イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

車内扇風機

2011年06月28日 | Weblog
今日もすることがない。

僕は磯釣りに行く際には、夜中に車を走らせて現地で車の中で仮眠をとって渡船屋さんの船に乗り込む。というようなパターンの釣行をしている。
しかし、この車中の仮眠、夏は暑い。(冬も凍えそうになるが。)秋のラウンドは9月に入ってからだが車の中は窓を開けていても相当な暑さだ。
エンジンをかけてエアコンを利かせればいいのだが、貧乏性の僕にはそれが耐えられない。今のご時世、ガソリン代も高いし省エネにも気を使わなければならない。また、エンジン音は近所迷惑だ。

電気屋さんとプラモ屋さんでモーターと電池ボックスと何かの冷却用のファンを買ってきてタッパーの中に納まる扇風機を作ってみた。
モーターにはクリップを取り付けてサンバイザーに固定できるようになっているので顔面に直接風を送ることができる。

これで少しは暑さを乗り切れるか・・・。
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天気晴朗なれども・・・

2011年06月28日 | Weblog
今日も予報は波が3メートル。空は雲ひとつないのに・・・。
釣りにいけなかったじいさん方が港に集まってうだ話をしている。みんなも釣りに出たくてうずうずしているようだ。
午前10時を回ると少しは波もおさまってきたようだが朝はかなりの風と波だったようだ。
明日は波高が1メートル。1日ずれていれば船を出せたのに残念だ。

釣り師には現在がない。
「昨日まではよかったのに・・・。」「明日からはきっとよくなるはずだ。」
そう、今日、今、このときだけいつも条件が悪いのだ。
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天気晴朗なれども・・・

2011年06月24日 | Weblog
今日は天気は抜群だがすごい南風が吹いている。
もちろん、船は出せない。
もっと乗ってやらないとどんどんフジツボが船底やスクリューに取り付いて速度が落ちてしまうのだがこればかりは天気のめぐり合わせだから仕方がない。
日の当たらない側はかなり付着してしまっていて、水面からは見えないがスクリューもかなりひどいことになっているのではないだろうか・・・。

いつもの定点観測場所で南風に吹かれていると気持ちがいい。
これがどこか遠い南の島の風なら言うことがないのだが・・・。
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「うまい日本酒はどこにある?」読了

2011年06月23日 | Weblog
増田晶文 「うまい日本酒はどこにある?」読了

日本酒は不味くなった。僕も昔聞いたことがある。というか、「美味しんぼ」で結構けなされていたのを覚えていているが、添加物が山盛り入っていて、そんなものは酒ではないというような趣旨だったと思う。
三増酒というのがその元凶だったそうで、普通のお酒にアルコールやなんやかやを入れて3倍に増やしたものだからものすごく味がわるかったらしい。
今、家で呑んでいる日本酒を見てみたら、まさにその“三増酒”だった。清酒にアルコールと糖類が入っている。でも、けっこう美味しいのだ。もちろん、僕自身に味覚がないのもあるがなかなかのものだと思う。3リットルで1000円。中野酒造万歳だ。
会社で社員向けに売っている1.8リットル1000円という純米酒を買ってよく呑んだが、それよりよほど美味しい。もっとも、こんな純米酒というのは米をペースト状にして発酵させて効率を上げているようで、どっちもどっちだ。

要は、自分が美味しいと思えばいいんだろうな。

しかし、この話、いかにも日本人らしい。
安ければいい。体裁がそこそこならそれでいい。というのがまる出しだ。
特に、お酒の文化は確かに冒涜されていると思う。ビールもどきの発泡酒にペットボトルに入ったワインにこの本に出てくる日本酒の話。
まず、ドイツでは発泡酒を作ることはなだろうし、ボージョレヌーボーをペットボトルに入れて輸入した日本人をフランス人は笑ったらしい。もう、今年からはペットボトルに入れるとボージョレヌーボーという名前は使わせてくれないらしい。国がそんなアホな物作りを許さないというのだから筋が一本通っている。

そんなことをいいながら紙パックの日本酒やペットボトルに入ったボージョレを980円でしか買えない自分を哀れんでいるのである。
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リールの成る木?

2011年06月19日 | Weblog
雨の休日、釣りに行かないとこんなにのんびりするのか?
久しぶりに朝から家でのんびり。しかし、やることがない、いつの間にか生活のほとんどが魚釣りになってしまっている。
釣り道具は洗って乾かしてそのまま釣りに行くのでいつも玄関に置きっぱなしだ。ちょっとオブジェクトっぽく乾かすといいのではないかとこんなものを作ってみた。
題して「リールの成る木」・・・。

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水軒沖釣行

2011年06月14日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮 4:05満潮
釣果:サバ、アジいっぱい

今日も天気がいい。やっぱり午前3時に起きなければならない。

いつものとおり午前4時半に出港。今日はかなり浅いところでやってみようと考えていたので、双子島沖、水深35メートルあたりで釣りを開始。大雨のあとなので紀ノ川河口を避けて南に向かったが水の色は白く濁っている。

さて、どうかと思いながら1本目の仕掛けを下ろしてみるとすぐにアタリがあった。サバが3匹。その後も1本目の竿にアタリが出続けるので2本目の仕掛けが下ろせない。どんどんアタリがあるというほどでもないがほとんど間断なくアタリが出続ける。まあ、いいペースかと思っていたらその後がものすごい、アタリの頻度が増えてきておまけに1回に掛かってくる魚の数も多くなってきた。全部サバなので厄介だ。棚も浅くなってきて、サバが絡まった仕掛けをほぐしていると水の中に入っている仕掛けにまたサバが食ってくる。落ち着く暇がない。生簀のサバが弱ってくるので〆ているとそのあいだにもアタリが続いている。気がつくとデッキの上は血だらけで戦場のようだ。



魚の数も増えてきてクーラーボックスの蓋が閉じなくなってしまった。
どうしよう?と暫し悩んでみると、発泡スチロールの箱を積んでいるのを思い出した。万が一にも80センチくらいのメジロを釣ったあかつきにはこれに入れて持って帰ろうと用意していたものだ。もちろん出番がなくて長らくスカッパーの中に眠っていたのだが思わぬところで出番が出てきた。

氷もほとくなくなってきたので午前7時を待たずに終了。
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「釣山河」読了

2011年06月12日 | Weblog
山本素石 「釣山河」読了

山本素石の本を見つけるとついつい買ってしまう。なぜだろうなんて考えると、どうも、この人の素行の悪さ?がその原因のようだ。鮎を解禁前に密漁しちゃったとか、廃村に行って空家に泊まったとか・・・。なかなか人間味が豊かなのがいいのだろう。
今回の本は「釣りの友」に連載されていたエッセイを中心に編集されているようだが、よくもこんな内容を連載したものだ。いい時代だったかもしれない。今のこの時代、「関西のつり」に同じようなものが掲載されるとなると、かなり問題がおこってしまうだろう。

一応、僕も、人に迷惑をかけなければ何をやってもいいと思ってしまうほうなので、この人の文章が合うのだろう。
本当はダメなんだろうけど。
コンプライアンス、コンプライアンス・・・。
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片男波沖釣行

2011年06月10日 | Weblog
場所:片男波沖
条件:小潮 7:22干潮
釣果:キス 62匹 マアナゴ1匹

今日の休みも雨が降らない。波も風もないのなら釣りに行かなければならない。この「行かなければならない」というのは何なのだろうか?別に家にいてもいいじゃないかと思うのだが、なぜか釣りに行かないとへんな罪悪感にさいなまれる。これはどうもおかしい。仕事じゃないのだから・・・。
世の中に、絶えて魚のなかりせば、朝の心はのどけからまし・・・。
これだけ仕事に集中できたらぼくはさぞや出世ができたであろうに・・・。でも変に出世しちゃうと休みもなしで働かなきゃいけなくて釣りに行けなくなくなるからやっぱり釣りに行くほうがいいのだ。

前回はアジとサバだったので今回はキス釣りだ。2回失敗しているから今回はなんとしても釣らなければ今年のキス釣りを打ち切らなければならない。
片男波沖に到着するとバッチ網の船がひと組出ている。そこを避けて海水浴場の一番南側からスタート。
仕掛けをセットして振り込むがアタリがない。やっぱりバッチ網のそばでは釣れないのだろうか・・・。
竿を2本とも投げ込んで朝食代わりの半額惣菜をパクついているとやっとアタリがあった。その後はどんどんアタリがある。2本の竿をとっかえひっか釣り続ける状態だ。
エビチリソースの最後の2切れが食べられない。
潮が動かなくなった午前8時頃までアタリ続け、エサが無くなったので午前8半に終了。

大きさには不満はあるが、これだけ釣れれば十分だ。
今年は釣れそうだ。
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早なれ寿司

2011年06月08日 | Weblog
おととい釣ったサバが寿司になった。
“アセ”という笹でサバの切り身が乗った酢飯を包んでギュッと押したものだ。
和歌山市のラーメン屋(市内では中華そば屋という)さんには必ず置いている寿司だ。ラーメン屋さんはさすがに紙やビニールで包んでいるが、本物はこの“アセ”で包まれている。
バッテラともちょっと違う。
そもそもの原型は、「なれ寿司」といって、ご飯に塩サバを乗せて塩水を打ってご飯を発酵させたものだ。かなり成熟すると「本なれ寿司」となる。
滋賀県の「ふな寿司」と並んで寿司の原型になったものと言われている。

我が家でこの寿司を押すための枠は僕の祖父が作ったものだ。亡くなって30年以上がたつのでこの枠はそれ以上の年齢だ。箪笥職人でかつ漁師もしていたというこの人はものすごく器用な人だったようで、今でも全然狂いがなく寿司を作れる。
その血の濃さも1/4に薄まると釣りの腕も手先の器用さも1/40くらいになってしまうのだ。


和歌山県人以外の方に告ぐ。
和歌山に来て一度この寿司を食すべし。中華そばとゆで卵とこの寿司を食すのが和歌山のラーメンの食べ方なのだ。

ただし、本なれ寿司は慣れないと食べれらないよ。アセが茶色くなるほど腐った寿司はこの上なく美味しいんだが・・・。
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水軒沖釣行

2011年06月06日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮8:52満潮
釣果:サバ 14匹 マルアジ 11匹

週間予報はずっと雨だったが直前になって晴れの予報が出た。これは行けるぞ。釣りはあきらめていただけにうれしさも倍増だ。おかげで夕べは午前1時を回っても寝付くことができなかった。
それでも起床は午前3時。あと2週間ほどで夏至だから夜明けも早い。午前4時半に出港したがすでに明るくなってしまっていた。
今日は北風が吹くという予報なので紀ノ川の沖から南に流されながら釣る作戦だ。きばって48メートルの深さのエリアまで来てしまった。
しかし、これが間違いだった。ものすごく水にゴミが混ざっている。赤潮だ。きっと先週の雨で紀ノ川からの水が多くなったのでプランクトンが大発生しているのだろう。仕方がないのでこの場所ではじめてみるがアタリもないしこっちもやる気がおこらない。少し南に移動して30分ぐらいたった頃だろうか、やっとアジが1匹釣れた。ふたたび沈黙。潮の流れも速く、仕掛けが下に入らず水平に近くなっていたのが少しゆるくなってきた。もう、午前6時を回っていた。ここからアタリが少しずつ出だした。1匹、2匹と追加しながら午前7時半の終了をめざして魚を〆て、生簀の水をかする。写真も撮ってさて帰ろうかとリールを巻き上げるとドスンと大きなアタリ。締め込みもきついので何か別の魚かと思いきやサバが六連。これで20匹を超えることができた。

魚のサイズは今回も大きい。僕のクーラーでは50匹は入らないだろう。それに、これだけ汚い潮でもこれだけ釣れるのだ。
今年は楽しみだ。

家に帰ったら母親が、「今日はなれ寿司を作るからアセをとって来い。」という。道具を洗ってまたまた港へ逆戻り。雑賀崎への道の際にあったものを採ってきた。こんなものを採ってるのは僕ぐらいじゃないかと思っていたら、同じ場所でこのアセを採ったあとがある。やっぱりここは和歌山だ。一般の人でもなれ寿司を作っているのだと感心してしまった。
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