イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2024年02月09日 | 2024釣り
場所:加太沖
条件:大潮6:08満潮 12:06干潮
潮流:7:20上り3.5ノット最強 11:10転流
釣果:マルアジ?4匹 ガシラ1匹

ここのところ、週末ごとに天気が荒れるので隔週しか釣りに行けていない。いよいよ来月には定年退職ということになるので昨日から少しだけ年休を消化させてもらうことにした。

しかし、その連休に入る前の日、駅まで歩いている途中、後ろから来た車にドアミラーを当てられた。すぐにブレーキを踏んだので相手の車は間違いなく人に当たったということには気づいていたはずだが、そのまま逃げていってしまった。まだ暗い中だし目撃者もいないから逃げ切れるととっさに判断したのだろう。世の中、こうやって罪を犯しても何の咎めも受けずに逃げおおせる輩たちというのは僕が思っているよりもはるかに多いのだろう。悔しいことだ。今の時代にも仕事人がいればいいのにと思う。
幸いにして僕の身体もまだままだ強靭らしくなんともない。その後も、電車の中で座って本を読んでいると前に立っている中学生が振り下ろした腕が僕の本にヒットして危うく落としそうになった。駅に着いてエスカレーターに乗っていると後ろから走って上ってきた男に突き飛ばされなんという日なのだろうとせっかくの明日からの連休に暗雲が漂ってきたような気持ちがしていた。

連休初日の昨日、早速釣りに行こうと思っていたのだが少し風が出そうだった。休みはまだまだあるので翌日に延ばし、車を洗ってから株価の情報を見てみると、お昼前にいきなり日経平均が600円以上上がっていた。



前日はアメリカの株価も上がっていたし企業の決算も好調なようだったのでいくらかは上がるのだろうと思っていたが、異常なほどの上がり方で何があったのかと思っていると、日銀の副総裁が記者会見をして金融緩和を継続すると言ったことがきっかけだったらしい。速攻で投信を売却したのだが、これはまったくの結果往来で何の読みもなかった。僕の同僚たちはこういうことを想定しながら売買をしているのだろうからまったく意味合いが違う。たまたま行ってみたポイントで魚が釣れてしまったというのと同じなのだ。実入りはあっても何の価値もない。

そして今日、天気は少し良くなりそうだ。加太へ向かう。



午前中は僕が好きな上り潮だ。潮が緩み始めるまではアジを狙ってそれから真鯛、潮止り前にガシラを狙うつもりだ。

まずは四国ポイントで反応を見た。



平日なら大体、西脇の漁師がいるのだが、今日は西脇のプロではない2艘が浮かんでいるだけだ。あらまあ、釣れないのかと思うも、とりあえずは様子見で仕掛けを下ろしてみた。
しばらくして底の方の反応が出たと思ったらアタリがあった。けっこう大きなサイズのアジが上がってきた。大きいことは大きいのだがなんだか細長い・・。これはひょっとしてマアジではなくてマルアジじゃないだろうか・・。その割には胸鰭は大きいが・・。よくわからないがとりあえずボウズは逃れた。
その後もピンポイントだが最初に釣れた場所に戻るとアタリが出る。そこを外れるとアタリがない。なんともシビアな釣りだ。
最初はわずかな数の船であったのが気がつくとかなりの数の船が集まってきていた。僕たちが竿を曲げている姿をみた船が集まってきたのだろうが、彼らは遠くからどうやって見つけているのだろうか・・。



あまりにもたくさん集まってきて、ピンポイントの場所に入れなくなってきたしそろそろ潮も緩み始めてきたので真鯛狙いに移動。



テッパンポイントに入ってみたがまったくアタリはない。ここらへんで腹ごしらえと平日には必ず売っている半額になった菓子パンを食べたあと仕掛けを上げてみると真鯛が齧った跡がついていた。結局、これが唯一の真鯛のアタリだったのだが、まじめに仕掛けを操っておけばよかったと悔やんでも後の祭りである。

仕方がないのでガシラを狙いに行ったのだがこれも不発だ。



今日のエサはサバよりもはるかに高級なブラックタイガーを盛ってきた。先日のエサの残りを消化するためでもあったのだが、これを使えば軽く10匹は釣れるだろうと思っていたらえらい違いだ。保険のつもりでいたはずが、ガシラを侮っていた。

今日のマルアジはまったく、突然に高騰した日経平均のようなものだったのである・・・。


今月の末にはチヌ釣りに行きたいと思っているのだが、困ったことにヌカがない。というのも、ここ2年買っていた米穀店が跡形もなくなってしまっていた。



これは困った。釣具屋で買うと米穀店の10倍くらいの値段がする。こういう時はSNSで呟いてみるのがいい。いくつかもらえた情報では無人精米機に置いているとのことであったが、できれば品質のよいヌカがほしい。どこかに洗米店はないかと記憶をたどったら、港と図書館の中間に米穀店があったのを思い出した。精米をしているかどうかはわからないが燃料を補給する前にとりあえず訪ねてみた。
古い店だがとりあえずは営業しているみたいだが、声をかけても返事がない。店の奥を覗いてみるといきなり居間があって(ついでに流し台もあった・・)、お婆さんが昼寝をしている。しかし、何度声をかけても起きてくれない。反対の奥を覗いてみると大きくて古い精米機が据え付けられているのでヌカはありそうだがこれは縁がなかったのだとあきらめて店を出ると奥の方で電話が鳴りだしてどうも婆さんが目を覚ましたみたいだ。もう一度店に入ってみると確かにばあさんは起きていた。
「ヌカが欲しいのですが」と言うと、50円で分けてくれた。もう、いくらでもいいという感じであった。



最近はヌカを買える店が少なくなってしまったので探すのに苦労をしていますと話すと、この店もご主人が去年交通事故で亡くなり閉めようと思ったが、ボケ防止に自分ひとりで営業をしているとのことであった。壁に据え付けられた精米機は「イチドビキ(どういう字を書くのかがわからない。)」という方法のもので、和歌山市にはもう二つしか残っていないと言っていた。この店にも昔は釣り人がヌカを買いに来ていたらしい。
僕もあと2、3年でチヌ釣りは引退だと思っているのでなんとか続けてほしいと思うのである。

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2 コメント

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Unknown (ハルト)
2024-02-11 22:07:00
お世話になります。
特にお伝えする事でもないんですが、本日の釣果丸坊主でございます😭 四国のお隣のポイントで頑張ってやったんですがアタリ一つなく終了致しました! 私の腕では今日は釣れないと早上がりしました。
厳しかったです、鯵でも少し釣れるかと思いましたが甘かったです。
また色々ご指導宜しくお願いします
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Unknown (イレグイ号)
2024-02-13 16:42:59
ハルトさん、いつもコメントありがとうございます。

そうでしたか~。日曜日はSNSのメンバーの方々も厳しかったみたいです。僕は住金一文字に乗っていましたが同じく厳しかったです・・。
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