イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「見仏記 2」読了

2013年05月30日 | Weblog
いとうせいこう/みうらじゅん 「見仏記 2」読了

ふたたびの見仏記だ。
いとうせいこうとみうらじゅんの仏様の拝み方には信仰心もないしご利益を期待することもない。だから正確に表現すると拝んでいるのではなく、見仏しているのだ。
多分、ある意味、悟りを開くというのはこういうことなのだろう。
仏像の出来だけをひたすら評価する姿勢は徹底している。
何の信仰心もない状態で仏像を見せてくれと頼もうと思えば、これだけの薀蓄がないとだめなのだろう。
これぞオタクの真骨頂だ。
僕は少しは信仰心を持って仏像を拝みたいと思っているので著者ほどの知識はひつようかどうかわからないが、見ただけでこれは誰、とわかるようになりたいものだ。

魚釣りに出る朝は、トイレでOOを済まして、朝刊が配達されるのを待ち、テレビを見ながら家を出る時間を調節している。
テレビ見仏記という番組が不定期でそんな時間に放送されている。
この本を読んでいる期間中、偶然に放送されているのを観た。
これも何かのお導きなのだろうか・・・?
などと考えているうちは著者のような悟りの境地にはたどり着くことができないのだろうな。
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水軒沖釣行

2013年05月27日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮6:59満潮
釣果:サバ多数 マルアジ数匹 ソウダガツオ2匹 サバフグ1匹

今日は、以前、生石山の山菜採りでお世話になった森に暮らすひまじんさんご夫妻をお招きしての釣行だ。昔話にたとえると、海幸彦が山幸彦をお迎えして魚釣りをするというところか。
大きく違うところは、僕がまったくの福の神ではないところだ。特に前回がほぼボウズに近い釣果でその後の情報でもいまいちの釣果らしいのでますます貧乏神色が強くなってくる。

午前4時半に待ち合わせをしていざ出発。
双子島沖水深40メートル付近で釣りを開始。
今日も朝一ではアタリが出ない。ひとりの釣りならどうでもいいのだがお客さんを乗せているとすぐに焦りが出てくる。
しかし、ひまじんさんが1匹マルアジを釣り上げてくれた。続けてグチを1匹。
その後は再び沈黙。なんとかおかずを求めて北上を開始。
少し魚探に反応が出ていたので停泊。すぐに仕掛けを下ろすと奥さんのほうにアタリが出た。これで3匹。
僕も1匹加えて4匹。まだまだ。
紀ノ川沖に1艘チョクリの船が停まっていたのですぐそばで再開。ここで再び奥さんにアタリ。こんどはサバだ。僕にもアタリでサバを2匹。
う~ん。それでもまだまだだ。
再び北上。すでに釣り公園の沖に近づいてしまっている。ここでダメなら今日は本当に貧乏神になってしまう。

しかし、起死回生のアタリはここで出た。3人同時だ。みんなで仕掛けを縺らせながらも一気に10匹近くのサバを釣り上げた。

僕が海幸彦ともうひとつ違うところは仕掛けはどんどん使ってください主義だということ。針をなくしても怒りません。逆にひまじんさんには恐縮をされてしまったがサビキはパリッとしていないとアタリに差が出る。

これで貧乏神脱出だ。
その後3人で数匹を追加し、午前8時過ぎに終了。
怒涛のアタリは1度だけだったがなんとか海の幸を山の上まで持って帰っていただくことができたのだ。



そういえば、今日は何回目か忘れたが結婚記念日だ。こんな日に朝から海に出ていれば、これはこれで貧乏神を引くことになってしまうのだろうか?



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水軒沖釣行

2013年05月24日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:大潮4:12満潮
釣果:マサバ 1匹 シロサバフグ2匹

今日もチョクリに出発だ。日中は暑くなるとはいえ、早朝はものすごくすがすがしい天気だ。雲がないので、あの、幻想的な風景は見ることができないが朝日を見るのは気持ちがいいものだ。



まずは双子島の沖を45メートルの水深付近を目指して鏡のような水面を目指す。
仕掛けを下ろしてみるがアタリがない。10分位してからだろうか、やっとアタリが出た。
サバが1匹・・・。それも一番下のハリにかかっている。魚は相当沈んでいるようだ。これは今日は厳しい予感だ。
幹糸にはシルトのような、植物プランクトンの塊のようなゴミがびっしり付着してくる。経験上、こんな日は釣れないのだ。

その後は30分あまりまったくアタリがない。
遠く北の方を見るとチョクリ船らしき影が数隻見えるのでそちらに移動を決意。



水深は少し深くなっていっているようだ。
仕掛けを下ろすとまもなくアタリ。しかし上がってきたのはサバフグだ。これも下から2番目のハリだ。やっぱり厳しい。
こんな日は燃料の消費を極力減らすために退散するのが賢明だ。
午前6時30分に釣りを終了。
次回に期待だ。

今日の航路はこんな感じであった。
黄色い地点が仕掛けを下ろした場所だ。古いGPSプロッターを復活させて記録を取ってみた。



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「お客さま!そういう理屈は通りません」読了

2013年05月20日 | Weblog
吉野秀 「お客さま!そういう理屈は通りません」読了

クレーマー対策という内容の本だが、う~ん、数々のクレーマーに対峙してきた僕としては、ほとんどが、「これは当たり前の話ではないのか・・」としか思えない。一発でクレーマーを黙らせるような奥の手が書いてあるのかと期待したがやっぱりダメだった。通信教育で空手を習うようなものだったのだろう。

まあ、クレーマーを黙らせるためには会社、企業としてどんな対応をするのかということを考えてくれないと絶対に無理だということだ。
一緒に謝りに行った同僚と不倫関係にあるだとか、僕がスポーツ新聞を読む人間だと決め付けて汚らしい男と罵ったり、午前○時まで居座るような人を、やっぱり「お客様」として接しなさいという会社ではクレーマーを黙らせることはできない。自分で刺し違える覚悟で臨まなければならないとだけは悟ることができたのだ。
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「密教」読了

2013年05月20日 | Weblog
松長有慶 「密教」読了

密教というのは仏教の一派だと思っていたら元々はまったく別のもので中国に渡って信者を広げるために当時の仏教と融合して発展をしたらしい。仏像の前で火を焚くなどというのもその名残らしい。
当時の中国の仏教、大乗仏教との大きな違いは“宇宙”を意識していることだそうだ。宇宙を意識し、人間の体の中にも宇宙の存在を確認するのが密教だそうだ。そして宇宙との一体感を得るための修行のひとつがかつてはヨガだったそうだ。
日本では都が京都に遷ったと同時に奈良時代に腐敗してしまった仏教に変わって、新しい仏教として密教が採用された。もともと八百万の神々を信仰していた日本の風土に合っていたらしい。
・・・ぐらいしかこの本を読んでいても理解できることはなかった。

なかなかオカルトチックな話も多いが、せっかく高野山の近くで生活をしているのだからもう少しいろいいろなことを知りたいものだ。
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水軒沖釣行

2013年05月20日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:若潮8:43干潮
釣果:ゴマサバ11匹 マルアジ4匹

マイミクのちからさんの情報では、とうとうアジサバの群れが水軒沖に到達したらしい。

気合を入れて行くぞ!
と、気持ちははやるものの、仕掛けのストックが無くなってしまっている。去年の最後に使った1本枝素が切れてしまた使いかけと新しい仕掛けがひとつだけ。
去年で引退したおっちゃんにもらってあった仕掛けが2個あったのでとりあえず泥縄状態で出発だ。

曇りの天気だったので朝は4時半出航にしてみたがそれでも辺りは薄明るくなっていた。晴れの日ならあと15分は早く出航できそうだ。



教えてくれた場所は水深45メートル付近。
魚探を見ながら沖へ向かうと水深30メートル付近でなにやら反応が出ている。ちょっと浅いか?と思いながらとりあえず仕掛けを下ろしてみた。
気持ちも乗らないしアタリもないのですぐに沖を目指して移動を開始。
予定通り水深45メートルで再開。
すぐにアタリがないと不安になってくる釣りなので今日はダメじゃないかと思い始めたところでやっとアタリが出た。
1匹だけだったがサバが上がった。

それから1時間あまりの間だろうか、散発的ながらアタリが出てきた。
仕掛けを上げている途中で動かなくなってしまったのでスクリューに引っかかったのかと思いきや、サバが鈴なりになって上がってきたりのときもあり、なんとか形を作ることができた。
アタリも遠のき、風も出てきたので午前6時半に仕舞い支度を始めた。魚を締めながらそのままにしておいた仕掛けでサバを1匹追加して午前7時に終了。

先日、魚が釣れたら立ち寄って野菜をもらってくる叔父さんの家から、「雅○はこのごろ釣りに行っていないのか?野菜がいっぱいあるんだけど。」なんていう電話が入っていたらしい。
僕も釣り師の端くれなので釣竿を担いで手ぶらで立ち寄るわけにもいかず、ここ1ヶ月半以上お邪魔をしていなかったが、久々に凱旋することができた。
手ぶらでいいから缶コーヒーを飲みに来い。と言ってくれるひとがいるといのはなんともありがたいことだ。

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加太沖釣行

2013年05月14日 | Weblog
場所:加太沖
条件:中潮7:48満潮
潮流:6:54転流 9:06上り0.6ノット最強

出撃時刻は午前5時、すでに辺りは明るくなっていた。これからは午前4時半には護岸を離れておかないとダメな感じだ。




今日に釣行日を合わせたのは、僕の記憶では加太の渡御祭りがこの日で帝国軍の艦船は一斉に休漁日なので、どこへでも行けるぞと踏んだからであった。
結果的には、5月の第三土曜日がお祭りの日らしく、今日は普通の日であった。

海の上ではまったくそうとは思っていなかったので、田倉崎の沖に到着したときに、海域にまったく船が出ていなかったのを見て、今日はやりたい放題だ!などと妄想だけが膨らんできていた。



しかし、結果的には釣れないから船が出ていなかったということだ。
すでに妄想は膨らみきっていたので沖ノ島の周辺を目指して侵攻を開始した。
灯台の下、コイズキから島の北側を回ってナカノセトを北から田倉崎に向かうルートを流しながら釣り続けたがアタリを取ることはまったくできなかった。

  

地の島の沖に帝国軍らしき船影がたくさん見られ、お祭りでも漁に出ているのか、なんと罰当たりな、などと思っていたが、こちらのほうが思い違いであった。



結局、今日は沖ノ島をぐるっと一周回ったぞという自己満足だけで終わってしまった。



来年こそは渡御祭りに合わせて出撃を計画しよう。
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山菜取り3回目

2013年05月10日 | Weblog
海がダメなら山がある。
ゴールデンウイークが終わる頃にはワラビも大きくなっていますよ、と森のひまじんさんから教えていただいたので、今日は3回目の山菜採りだ。

前回たくさん採れた南の斜面からスタートしてみた。
たしかに大きいワラビが生えている。ひまじんさんの奥さんが言う“料亭サイズ”というのはこういうのを言うのであろうか。



これくらいのものがポコポコ生えている。

しかし、雨は昼からという予報だったが午前8時を回ったくらいから雲行きが怪しくなってきた。回りの景色は真っ白だし、霧のような雨のような靄は目の前まで迫ってきている。標高はそれほど高くないとはいえ、やはりここは山の中だ、侮ってはいけない。




今日の目標としている山菜はコシアブラと山ウドだ。
両方ともなかなか見つからない。記憶の中に映像が残っている間にどちらも自力で見つける能力を身に着けたいと考えていたが、なかなか難しい。山ウドは少しは見つかるが人の採ったあとだ。オリジナルの株を見つけることができない。コシアブラにいたってはまったくありかがわからない。



山を歩いていると食えそうな植物がいろいろ見つかるが知識がないので本当に食べらるのかどうかがわからないのがもどかしい。
中には人が切ったようなあとのあるものもある。食べるために採ったのか、はたまた他の目的なのか、それとも素人が無謀にもチャレンジしたのか・・・。


これは人が切った痕があった。おまけになにやら実がついていた。

 
これはかぎりなくタラノメに近い。


これはアシタバというのだろうか?


これはゼンマイもどき?


これも葉っぱは柔らかそうだが・・・



斜面を歩いているとヘビも冬眠から覚めつつあるようだ。
この山ももうすぐ、丈の高い草と虫やヘビに守られて命をつないでゆくのだろう。
また来年が楽しみだ。



今日の収穫はこんな感じ。
当分、春の味が楽しめそうだ。


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「愛と情熱の日本酒」読了

2013年05月10日 | Weblog
山同敦子 「愛と情熱の日本酒」読了

若い世代の日本酒の酒蔵の主人たちのルポルタージュだ。登場人物はちょうど僕と同じような年代の人々だったので興味を持って呼んでみたのだが、大体のストーリーは同じで、はじめは跡継ぎになるのが嫌だったがいざその道に入ると情熱を燃やして味を追求する・・・。著者も文学者というより普通のルポライターという感じであまり綺麗な文章でもなかった。

しかし、地酒の流通においては、専門の小売店の力がこんなに大きいとは思わなかった。やはり、小売店とは生産者と消費者をつなぐ大きな役割を担っているのだということを思い知らされた。自分も同じ業界で糊口をしのいでいるが、まったく恥ずかしい話だ。

いろいろな種類のお酒を買ってきては飲んでみるが、やっぱり日本酒が一番美味しい。あなたはこれから死ぬまで1種類のお酒しか飲んではいけないと言われれば、間違いなく日本酒にしてください、とお願いをするだろう。

日本酒の格にもいろいろあるが、素人が飲むのは本醸造のちょっと下のほうが一番美味しいようだ。(いつもそのくらいのお酒しか買わないのでそれ以上のものの味がわからない・・)アルコールを添加しているとはいえ、それがすっきりした味わいになっているそうだ。
まあ、いつかは純米大吟醸といきたいところだが、多分味が個性的すぎて逆に旨く感じないのだろう。

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水軒沖釣行

2013年05月06日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮10:07干潮
釣果:ボウズ

加太でも釣れないし、チョクリはまだ早いのだが、休日の天気予報が晴天なら朝から家に居ることに罪悪感を覚えてしまうというのはちょっとおかしくなってきてしまったのだろうか。
僕の家族の調教は完璧で、ゴールデンウイークの最中でもどこかに連れて行けなどという意見はまったく出てこない。
人々は家族に見捨てられているとか見限られているとかいうのだろうが、幸福な家庭に幸福な釣りはないのだ。僕の日ごろの鍛錬の賜物だ。

今日は名義変更をおこなって晴れて僕の所有する船となった小船を駆ってルアーを放り投げてみた。
小船といっても船名は“第三翠勝丸”というどこかの海運会社が所有しているようなど大層な名前をつけている。

修理した航海灯を燦然と輝かせて鏡のような水面を進んでいく。エンジンは15馬力だが、フルスロットルで滑走状態に入るとなかなかの速度で走ってくれる。
まずはお盆前のテッパンポイントでキャストしてみるがまったくダメ。
次に新々波止の沖に移動して昨日の四季の釣りで田ノ浦でコウイカを釣っていたのでエギを流してみたがこれもダメ。
防波堤の際に取り付いてメタルジグ、バイブレーション、ソフトルアーその他もろもろ投げてみるが全然ダメ。
さすがに明確なターゲットと確信をもって釣りに臨まないと結果は目に見えている。
仕事も趣味も同じことだと悟ってしまった。

しかし、春の海はひねもすのたりのたりかな。なんとも気持ちのいいひと時を過ごすことができた。



まあ、これはこれでよしとしておこう。
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