと置いてきぼりにされてしまう。
母は叔父の四十九日法要で今日の山行きはキャンセル。ひとりでの出撃だ。

午後は少しやりたいことがあるので朝は5時半に出発。通勤車両もなくちょっと別世界の雰囲気だ。



午前6時過ぎに生石山到着。今日は南の斜面に取り付いてワラビ採りを開始。



この1週間、急激に気温が上がったせいか、茎が太くならずに一気に伸びてしまったのか、細い個体ばかりだ。多くの個体はすでに葉を出してしまっている。



気候は急激に変化せずに穏やかに移ろってもらいたいものだ。このままだとゴールデンウィーク明けには伸びきってしまうのではないかと心配だ。

とりあえず時間までひたすらワラビを採り続け、コシアブラのポイントに移動し、最後はヤマウドポイントへ。
やはりヤマウドは難しい。土から出てきた小さな葉っぱをイメージして、また去年の茎のからを探しながら地面をなめまわすように探すがなかなか見つからない。
多分手付かずの株を探し当てたのはこの株ひとつだけ。でも大きな株で3本、それも茎の白くて太いヤマウドを採ることができた。



あとは誰かが掘ったあとに出てきた芽を少しだけ摘み取って今日は終了。


コシアブラもヤマウドも今日で最後だろう。
今年も春が行ってしまう。これはこれで寂しいものだが、また夏の釣りがはじまる。これはこれで楽しみだ。
毎年毎年、ただのくり返しといえばそれまでだが、この1年が待ち遠しくてそれを楽しみにできる今の生活がありがたいのだ。
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加太沖釣行

2015年04月25日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:小潮 9:35満潮
潮流:9:14転流 11:42上り0.7ノット最強
釣果:ガシラ11匹

天気が安定してきて週一での釣行だ。いい調子だ。

今日も快晴で無風。
加太までは快調なクルージングだ。



しかし釣果は全然。
潮は小さいが昼前に上り潮なのでチャンスがあるかと思ったのだが高仕掛けにはまったくアタリがなかった。

やっぱり釣れないのか、土曜日だというのにほとんど船が出ていない。みんなよく知っている。



よくよく考えれば今日は難しい日だとわかるのだが、ガシラの釣り方を少し覚えたものだからボウズは無いと考えるとついつい行きたくなってしまう。
そして、先にガシラを釣ってしまうとこれで安心と満足してしまい、その後の高仕掛けに身が入らない。人の志とはどんどん低いほうに流れていってしまう。

潮は緩いとはいえ、中ノ瀬戸はそこそこ流れている。普段の潮なら早すぎて太刀打ちできないが今日はうまく流せる。かけ上がりに合わせてオモリを岩にこすりながら仕掛けを引き上げるという高等テクニックも使ってみたがやっぱりアタリがない。
だいたいこんな場所でしかも土曜日に船を流していても帝国軍がロックオンしてこないのだから魚が釣れないということに関し、すべてが僕の技術の未熟さが要因になっているというわけではないだろう。

午前11時を過ぎて帝国軍も戦いを終えて母港に引き上げてゆく。



僕もロスタイムを待たずに終了した。


民間人を乗せた帝国軍の輸送船は満員だ。
本物の帝国軍の遺構が有名になって観光客も増えているのだろう。どんな理由であれ人がやってくるというのはいいことだ。



ここの運賃表には(片道1000円)という表記があるが、わざわざそう書かなくてもみんな往復分しか買わないのではないか。どうせ書くなら、「行きはタダ、帰りは2000円」って書いたほうがおちゃめなのではないだろうか。ぜひそうしてほしい。









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山菜を採りに行く

2015年04月21日 | Weblog
今日はいよいよ生石山へ山菜採りだ。
食べて美味しいのはもちろんだが、高原を歩いてこれを見つけるというのが楽しいのだ。
長く続いた雨が止み、ふもとの景色は緑が濃い。僕がいつも食べている安物のラクトアイスではない超高級濃厚アイスクリーム抹茶味の色だ。



しかし、高原まで登ってみると霧にすっぽり覆われている。前回の田辺への釣行といい、僕の廻りは霧に覆われている。僕の人生も霧に覆われている・・・。



湿度が高く気温が低いというのは、山菜を採るのには最適の条件なのだと勝手に思いこんでいる。山菜もこんな環境なら自分が刈り取られたことがわからずにアクを出さないのではないのだろうかと思うのだ。

キャンプ場の前の駐車場に車を停めていざ、高原へ。
昭和10年、1935年生まれの母は今年も高原に降り立った。今年はどうしようかと思案をしていたが、「行くで。」というとやっぱり体がうずくようだ。ワカメ干しに使った竹の支柱を杖にしての参戦で足元はおぼつかなく、あと何年ここに来ることができるのだろうかと不安な気持ちもあるがそんな不安は先送りにして、今日は今日で楽しむのだ。



2年ぶりの山焼きで養分が豊富になったのか、去年より太くて立派なワラビが生えているようだ。





そこそこワラビを採ったので次の目的であるコシアブラの場所へ移動しようとしたら霧が深くて道がわからなくなった。こんなところに道がついていたかしらと不安に思いながら進むがやっぱり間違えている。こんなところで遭難したら恥ずかしいのでもとの道がわかるうちに引き返した。ちょうどそんなときに森に暮らすひまじんさんがお電話をくれた。「今どこですか?」ということで、「実は頂上付近だと思うのですが、道に迷ってしまったので引き返すところです・・。」と伝えると、大体わかるので合流しますとのこと。まもなく本当に霧の向こうから姿を現してくれた。
改めてワラビを採りながらコシアブラがある潅木の中に入っていったがまだ時期が早いのか、小さな芽しか出ていない。それに多分食べごろになっている先っちょの芽はすでに盗られてしまっているようだ。かろうじて2個だけ採集。



ひまじんさんの山荘の敷地のなかにもコシアブラがあるのでそれを採らせていただけるということで、もうひとつの目的であるヤマウドのポイントへ移動。
これを採るのは難しい。ひまじんさんご夫妻に見つけ方を教えていただくものの、お二人の探索能力の足元にも及ばない。
今日も、ここにありますよと教えていただいて掘らせてもらうばかりだ。



冬眠のカエルを掘り当てることができてもヤマウドは掘り当てることができない。



ご夫妻はどんどん芽を見つけてゆく。1回で食べきることができる量をはるかに超えているが、どうだ、美味そうだろう。と言わんばかりに土の中から少しだけ飛び出している芽をみるとどんどん採ってしまう。
際限がない。そんなこんなで今日は大収穫だ。

十分な山菜が採れたのでひまじんさんの山荘へお邪魔させていただいた。これも今日の楽しみだ。
山荘には薪ストーブが据えられていて、今日も中で火が踊っている。
薪ストーブというと、2時間ドラマかアウトドア雑誌のグラビアでしか見ることができないと思い込んでいるので本物を見ると感激してしまう。



ひまじんさん曰く、ストーブの前でウイスキーなんか飲んでいるとすごく気持ちがいいですよとのことだ。
男としてはあこがれるよな~。こんな生活・・・。
そして庭には巨大なタラノメの木が植わっている。
木が巨大なので芽も巨大だ。平地のコンペティターが山ほどいるところではこんなに大きくなることがない。



これもうらやましいよな~。食べたくなったら玄関を開けて10歩でタラノメが採れるのだから。
今年も僕達のために残しておいてくれたそうで、タラノメを頂戴し、コシアブラも採らせていただき、ミツバ、シイタケまでおみやげにいただいて帰路についた。
ありがとうございました。

夕飯は山菜三昧、
天ぷら、味噌和え、このほろ苦い味は体のなかの毒気が抜けていく気がする。
僕の心の霧も晴れてくれるだろうか・・・。
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加太沖釣行

2015年04月18日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:大潮 5:42満潮
潮流:6:26 上り1.9ノット最強 9:38転流 12:37 下り2.8ノット最強
釣果:カスゴ2匹 ガシラ12匹

今日は4月に入ってはじめての船釣りだ。
連休も取ったのにもかかわらず、すべての休みが雨模様だった。こんな年も珍しいだろう。
しかし、打って変わって今日は快晴。
黄砂のせいか、すこしもやがかかっているが、風はなく暑くも寒くもない。

 

上りの潮に合わせて早い目に出たつもりだったが出港前にはすでに明るくなってしまっていた。来週は午前4時過ぎに出発しなければならない。

田倉崎沖に到着したのは午前5時半過ぎ。まだ上りの潮が流れているはずなのでいつものテッパンポイントからスタート。
前回釣果があった薄いピンクに新たに購入した薄いオレンジを交互に使った。
アタリはすぐに出たがすぐにはずされてしまった。
次にアタリがあったのは午前8時過ぎ。小さいがボウズはなくなった。
今日はお昼前の下り潮まで粘りたいと考えているので、潮流が変わるまでガシラ釣りだ。
前回気をよくしたので、ここで確固たるテクニックを身につけガシラマイスターとしての道を歩みたいのだ。
それに、昨日鮮魚売場で売っているのを見てみると、2匹パックで1,000円の値段がついていた。相当な高級魚なのだ。

まずはテッパンポイントから近いカマウラで仕掛けを下ろしてみたがアタリがない。すぐにアタリがなければさっさと移動だ。
次は前回調子がよかったヘリポートの下へ移動。ここではポツポツアタリが出る。大きなアタリでカスゴが食ってきた。以前に落とした竿にもこんなのが食ってきていたのかもしれない。
ベラが多いのかフグでもいるのか、エサを盗られることが多く、今日は12匹でイワシの切り身がなくなった。
横ではルアー船がキャストをくりかえしている。ハマチなのだろうか、セイゴなのだろうか、けっこうな数を上げている。あんな釣りもやってみたいものだ。
しかし、あれもこれもなんてやっていると結局どっちつかずになってしまう。限られた時間で効率よくいろいろな釣りをしようと思ったら、加太のすべてを知りつくさなければならないのだろう。

エサがなくなったころにコイヅキにたくさんの船が集まりはじめた。



僕もその船団の中に参戦。
しかしアタリがない。
廻りでは真鯛を上げている船があるのに僕にはアタリがない。
ビニールのサイズを変えてもダメだ。かすかに1回アタリがあっただけだ。
ここはいつも流れが複雑だ。それを読む力がない。ビニールの色の選択ももっと考えなければならないのだろう。
これが本当の実力だ・・・。



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田辺湾釣行

2015年04月06日 | 2015釣り
場所:田辺湾 カグラ
条件:中潮 6:42満潮 13:03干潮
釣果:チヌ48センチ以下 6匹

本当は3月中に1回目を行っておきたかったのだが予定がどんどん延びて釣行が今日になってしまった。
といっても天気予報はまったくさえない。雨が降りそうだ。救いは昼まではなんとか持ちそうというところだ。

港に到着してみるとものすごい霧だ。港の出口の標識灯がうっすら見える程度であとは何も見えない。



船長は予定時刻に出てきてくれたがもうちょっと待ってくれとのこと。それはそうだろう、真っ暗の中この状態では自殺行為だ。
30分遅れで出港となったが多分30メートル先は見えていない。船長もゆっくりゆっくり船を走らせる。こんなときに怖いのは航行しているほかの船らしい。

渡礁をしても回りはまったく見えない。こんな景色で釣りをするのははじめてだ。
周りの白さを海面に映すのかその白さが邪魔をしてウキが見えない。おだんごくらぶの会長さんにもらった視認性のいいウキでもダメだ。仕方がないので僕が嫌いな寝ウキに切り替えて釣りを続けた。シルエットが大きい分だけまだ見えるのだ。
そうこうしているうちに雨が降ってきた。予報とは全然違うではないか。これでは先が思いやられる・・・。
紀州釣りでは雨が大敵だ。一応、ヌカダンゴは絶妙の水加減に調整しているので雨の水分が加わると硬く締まってしまうかそれを超えるとドロドロで握れなくなる。それに道具や服がこの上なく汚くなるのだ。

見えづらいウキを必死で見ていると潮はかなり速い速度で右(沖)から流れている。ポイントだと思っているところを過ぎた辺りで寝ウキがボコッと立ち上がった。
開始からわずか30分ほどで1匹目を釣り上げた。今日は幸先がいい。雨の日は嫌なのだが実は大概の魚の場合について、釣をするには好条件なのだ。
すぐあとにボラがヒット。今日はどこまで釣れるのか!!と思いきや、潮が右に流れ出しアタリが止まってっしまった。しかし雨は相変わらず止まらない・・・。

今日の潮は複雑だ。右に行くかと思えばまた左から、上の潮だけ飛んで底は流れていなかったり上と底で流れる方向が違ったり・・・。
そして沖から潮が入って底をしっかり取れたときだけアタリが出る。ものすごくわかりやすい日だ。
クライマックスは終了30分前。
上の潮も底の潮も風向きもゆっくり左に流れ始めた。これは釣れるかもしれないと気合を入れると予想通りにアタリが出て、今日の最大サイズの48センチをものにした。
そして連続して今日の2番目のサイズ。
常にアタリがあるというものではなかったが、まあ、こんなものだろう。
春はいつも50センチオーバーの歳なしを狙ってここに出かけるのだが、なかなかお目にかかれない。48センチというのはごく普通に釣れるのだが残り2センチが果てしない長さだ。
50センチという単位はチヌという魚が生まれるはるか後の時代にできたもののはずだが、この単位を境に魚体数が激減するというのは不思議なものだ。(まあ、釣る腕前がないということのほうが大きな原因だとは思うのだが・・・)

そして最後まで天気はもってくれた。予報とはまったく逆で雨は釣り始めの2時間ほどであとはゆっくり霧が晴れ、



その後は夏を思わせる日差しが一時だが顔を覗かせた。



歳なしはなかったが、無理を承知での釣行のわりにはまずまずの結果を出せたのではないだろうか。
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