イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2014年02月26日 | 釣り
場所:加太沖
条件:中潮10:13干潮
潮流:8:46転流 11:18下り1.9ノット最強
釣果:マサバ42センチ以下4匹 ゴマサバ5匹

昨日、2月もあと4日で終わるというのに、来期の予算が決まっていない。月末までには3月の予算をサーバーにアップしなければならないのにこのありさまだ。このままでは休みが吹っ飛びそうだ。しかし、サバはまだ加太の沖に留まっているはずだと思うと休まなければならない。
こんなこともあろうかと事前に予算はこのくらいだろうと予測をして組み始めていた。夕刻、やっと予算がメールで送られてきた。ほぼ予測通り。部下にはこれで予算を組んでおいてくれと依頼をしておいたので今日は無事に休みを取ることができた。


サバが釣れるのならチョクリが有効だろうと今日は竿を2本携えて出港。



この1週間、ほぼ毎日午後11時帰宅で各日釣行はしんどいが、今日の潮流ではゆっくり出発できる。
このところプロペラシャフトから水が漏れているのでスタンチューブを追加する作業をしていたら出港は午前8時前になってしまった。

いつものテッパンポイントに行こうと思っていたが、今日はかなり沖のほうで船団ができている。チョクリをしている船もいるようだ。僕もこの船団にまぎれて釣りを開始。
まずはチョクリの仕掛けを船首にセット。手持ちの高仕掛けの準備をしているとチョクリの竿が曲がっている。
サバが掛かった。それもかなり大きい。今日の夕食も美味しいものになりそうだ。

サバもほしいが真鯛も欲しい。この海域を離れていつものテッパンポイントに向かった。
魚探にはかなりの影が出ている。2回目の流しで再びチョクリの仕掛けにアタリ。高仕掛けを置いて置き竿に向かおうとするとこっちにも食ってきた。大きな群れにぶち当たったようだ。急いで仕掛けを巻き上げるとサバが2匹。
チョクリの仕掛けを巻き上げるがサバらしい引きがない。重さだけはあるのでこれは仕掛けが絡まってしまっている感じだ。
思ったとおり、魚がダンゴになっていた。8本の針に6匹付いていた。
今日の仕掛けは去年引退したおじさんにもらった仕掛けで、くしくも9年前の今日作られたものだった。絡ませてしまったのはもったいなかった。



その後はアタリもなく時間だけが過ぎてゆく。
真鯛らしいアタリは潮流が最強を迎える直前11時頃だった。小さなアタリが出たがすぐにはなされてしまい、すかさず仕掛けを下ろしなおすとすぐにアタリがあって今度は2メートルくらい食い上げてきたが残念ながら針には乗らなかった。
サバは合計9匹。おかずは十分確保できたの11時30分に終了。


今日の天気はまことに穏やか。
行きは鏡のような水面を滑走しながらポイントに向かうことができた。



しかし、視界はかなり曇っている。田倉崎からは友ヶ島の姿を見ることができない。朝のテレビではPM2.5が日本に大量にやってきていると報じていた。
この霞みもそのせいだろうか。春おぼろなどと風流なことを行っている場合ではない。隣の国から飛んできているとしたら困ったものだ。
帰りも目印になる島の姿もまったく見えずコンパスとGPSがないととんでもない方向にいってしまうところであった。




港に戻ると港内に珍しい船が停泊していた。これはどうも通信ケーブルを海底に敷く船のようだ。このブログを書けるのもこの船のおかげかもしれない。





夕方、燃料補給のついでにワカメを採りに行ってみた。マイミクのちからさんの港ではすでに大きく成長しているとのこと。そんな話を聞いてしまうと行かないわけにはいかない。
第三翠勝丸のエンジン維持をかねて水軒一文字の際に行ってみるとワカメの影がいっぱい見える。夏さんは味噌汁の具が足りないと海にもぐってサッとワカメを採ってくるが、僕も今日の夕食分だけサッと収穫してきた。
まだまだ新芽のようで柔らかく歯ごたえのあるまさしく春の味であった。


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加太沖釣行

2014年02月24日 | 釣り
場所:加太沖
条件:長潮 7:07干潮
潮流:6:50転流 9:32下り1.4ノット最強
釣果:マサバ41センチ 1匹 ハマチ 1匹 ゴマサバ 1匹 ガシラ 3匹

2月も月末近くになってやっと天気が戻ってきた。
今日は潮が悪いがとにかく釣りだ。23日ぶりだ。釣れてもつれなくてもどちらでもいい。とにかく海に出るのだ。

早朝の天気はすこぶるよいが、やっぱり寒い。テレビでは大阪の気温が1℃だと言っている。



波はほとんどなく、北東から吹いてくる風も大したことはない。
快調に田倉崎を目指してゆく。



田倉崎を越えるまでまではまったく船の姿が見えなかったので、いくら天気が良くてもこの寒さと潮の悪さでは帝国軍も出撃してこないのかと思いきやウチノマエあたりだろうか、帝国軍の艦船が集団を作っていた。



今日は下り潮なので地の瀬戸からの潮に乗ってくる魚を狙っているようだ。
僕もあそこで仕掛けを下ろしたいものだが、帝国軍の艦船ばかりの領域に踏み込む勇気がでてこない。
仕方がないので少し遠慮をして、ナカトシタ付近から釣りを開始した。
2回目の流しでかすかなアタリがあったがそれ以上の食い込みがなかった。すぐに同じようなアタリがあったがこれも針に乗ることはなかった。今日はかなり厳しいようだ。
潮が悪いのか、ビニールのサイズか色が悪いのか・・・。季節も変わり目にきているので何かを変えていかなければならないのだろうが残念ながら知識と経験が足りなさすぎる。

しかし、その後に大きなアタリ。一発で食いついたので真鯛ではなさそうだ。
ハマチっぽくもなく、サゴシほど引きが弱くない。なんだと思いながら引き上げると大きなサバだ。
これは大きい。というか、40センチあまりのサバというのは水軒沖のチョクリでもたまに釣れることがあるが、体高が段違いに大きい。
これがうわさでは1匹6,000円はするという加太の寒サバだ。美味しい魚を釣ってしまった。
今日はもうこれで満足してしまった。

次のアタリは3流し目だった。引きからするとまたサバだと思ったが、小さな(といってもこれが普通のサイズだと思うが・・・)ゴマサバとハマチだった。
この時点で午前9時。
今日は潮を考えてガシラ狙いの仕掛けをもってきていたので田倉崎の際に移動。
1発目にガシラがきたので今日はそこそこ釣れるのかと思いきや、やっぱりササノハベラばかりがアタッてくる。
三邦丸のホームページでは今日はガシラが爆釣と出ていたが、いったいどこでどうやって釣っているのだろう?
田倉崎にはいなかったのでもっとどこかにガシラが集まっているところがあるのだろうか?
何度やってみてもうまくいかない。

しかし、今日はサバがある。
開店記念で売っていた越乃寒梅の出番が早くもやってきた。



ちょうど寒梅の季節。

夕食のきずしは今までに食べたことがないほどの絶品だった。



高校生のときに釣ってきた生のサバにあたってしまってから刺身は食べたことがなかったのだが、これは刺身にで食べないと後悔すると思い、すこしだけ刺身を作ってもらったが、これもまた絶品であった。
次はいつ釣れるかわからないが、なんとかどこかで出会いたいものだ。
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デッキ塗装3日目

2014年02月18日 | Weblog
今月に入ってからは悪天候が続いているので、月初の釣行以来まったく釣りに出ることができない。
とりあえず傷みが激しいバウの内側だけを塗ってやろう思っていたが、塗料を薄めすぎたのかけっこう残ってしまった。
11日はガンネルの内側を塗ったがまだ余ったので最後に残ったトランサムの内側を塗ってみた。

最初の塗装が思いのほかきれいにできたので船のほうが気分をよくして、「全部塗ってくれないと釣りには行かせてやらないよ。」と言いながら天候を悪くしているのではなかろうか?などとわけのわからないことを思いながら今日も港へ赴いた。

前のオーナーさんがなぜかうす緑色の塗料で塗っていて、見栄えは悪いがFRPがむき出しにはなっていないのでまあいいかと思っていたが、いい機会になった。
このオーナーさん、職業が農家ということでどうもこの塗料はビニールハウスのメンテナンス用だったらしく、金属には食いつきがいいがFRPには乗りが悪くてバリバリになってしまっていた。



ワイヤーブラシで擦って紙やすりで擦って、それなりに塗装面をきれいにしたつもりだがどうだろう。
塗装が後ろに行くにしたがってだんだん雑になってきて、加えて3日目ともなると塗料の粘りも強くなってきたのかハケ目もダレも目立ってしまった。
どれだけ耐久力があるかわからないがまあ、様子見というところだろうか・・・。



とりあえず塗れるところは塗ってあげたのだから、今度の休みは釣りに連れていってくださいね。
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「なぜか売れなかったが愛しい歌」読了

2014年02月09日 | 読書
阿久悠 「なぜか売れなかったが愛しい歌」読了

この本に出てくる歌で口ずさむことができるのが「君よ八月に熱くなれ」だけだった。
タイトルのとおり、あまり売れなかった歌たちだったようだ。

阿久悠というと、僕の中では「スター誕生」で出場者に辛らつな批評をする怖いおじさんという印象の人だった。
「舟歌」や「また合う日まで」、「北の宿から」、「UFO」、「宇宙戦艦ヤマト」まで、無数のヒット曲を作っている人だが、売れなかった歌も無数にあったようだ。しかし売れる売れないと出来がいいのとはまたそれは異なる。
掲載されている詩を読んでみてもなかなかいいよな~。と思える。そう思っちゃうのが歳をとりすぎてしまったということなのかとは思うが、詩というのはやっぱり形而上的なものがいい。

著者が活躍した絶頂期は日本中の全部のひとが同じ歌を知っていた時代だ。今年のレコード大賞は誰が獲るのかって日本人ならだれもが息を飲んで見守っていただろう。ピンクレディの「UFO」なんて誰でも踊れただろう。
「里山資本主義」にあったようなローカルで助け合う意識というのはこんな歌がなくなってしまったところから消えていってしまったのではないかと思ってみたりした。
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「小説家になる! 芥川賞・直木賞だって狙える12講」読了

2014年02月07日 | 読書
中条省平 「小説家になる! 芥川賞・直木賞だって狙える12講」読了

通信教育で空手を習っても上手くならないのは当たり前だが、こんな本を読んでみても小説が書けるわけでなし、例題に挙げられている書物の書評として読むのが一番いいようだ。
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デッキ塗装

2014年02月03日 | Weblog
翠勝丸は中古で買ったときにはすでに進水してから17年が経過していたが、その頃はデッキの塗装のはげ具合というのをあまり気にはしていなかった。しかし、こんなものというのは気になりだしたらとことん気になってしまう。
いつかはきれいにしてやりたいと考えていて、やっと実行に移すときがきた。
どうしてこんなに逡巡していたかというと、これもひとえに僕の不器用さが原因だ。きれいにしようとしたら余計に汚くしてしまったという可能性がものすごくあったのだ。
いつでも何を塗ってもダマはできるしハケ目が残ってデコボコにしてしまうのだ。おまけにしずくをいたるところに撒き散らしてしまう。

しかし、いつまでも迷っているわけにもいかず、塗料、ハケを買って準備を進めていた。
この塗料が高い。一応、FRPへの食いつきがいいというので買ってはみたが、1.5キロほどで5,900円、シンナー込みで6,900円だ。これだけあったら僕の会社では爪の先にきれいなアートを施してくれる。
とりあえずはげてしまっているのがバウの内側だけなのでそこだけを塗ることにした。
まわりにしずくが落ちるのを防ぐために布マスカーを貼り巡らせて準備を始めた。昨日の雨のしずくが残っているのでこれを乾かすのも一苦労だ。



塗料屋のおじさんの指導のとおり、塗料をシャブシャブに薄めて塗っていくとなんとか形になってきた。色も調合してもらっているので極端に違和感もないようだ。
約3時間で作業を終了。

結局、塗料は半分ほどしか使わなかったので近いうちに胴体部分の塗装もやってやろうと少しだけ欲が出てきた。

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加太沖釣行

2014年02月01日 | 釣り
場所:加太沖
条件:大潮 7:32満潮
潮流:4:25転流 8:17上り最強3.0ノット
釣果:真鯛 49センチ以下2匹

今日は釣れる時間が短いのだが、天気はすこぶる良さそうだ。多分9時を過ぎたらアウトだろう。しかし、1時間だけでも釣りができればなんとかなるかもしれない。
できるだけ早く出港しようと夜明け前に起きだして家を出たが、船が港を出る頃にはすっかり明るくなってしまっていた。う~ん、これが2匹に終わった大きな要因だったのかもしれない。

田倉崎の沖に到着するとすでにたくさんの船が出ていた。今日は旧正月だからだろうか、帝国軍はほとんど出撃していない。今日の加太海域は同盟軍に制圧されてしまっていた。



そして今回の僕のギミックはヘッポコ手作り竿3号機だ。この3号機は2号機と同時進行で作っていたのだがちょっと柔らかすぎはしまいかということで床の間のお飾りになっていた。
今日はどうせ釣りをする時間が短いし波もないので試用するにはちょうどよい機会だと思い持ち出してみた。2号機との違いはバットが約1ミリ細いのと5:5調子に近いムーチングタイプなのだ。



僕のテッパンポイントは船で埋めつくされていたのでむりやり割り込む形で釣りをスタート。時刻は午前7時前になってしまっていた。
潮のとおり、まもなくアタリが出た。小さいながらボウズはなくなった。そしてまたアタリ。今度は大きい。竿がやわらかいのでバットの根元から曲がっている。
二流しめに入って小さなアタリがあったが、ちょっと焦ってしまってあえなくバラシ。この時点ですでに午前9時にせまっていたが結局これが最後のアタリになってしまった。

もうダメだと思ってはいたが、沖の大型漁礁には大きな船団ができていたので、とりあえず最後のひと流しと思い流してみたが、やっぱりダメだった。
近くにいたジギング船はハマチを上げていた。今日は高仕掛けしかもっていないので僕には手が出せない。せめてチョクリの仕掛けでも持ってきていればよかった。とにかく何でも持ってきておくべきだ。

今年に入ってからは釣りに出る日はいつも天気がいい。2月に入ったばかりなのに海の様子は春を飛び越えてしまったかのようだ。来週はまた寒くなるそうだが、そんなことが考えられないような海の様子だった。




3号機の感触はというと、調子が胴に乗っているせいか、アタリがあったかどうかがよくわからない。しかし、さすがに喰い込みはいいようだ。船の上下運動を吸収してくれているのかもしれないので波のない日よりも波のある日のほうが威力を発揮するのかもしれない。まあ、1回バラシがあったということはこれも無敵の1本とは言えないようだ。


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