場所:田辺湾 塔島
条件:中潮 7:09満潮 13:24干潮
釣果:チヌ 47センチ以下3匹
そろそろチヌの乗っ込みのシーズンだ。最近はなかなか磯釣りには行かなくなってしまったが、やはりこの時期は絶対に外せない。
前日の天気予報は雨模様で釣行は無理かと思っていたが、時間が進むに連れて雨は夜明け前に止むようになってきた。
実際もその通りで午前3時前、家を出た時に雨が降り始めたが、印南のパーキングエリアに到着したときには雨が止んでいた。天気予報は完璧だ。
昼前からは西の風になるようだが、やはり沖磯に行きたい。
いつもの磯に上陸だ。この磯も紀州釣りをする人はめっきり減ってしまったが、今日はもう一組紀州釣りの客がいた。目的地は僕と同じだ。彼らは寝屋川市に拠点があるクラブのメンバーだ。紀州釣りをする人たちの間では結構有名なクラブで、メンバーであることは水箱を見るとすぐにわかる。
まずはポイント争いだ。しかし、彼らはクラブの中でもかなり下っ端のようでのんびり船を下りてくる。その間に僕はいつものポイントをゲット。
僕もまだまだ若手だと思っているのだが、彼らからすると僕もかなりの年上のようで、僕のことを、”おっちゃん”と呼んでくる。最初は誰に声をかけているのかと思っていたら、僕のことだった。
仕掛けを作っていると、「おっちゃん、何釣るの?」。1匹釣ったら、「おっちゃん、エサ何?」。貝を獲っていたら、「おっちゃん、何とってんの?」。帰り支度をしていたら、「おっちゃん、ようけ釣りましたね。」・・・僕のことをどれだけ“おっちゃん”と呼べば気が済むんだ。
僕は釣りの世界ではまだまだ若手なのだ!!
そう、磯釣りをする人ならわかってもらえると思うが、釣り人のほとんどは相当のお年を召した方々ばかりだ。僕の仕事業界も中心顧客層は60歳をはるかに超えているが、釣り業界も一部のジャンルを除いてはかなり老齢化している。
だから僕なんかはまだまだ腕前も年齢もまだまだ若手のはずなのだ。
釣りの方は、開始30分ほどで1匹目。雲が多く、海面も波立っていたのでウキがほとんど見えず、竿先を引ったくられるアタリだった。これは今日もアタリラッシュかと思ったが、その後、風と波はどんどん治まり、それにつれて潮の流れもなくなってきた。穏やかな海面から3匹目を釣り上げたのは午前10時前後だっただろうか。その後はエサ取りはあれども本命のアタリはなく、たまにアタったと思えばボラとサンノジ。ボラがアタりはじめればもっとボラが釣れそうだと思うが1匹だけ。
その後は西の風が強くなり万事休す。まったく風とサラシにウキだけが流されまったく釣りにはならなくなってしまった。
今年は気温の上昇が遅く、本格的な乗っ込みはもうすぐ先の感じなのだろうけれどもなんともお粗末な釣果だ。
干潮の時間を見計らって貝獲りに1時間。
この作業はものすごく腰が痛くなるがものすごく面白い遊びだ。そういう意味では僕は“おっちゃん”と呼ばれても仕方がないようにも思えるのだが・・・。
自慢じゃないが、なかなか素人(僕も素人だが・・)には岩か貝かの見分けがつかないはずだ。狙いを定めて磯ガネを差し込んで動いたときの喜びはたまらない。
今日は西の風が吹いてくるがわかっていたが、干潮の潮位がかなり低いのがわかっていたので沖磯にやってきたのだ。
島の3分の1ほどを回った後は腰がものすごく痛い。歳を感じる。確かに、“おっちゃん”と呼ばれるのもいたしかたがない。
その西の風が吹いてくるときの対策だが、僕をおっちゃんと呼ぶ彼らは、このポイントでは釣りをしたことがないらしい。一応、それなりのチームに所属している人たちのはずだからとんでもない見当違いのところで竿を出すこともないだろう。そして彼らが座っているところはサラシの影響を受けないようだ。ということは、西から風が吹いてくるときはあの場所がいいのかもしれない。
いままで見向きもしなかった場所ではあるが、状況によれはそこに移動することも考えたほうがいいのかもしれない。事実、僕を“おっちゃん”と呼んでいた若い方は終了ぎりぎりで小さいながら1匹釣り上げていた。
今年もひとつ新しいことを発見した。
秋に壊れたバッカンの代わりをどうしようかといろいろ考え、ホームセンターに売っているコンテナボックスに目をつけた。
45センチサイズの安いバッカンというのは数件回った釣具屋には全然売ってはなかった。ぼくのニーズは世間とかなりずれてしまっているようだ。すべて蓋つきで値段が5000円とか8000円とか。たくさんの荷物を入れてゆくので蓋も邪魔になるだけでそもそもそんな高価なものを買う余裕がない。この箱は税込みでも1000円に届かない。まだ少し改良の余地はあるが、十分使用に耐えうるものだ。貧乏くさいがこれも“おっちゃん”ならではのアイデアなのだ。どうだ、若者には真似ができまい。
そして今日の最後のミッション。田辺の釣具屋さんでカタログの収集だ。和歌山市内では1000円以上の買い物をしてやっと1冊もらえるか100円で買うかという制度だが、田辺市では無料ですべてもらうことができる。
今年はボロボロになったカッパの買い替えをしたので堂々ともらうことができる。
カタログに掲載されている高価な道具など買うこともないのだが、やはり一応、目を通さないと気が済まないのだ。
条件:中潮 7:09満潮 13:24干潮
釣果:チヌ 47センチ以下3匹
そろそろチヌの乗っ込みのシーズンだ。最近はなかなか磯釣りには行かなくなってしまったが、やはりこの時期は絶対に外せない。
前日の天気予報は雨模様で釣行は無理かと思っていたが、時間が進むに連れて雨は夜明け前に止むようになってきた。
実際もその通りで午前3時前、家を出た時に雨が降り始めたが、印南のパーキングエリアに到着したときには雨が止んでいた。天気予報は完璧だ。
昼前からは西の風になるようだが、やはり沖磯に行きたい。
いつもの磯に上陸だ。この磯も紀州釣りをする人はめっきり減ってしまったが、今日はもう一組紀州釣りの客がいた。目的地は僕と同じだ。彼らは寝屋川市に拠点があるクラブのメンバーだ。紀州釣りをする人たちの間では結構有名なクラブで、メンバーであることは水箱を見るとすぐにわかる。
まずはポイント争いだ。しかし、彼らはクラブの中でもかなり下っ端のようでのんびり船を下りてくる。その間に僕はいつものポイントをゲット。
僕もまだまだ若手だと思っているのだが、彼らからすると僕もかなりの年上のようで、僕のことを、”おっちゃん”と呼んでくる。最初は誰に声をかけているのかと思っていたら、僕のことだった。
仕掛けを作っていると、「おっちゃん、何釣るの?」。1匹釣ったら、「おっちゃん、エサ何?」。貝を獲っていたら、「おっちゃん、何とってんの?」。帰り支度をしていたら、「おっちゃん、ようけ釣りましたね。」・・・僕のことをどれだけ“おっちゃん”と呼べば気が済むんだ。
僕は釣りの世界ではまだまだ若手なのだ!!
そう、磯釣りをする人ならわかってもらえると思うが、釣り人のほとんどは相当のお年を召した方々ばかりだ。僕の仕事業界も中心顧客層は60歳をはるかに超えているが、釣り業界も一部のジャンルを除いてはかなり老齢化している。
だから僕なんかはまだまだ腕前も年齢もまだまだ若手のはずなのだ。
釣りの方は、開始30分ほどで1匹目。雲が多く、海面も波立っていたのでウキがほとんど見えず、竿先を引ったくられるアタリだった。これは今日もアタリラッシュかと思ったが、その後、風と波はどんどん治まり、それにつれて潮の流れもなくなってきた。穏やかな海面から3匹目を釣り上げたのは午前10時前後だっただろうか。その後はエサ取りはあれども本命のアタリはなく、たまにアタったと思えばボラとサンノジ。ボラがアタりはじめればもっとボラが釣れそうだと思うが1匹だけ。
その後は西の風が強くなり万事休す。まったく風とサラシにウキだけが流されまったく釣りにはならなくなってしまった。
今年は気温の上昇が遅く、本格的な乗っ込みはもうすぐ先の感じなのだろうけれどもなんともお粗末な釣果だ。
干潮の時間を見計らって貝獲りに1時間。
この作業はものすごく腰が痛くなるがものすごく面白い遊びだ。そういう意味では僕は“おっちゃん”と呼ばれても仕方がないようにも思えるのだが・・・。
自慢じゃないが、なかなか素人(僕も素人だが・・)には岩か貝かの見分けがつかないはずだ。狙いを定めて磯ガネを差し込んで動いたときの喜びはたまらない。
今日は西の風が吹いてくるがわかっていたが、干潮の潮位がかなり低いのがわかっていたので沖磯にやってきたのだ。
島の3分の1ほどを回った後は腰がものすごく痛い。歳を感じる。確かに、“おっちゃん”と呼ばれるのもいたしかたがない。
その西の風が吹いてくるときの対策だが、僕をおっちゃんと呼ぶ彼らは、このポイントでは釣りをしたことがないらしい。一応、それなりのチームに所属している人たちのはずだからとんでもない見当違いのところで竿を出すこともないだろう。そして彼らが座っているところはサラシの影響を受けないようだ。ということは、西から風が吹いてくるときはあの場所がいいのかもしれない。
いままで見向きもしなかった場所ではあるが、状況によれはそこに移動することも考えたほうがいいのかもしれない。事実、僕を“おっちゃん”と呼んでいた若い方は終了ぎりぎりで小さいながら1匹釣り上げていた。
今年もひとつ新しいことを発見した。
秋に壊れたバッカンの代わりをどうしようかといろいろ考え、ホームセンターに売っているコンテナボックスに目をつけた。
45センチサイズの安いバッカンというのは数件回った釣具屋には全然売ってはなかった。ぼくのニーズは世間とかなりずれてしまっているようだ。すべて蓋つきで値段が5000円とか8000円とか。たくさんの荷物を入れてゆくので蓋も邪魔になるだけでそもそもそんな高価なものを買う余裕がない。この箱は税込みでも1000円に届かない。まだ少し改良の余地はあるが、十分使用に耐えうるものだ。貧乏くさいがこれも“おっちゃん”ならではのアイデアなのだ。どうだ、若者には真似ができまい。
そして今日の最後のミッション。田辺の釣具屋さんでカタログの収集だ。和歌山市内では1000円以上の買い物をしてやっと1冊もらえるか100円で買うかという制度だが、田辺市では無料ですべてもらうことができる。
今年はボロボロになったカッパの買い替えをしたので堂々ともらうことができる。
カタログに掲載されている高価な道具など買うこともないのだが、やはり一応、目を通さないと気が済まないのだ。