イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2022年12月04日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:若潮 9:30干潮
釣果:ボウズ

天気予報も好転してきたし、昨日、あまりパッとしない釣果だったのでもう一度釣りに出ることにした。小船にも半月乗っていないのでそろそろエンジンを回しておかねばという理由もある。

朝はゆっくりでいいやと思い、午前6時半に家を出る。港に到着し船を出すと、僕たちの船溜まりの前に何かが浮かんでいた。完全な直線型だったので、これはひょっとして釣り竿が浮かんでいるのかとスケベ心を出して近寄ってみると、ロープであったのだが、これは係留用の碇につながっているロープであった。なぜだかわからないが使われていない古いロープが浮かんできたらしい。その端を見てみると、切り口はきれいで、おそらく昨日、今日に切り取った感じがする。誰かのロープを切られたのかと思って浮いていた付近の船のロープを点検してみたが問題はなかった。



放っておくと誰かの船が引っ掛けてしまうのは間違いない。どうしたものかとしばし逡巡しているとちょうどいいタイミングでモトヒロくんが事務所から出てきた。手を振ってこっちへ来てもらって、こんなことになっていると伝えると、仕方がないので沈めようと倉庫の中から適当に錘になるものを持ってきてくれた。
それをロープに括り付けてとりあえずは沈めておいたが、錘の効いていないところが再び浮いてくる危険はある。当分は航行に注意しなければならない。
しかし、今まで沈んでいたものがどうして突然浮き上がってきたのだろう。見た目では素材はビニロンかポリエステルのような感じだったので浮いてくるはずはないように思う。
考えられるとしたら、素材としてはもともと浮くものであったのが泥に埋もれてなんとか沈んでいたものが、誰かがその上を高速で走ったものだからかき回されて浮かび上がってきたというところだろうか。
そして2番目に通った人がひっかけるという憂き目に遭った・・。これではまるでハブに噛まれた哀れな人と同じような気がする。ハブも、最初に通った人に気がついて身構えて二人目を噛むという。

そんなことをしていて30分ほどロスをして出港。

それが原因というわけではないが、残念ながらボウズであった。イカ釣りにきてボウズというのは珍しい。風も穏やかで潮は適度に流れている感じであり、イカが釣れる気配は十分あった。しかし、若潮というのが悪いのか確実にアタリがあったのは1回だけであった。スッテを見てみると皮膚の粘膜の一部が残っていた。



イカの活性は相当低かったようだ。

新々波止の端から端まで探ったがダメであった。



2時間やって何もなければこれ以上居ても一緒なので午前9時に帰投。
港に戻り、大きいほうの船の燃料を入れ終わった頃から雨が降り始めた。まあ、雨に当たらなかっただけましだったということだろう。



モトヒロくんは、「人のためになることをしたんだから今日は釣れるで。」と言ってくれたのではあるが、そんなに世の中は甘くはない。あかんものはあかん。堂安選手ではないが、奇跡ではなく、それは必然なのである・・。

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