イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2022年12月17日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:長潮 7:19満潮
釣果:コウイカ エソ マゴチ 各1匹

今年も今日を含め、大晦日にも釣りに行くとして3回かチャンスがない。最低でも叔父さんの家に持っていきたいので1匹だけは真鯛を釣りたいと願っている。僕の腕前ではそのために3回の釣行は必須なのだが、今日は微妙な天気だ。風はないけれどもじきに雨が降ってくる。そしてその降り出しの時間が微妙だ。NHKの天気予報ではお昼前、気象庁では午前8時には降ってくる。
風は間違いなく吹かないので予報がNHKどおりだと加太まで行ける。しかし、気象庁の予報だとすぐに帰ってこなければならない。気温は相当低くなりそうだからそんな中、雨に当たってしまうと元から少ない戦闘意欲は限りなくゼロになってしまう。
それでも朝起きてから2回ほど外に出てどうしようかと迷っている。
もう少し情報収集をと思って今度は雨雲レーダーのサイトを見てみると、自宅付近にはない雨雲の影が友ヶ島にかかってきている。これで決定。加太はあきらめる。コウイカの準備を始めることにする。
仕掛けが見つからず、ドタバタあたふたしながら港へ。それでも雲が厚いので午前6時半でも港は真っ暗だ。



今日は間違いなく雨が降るというにも関わらず出港の準備をしている間にも隣の港から船が出てゆく。



そういうのを見ていると、やっぱり無理して加太に行っておけばよかったとおもってしまう。しかし、今日は長潮なので潮もあまりよくない。それで納得することにする。
そう思いながら沖に出てみると、東の空より西の方が明るいではないか。



そしてまた悔やむことになる・・。
まあ、ここまで来てしまっては仕方がない。いつもの通り新々波止の際から仕掛けを降ろし始めた。



幸先の良いことにすぐにアタリがあった。型は小さいがコウイカだ。ひょっとして今日は久々の大釣りになるのではないかという予感がする。
そして予感を思わせるようにアタリがあった。しかし、これは魚だ。まずまずの型のエソが上がってきた。アシストフックにしっかり掛かっている。
その後はいつもの通りアタリがパッタリとなくなってしまった。あれまぁ、今日もあかんのかいなと思っていると久々にアタリ。しかしこれも魚だ。けっこう大きい感じだ。これもアシストフックにしっかり掛かっていて取り込むことができた。そこそこのサイズのマゴチであった。



(この画像は判断正しく加太を目指していったNさんが撮ってくれたものだ。)

イカは釣れないがこれはこれでうれしい。と思いながらもその後もまったくアタリはない。新々波止の際を端から端まで動き回ったがアタリはない。思い切って双子島の沖に向かってみたが新々波止の際でアタリがなければここでアタるわけがない。



しかもここはあまり流れがない。
長潮という日が悪いのか、それとも今年はイカが少ないのか・・。家に帰って捌いてみると白子が大きくなっていた。季節が遅れているわけではない。エサが少ないのか、小さいまま成熟してしまっているようだ。そうなってくるとやはり今年はイカが少ないということだろう。それは今年だけのことなのか、それとも何かの条件が変わってイカが住めない場所になってしまったのだろうか。どちらにしても今シーズンのイカはあきらめたほうがよさそうである。

もうひとあがきと思い一文字の切れ目で仕掛けを降ろしてみたがやはりここでもアタリがあるわけはなく、おまけに雨が降ってきた。雨粒はわずかだがこれを理由に午前9時に終了。
港に戻り今年最後になるだろうと思い「わかやま〇しぇ」へ。



いつもの通り冷凍コロッケを買いこんで帰宅した。


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加太沖釣行

2022年12月10日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:大潮 7:57満潮
潮流:4:24転流 8:35上り3.5ノット最強 12:36転流
釣果:ハマチ9匹 チダイ2匹

12月も3分の1が過ぎた。しかし未だお正月の真鯛は自宅分しか用意できていない。
最低でもあと2軒分は確保したいと思い、今日はカワハギ釣りを封印して真鯛を狙いたいと思う。とそこまでの覚悟をしておきながら、延長戦もしたくないと思っているので何とも矛盾した考え方である・・。
幸いにしてというか、今日の潮なら午前10時までで勝負がつきそうだ。それも個人的には期待が持てそうな上り潮なのであるから俄然期待が持てる。しかし、結果としては残念ながら真鯛の顔を拝むことはできなかった。
食べればハマチの方が美味しいと思うのだけれども、お正月を迎えるためにはやはり真鯛が必要だ。まあ、それが無くてもお正月は来るのであるが・・。

潮流が最強時刻になるまでは真鯛は釣れにくいだろうから、もし、四国ポイントで魚の反応があればサビキでアジサバを狙ってから真鯛を狙いたいと考えていたがまったく何の反応もない。さすがにこれではサビキを下してもダメだろうと考えそのままテッパンポイントへ。



高仕掛けを下してみるが、やはり潮が速すぎて仕掛けが斜めになってしまう。これはこれで釣れる感じがしないのでまた沖に出てサビキをやってみることにした。サビキは片手で操れるのでその間に腹ごしらえだ。
ずっと反応がないのでやっぱりアタリはない。どの釣りでもそうだが、最初にアタリがないとその日はまったく釣れないぞという予感が頭の中に渦まく。自信というか、余裕がなくなる。こういう展開は嫌だ。とくに疑似餌での釣りではそんな感じがしてしまう。
ただ、今日の潮では午前8時を回ってからが本番だと考えていたので、それを信じてじっと我慢をしていた。

サビキでもまったくアタリがないので潮が緩むのを待たずに再び高仕掛けに変更。そしてとりあえずはこれがよかった。テッパンポイントに移動してしばらく後、魚探に反応が出たと思ったらアタリが出た。やっぱり加太の魚は正直だ。時間通りにアタリが出る。焦らなくてもいいということかもしれない。
よく引く。しかも頭を振らないのでこれは残念ながら間違いなくハマチだ。いい型だと思ったが2匹掛かっていただけであった。2匹確保できたのでとりあえずは叔父さんの家に持って行く分ができた。僕の魚釣りはこれで半分完結したことになる。あとは30センチ1匹でいいので真鯛を釣れば家に帰れる。
しかし、これがまったくうまくいかない。
その次は頭を振る魚ではあったが小さなチダイだ。ちょっとスタイルが違うし、20cmほど魚をお正月用と言って持っていくのはさすがに恥ずかしい。小さな鯛を2匹腹合わせにして飾るという地方もあるらしいが、すくなくとも我が地元にはそんな習慣はない。

この時間くらいからアタリが頻繁に出てきた。そして今日一番の強烈なアタリが出た。ほとんどリールを巻けない。糸を巻いては引き出されるという繰り返しだ。枝素は3.5号。いつ切られてもおかしくないという感じだ。幸いにして周りには船がいないのでここはゆっくりとやり取りを続ける。
しかし、まったく進展がない。巻いては引き出されることの繰り返しだ。こんなによく引くのに糸が切れないのはおかしいと思い始めたのだが、この理由はその後判明する。やっと残り10メートルとなってもまた糸が出てゆく。残り6メートル。しかしここからまったくリールが巻けなくなってしまった。ここまできて糸を切られてしまうというのはあまりにも悲しいと思うと強引にはやれない。そして、もっと弱らせておかないとまた糸で指を切ってしまうかもしれない。
ここでじっと我慢。やっとリーダーに手がかかり仕掛けを取り込んでゆく。魚の姿を確認してみると、なんとも小さい。最初の2匹と同じではないか・・。しかし、まだその下に魚がいるようだ。そしてまたその下にも・・。次から次へと魚が上がってきて合計5匹。6本の仕掛けに5匹も掛かっていた。それはよく引くはずだ。そしてそれぞれの魚が小さいので糸が切れないはずだ。



多分、10分くらいはやり取りをしていたのではないだろうか。これはこれで面白い釣りではあったがやっぱり真鯛がほしい。
もうハマチはこれで十分だと思うが、その後もハマチしかアタらない。2匹を加えて午前10時。もう一息粘ればとおも思うが、今日は延長戦も残業もしないと決めているので今日はここまで。真鯛は次回の課題として加太の海を後にした。

けっこう寒いと思い今日から長靴をボア付きに変えていたのだが、寒いのは夜明け前くらいのもので、その後は暑さで気持ちが悪くなるくらいの天気であった。



特に魚とのやり取りをしていると体温も上がるので汗だくになる。寒くて足がしびれてしまうというのもかなわないがこんなに暑いのもかなわない。透湿素材の高品質な防寒着なら温度調節もしてくれるのだろうが、破れたところをガムテープで補修しているくらいではそういうことも望めない。ファスナーを開いてみると今度は寒すぎる。こういう時というのは甲斐性のない我が身が悲しくなるのである・・・。




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水軒沖釣行

2022年12月04日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:若潮 9:30干潮
釣果:ボウズ

天気予報も好転してきたし、昨日、あまりパッとしない釣果だったのでもう一度釣りに出ることにした。小船にも半月乗っていないのでそろそろエンジンを回しておかねばという理由もある。

朝はゆっくりでいいやと思い、午前6時半に家を出る。港に到着し船を出すと、僕たちの船溜まりの前に何かが浮かんでいた。完全な直線型だったので、これはひょっとして釣り竿が浮かんでいるのかとスケベ心を出して近寄ってみると、ロープであったのだが、これは係留用の碇につながっているロープであった。なぜだかわからないが使われていない古いロープが浮かんできたらしい。その端を見てみると、切り口はきれいで、おそらく昨日、今日に切り取った感じがする。誰かのロープを切られたのかと思って浮いていた付近の船のロープを点検してみたが問題はなかった。



放っておくと誰かの船が引っ掛けてしまうのは間違いない。どうしたものかとしばし逡巡しているとちょうどいいタイミングでモトヒロくんが事務所から出てきた。手を振ってこっちへ来てもらって、こんなことになっていると伝えると、仕方がないので沈めようと倉庫の中から適当に錘になるものを持ってきてくれた。
それをロープに括り付けてとりあえずは沈めておいたが、錘の効いていないところが再び浮いてくる危険はある。当分は航行に注意しなければならない。
しかし、今まで沈んでいたものがどうして突然浮き上がってきたのだろう。見た目では素材はビニロンかポリエステルのような感じだったので浮いてくるはずはないように思う。
考えられるとしたら、素材としてはもともと浮くものであったのが泥に埋もれてなんとか沈んでいたものが、誰かがその上を高速で走ったものだからかき回されて浮かび上がってきたというところだろうか。
そして2番目に通った人がひっかけるという憂き目に遭った・・。これではまるでハブに噛まれた哀れな人と同じような気がする。ハブも、最初に通った人に気がついて身構えて二人目を噛むという。

そんなことをしていて30分ほどロスをして出港。

それが原因というわけではないが、残念ながらボウズであった。イカ釣りにきてボウズというのは珍しい。風も穏やかで潮は適度に流れている感じであり、イカが釣れる気配は十分あった。しかし、若潮というのが悪いのか確実にアタリがあったのは1回だけであった。スッテを見てみると皮膚の粘膜の一部が残っていた。



イカの活性は相当低かったようだ。

新々波止の端から端まで探ったがダメであった。



2時間やって何もなければこれ以上居ても一緒なので午前9時に帰投。
港に戻り、大きいほうの船の燃料を入れ終わった頃から雨が降り始めた。まあ、雨に当たらなかっただけましだったということだろう。



モトヒロくんは、「人のためになることをしたんだから今日は釣れるで。」と言ってくれたのではあるが、そんなに世の中は甘くはない。あかんものはあかん。堂安選手ではないが、奇跡ではなく、それは必然なのである・・。

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加太沖釣行

2022年12月03日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:長潮 8:35干潮 15:04満潮
潮流:5:35転流 8:53下り1.8ノット最強 11:45転流 14:54上り2.2ノット最強
釣果:カワハギ8匹 カスゴ1匹

まずは昨日の話から。
今、勤務している会社はワクチン接種をする日は出勤扱いになるらしいということを知った。接種する時間なんてあっという間なので、接種して副反応がない場合はそのあとはきちんと出勤しなさいということを言っているのだが、僕の場合、副反応がなくても勤務先が遠いので接種のあとに出勤は無理ですと申告して実質休みにしてしまった。
ワクチン接種は今回で5回目になる。こんなの何度やっても同じだと思っているのだが、タダでやってもらえるというのと、出勤扱いになるというので、ホイホイと接種に臨んだ。ちょうど、母親を検査に連れて行かねばならなかったのでそれも出勤扱いで済ませられるのなら渡りに船だ。

天気がよければ接種前に船を出すと本当に渡りに船となるのだが、昨日は強風でそんなことは全くの無理であった。朝はゆっくり寝ておこうと思ったが、歳のせいだろう、早朝に目が覚めてしまう。昨日も午前5時過ぎに目が覚めてしまった。もう一度寝ようと思ったが、そういえば今頃の時間、ワールドカップの日本とスペインの試合をしていたなと思い出し、多分負けているのだろうが、せっかくだから見てみようとテレビのスイッチを入れると、なんと2-1で勝っているではないか!それなら午前4時から見ておけばよかったと地団駄踏んだのである。まあ、サッカーなんてルールも知らないしスポーツ全般に興味がないのでそんな奴に貴重なゴールシーンを見せてくれるほど神様は優しくないのだ。
おそらく昨日は、日本の99.9%の“長”とつく役職のひとの朝礼のネタはこれで、チームワークとか、自分の力を信じろとか、高い望みを持って努力しろとか、あきらめるという言葉は禁句だとか、こそばゆい言葉を並べているに違いない。
しかし、森保カントクを見て江頭2:50を連想するのは僕だけだろうか・・。

朝早くから目が覚めてしまったので、何かやることがないかといろいろ考えた。そこで、この冬最初の焚き火をやってみることにしたのだ。あまり詳しくは書けないが、焚火をするのにいい場所を見つけたのだ。持ち主には許可をもらっていてしかもキャンプもOKという場所だ。あまり人目につかず、薪もふんだんにある。
今日はそれほど時間がないのでコーヒーを沸かしただけだったが、近いうちに料理でもやってみようと思う。



そして午後から病院に行って1日が終わってしまった。



今日の天気は昨日とはうってかわって風のない穏やかな天気という予報であった。しかし、朝は強烈に寒い。今年一番の寒さだそうだ。アメダスのデータでは5.3度だったらしい。なので、今日から防寒着を着ての出撃だ。
こんなに寒い日なのだが、港への道中、釣り竿を自転車のカゴに差して走っている二人の少年を見た。どんなに寒くても釣りには関係ないのだというのは僕もそういう気持ちがわかるのでちょっとうれしかったのである。進行方向から想像すると、和歌浦方面かマリーナシティ方面に行くのだろう。

船の上はデッキが凍っていてツルツル滑る。これはかなり危険だ。両手に荷物を持って乗り移ったのだが一瞬、ズルっと体が揺らめいた。
そして、足元はまだ防寒体勢をとっていないのですぐに感覚がなくなってしまった。海の上を侮ってはいけない。寒くて体が動きにくく準備に手間取り、出港したときはすでに明るくなってしまっていた。



今日の予定は、潮が速い間はカワハギを狙い、その後真鯛を狙いたいと考えている。12月に入ったのでにらみ鯛の確保だ。

カワハギについては、先週、帝国軍軍港前でエサ取りばかりに悩まれたので今日は違う場所で釣ろうと考えていた。友ヶ島の南でも釣ることができるということだったので第2テッパンポイントとナカトシタの中間点から仕掛けを下し始めた。



そして答えはすぐに出た。小気味よいアタリのあとに上がってきたのは、型は小さいがカワハギだ。
その後もアタリは続く。エサ取りは一切ない。アタリがあればカワハギが掛かってくるかエサを取られるかだ。おそらくエサを取られたのもカワハギの仕業だろう。
いい感じだがいつまでもカワハギを釣っていられない。5匹を釣り上げ、とりあえずおかずはできたので真鯛狙いに変更。
潮は下りなのでナカトシタから友ヶ島の北側を転戦しようと考えている。
帝国軍はどこにいるのか・・、ナカトシタは同盟軍の船ばかりなのだが、やはり帝国軍がいないとアタリもない。



ここをすぐにあきらめ、ナカトを通って次の場所に行くのだがコイヅキ方面を目指すか、非武装ポイントを目指すかで悩む。潮が止まるタイミングでもう一度カワハギを狙うつもりだったので朝一のポイントにアクセスしやすい方を選ぼうとコイヅキ方面へ移動したのだが、それが悪かったのか、まったくアタリがない。結局、沖ノ島を1周して何もなしだった。



今までの経験でも、沖ノ島を1周したときは魚が釣れていない。今日もそんな日であったあったということだろう。
その間に全くの交通事故のようにカスゴが1匹上がってきた。仕掛けを回収しようとリールを早く巻いていた時にリアクションで食ってきたのだ。真鯛では珍しい掛かり方だ。しかし、釣れない日は鯛の色も悪い。なんだかどす黒い。にらみ鯛にはちょうど良いサイズなのでまずは我が家の縁起物とさせてもらおう。どす黒いというのが我が家にはふさわしい。

残った時間でパックに残ったイソメを消費しようと帰りのルート上にある田倉崎の沖でカワハギをと思ったが、エサのパックを見てみると、かなり残っている。これなら本格的に軍港前で最後までやってみようと北上したのだが、これがまあ、よかったといっていいのだろうか。立て続けに3匹追加。そこでエサが尽きて今日は終了。

やはり僕の心の中には、森保ジャパンのようなあきらめない心や不利な環境を突破できるような強靭な心、幸運を呼び寄せる力はまったく存在しないのである・・。

先週に引き続き、かなり残業してしまった。転流後、潮が上りに転じたらまた勝機が訪れるのではないかと期待したのだが、長潮という日がわるかったのか、一向に潮が動く気配はなかった。
そんな中で唯一の収穫というと、カワハギは潮が止まっていても釣れるということと、そんなときはテンビンを浮かせて待っているとアタリが出るということだ。たった一度の経験でこれが正しいと結論付けるのは早いかもしれないが、なんとなくこれは当たっているような気がする。
次回からは真剣に真鯛を狙わねばならないので今シーズンのカワハギ釣りは終了なので、この検証はまた来年だ。

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加太沖釣行

2022年11月26日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:中潮 8:11満潮 
潮流:4:51転流 9:00上り3.4ノット最強 13:02転流
釣果:ハマチ2匹 カワハギ3匹

師がよく書いていたのが、「釣り師の時制には現在形がない。」ということであった。釣り師はいつも、昨日まではよかった。きっと明日からは釣れ始めるはずだ・・。と思っているし、釣りし同士の会話に中にもいつも登場するのがこのフレーズである。
今日はまさにその通りの展開になってしまった。

SNSにアップされていた昨日の釣果は真鯛もカワハギもかなりの数が上がっていた。
今日は潮もそこそこ流れているし、風も穏やかという予報だ。これはチャンスかと期待を込めて船を出したが、写真のとおり悲しい釣果で終わってしまった。
朝一にアタリがないとものすごく不安になるのだが、結局それがずっと続くという展開であったのだ。

今日の予定は、最初、高仕掛けから始めて、潮流が速くなってくるタイミングでサビキに変更し、最強時刻を超えたくらいから潮が止まるまでカワハギを釣ろうと考えている。

テッパンポイントに一目散に向かうが、その道中、魚探にはまったく反応が出ない。反応がない中、あそこなら釣れるかもしれないと、みんな同じようなことを考えているのだろうか、船団ができているのでとりあえずはここで釣りを始める準備をする。



しかし、その後も一向に反応は出てこない。
そこからはひたすらウロウロ。あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしたがどこにも反応はない。ほかの船もウロウロしているところを見るとみんな反応のある場所を探しているのだろう。その間、仕掛けをサビキに変更してみるもアタリはない。
そんなことをしながら1時間半が過ぎ、風が止んできたと同時に潮の動きも遅くなってきたような気がした。
もう一度高仕掛けに取り替え、最後の望みのテッパンポイントへ。幸いなことにここでは反応が出ている。さすがはテッパンポイントだ。僕を裏切らない。しばらくしてアタリがあった。
ここでトラブル発生。潮があまり流れていないので舳先にサビキの仕掛けをセットしておいたのだが、それに魚が絡まってしまった。なんとか魚は取り込んだが2本の仕掛けは元へ戻らないほどぐちゃぐちゃになってしまった。
ここで残り時間はわずかだ。
最後のカワハギ釣りに向かった。



潮が止まってしまう前に何匹かを釣りたいと思ったが、すでにこの時間には潮がほぼ止まってしまっていた感じだ。最初の半時間ほどはそれなりにアタリはあったがその後はぱったりとアタリがなくなった。
浅い場所に行くとアタリはあるけれどもベラかチャリコしか食わない。
そんなエサ取りを相手にしている間にイソメは尽きてしまい、高仕掛けに変更してもう少し残業してみたが何の成果もなく今日も終了。

今日は気温もそれほど低くなく、風も夜明け前後に吹いただけで穏やかな1日であった。仕掛けを操るための苦労をする必要もなかったので本来ならもっと魚が釣れるはずであったが、唯一気がかりだったのがスラッジが多かったということであった。唯一の気がかりではあるが汚れたまま仕掛けが上がってくる日にはあまり魚を釣ったことがない。
師は時制のエピソードのほかに、「釣り師は釣りに出る前には100の言い訳を用意しておけ。」と書いている。僕も、今日の言い訳としてこのスラッジを挙げておこうと思う。
決して、僕の腕が悪いということではない。はず。で、ある・・。

今年も残りあとひと月になったところでこの釣果は痛い。来月からはお正月の準備のために真鯛を一所懸命に狙わねばならないが、その前段としては最悪のスタートだ。お正月に真鯛の焼き物が無くても何かが困るというものでもないが、あるのとないのとでは大違いだ。なんとか時制の谷間から脱出しなければと思うが、あとは神のみぞ知るのである・・。
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加太沖釣行

2022年11月20日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:中潮 3:40満潮 9:30干潮
潮流:4:18上り2.1ノット最強 7:43転流 10:44下り2.2ノット最強
釣果:ハマチ1匹 カスゴ1匹

一昨日までの天気予報では今日は雨ということになっていたので安息日にしようと思っていたのだが、昨日の予報で午前中は雨が降らないと変わってきた。
一昨日はイカ釣りに行っていて、昨日は友人の船の引っ越しを手伝っていたのでいい休養になると思っていたのだが雨が降らないとなると行かないわけにはいかない。
おまけに昨日の夜、日付が変わった頃から立て続けに3回地震がおこり、ほとんど寝ていないのでかなり疲れているのだ・・。

午前4時半に起床して友ヶ島のリアルタイムの風速を見てみると6メートルの風が吹いている。これは釣りができるギリギリの風速だ。雨雲の様子を見てみると、予報通り当面は降りそうではない。とりあえず港までは行ってみようと服を着替え家を出るとわずかだが雨が降ってきた。内心、これでもう一度布団に入れるとホッとするのだが、バイクの周りをグルグル回っているうちにまったく気にならないくらいの降りかたになってきた。これでまたとりあえず港まで行くことにした。
一昨日に比べると雲が多いおかげであまり寒さは感じない。

港には岸辺の哲学者がいつものように佇んでいた。



大概はじっと見つめているとどこかに飛び立ってしまうのだが、今日はなぜだかまったく動かない。写真に収めることができたのは初めてではないだろうか。

港は無風。橋を越えた港内は東の風で少し波立っている。一文字の切れ目を抜けるとまたべた凪だ。やっぱり来てみてよかったと思ったが、田倉崎を越えるとかなりの風が吹いている。
家に帰ってその頃のリアルタイムでの風速を見てみたら北東の風7メートル。まったくこの通りの吹き方だ。



カワハギも釣りたいなと思い、イソメを買おうかどうか悩んだのだが雨も風も心配で、買ったもののほとんど捨ててしまうというのはもったいないので今日はサビキと高仕掛けだけにしておこうと考えたのは正しい選択であった。と思ったものの、実は今日、カワハギ狙いで出た人たちはけっこうな釣果を上げていたらしい・・。

加太に到着した時点ではまだ上りの潮が残っているはずなのでまずは高仕掛けで真鯛を探ってみて、下りに入ってから大和堆ポイントでアジサバを狙おうと考えていた。
四国ポイントからテッパンポイントに向かうラインを魚探を見ながら移動しているとテッパンポイントの手前で反応が出てきた。



ここで釣りを始める準備をし始めたのだが、風が強すぎてスパンカーのブームを広げることができない。風は強いが潮はほとんど流れていない。あれまあ、これで魚が釣れるのだろうかと最初から戦意は消失してしまった。
しかし、そんな中、アタリがあった。
仕掛けが浮き上がるようなアタリだったのでこれは青物だろう。上がってきたのは小さなハマチだ。
とりあえずはボウズは免れた。
その後はあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。アタリはまったくない。
後半は大和堆ポイントだと考えていたので、沖ノ島方面に向かっていたのだが、この海域は北風がすごい。ちょっと恐怖を感じるくらいだ。



この頃のリアルタイム風速は7メートル。これは厳しいと大和堆ポイントに行くのはあきらめ、いつでも風裏に逃げ込めるよう田倉崎に移動。風が吹く谷間であったのかどうか、ここに来いたときにはまったく風の強さは気にならない程度に治まっていた。
ここでもなにやら魚の反応はある。しばらくすると、大きなアタリ。仕掛けが海底についてすぐにアタってきた。型は小さいが一応真鯛だ。
魚探の反応も海底付近で、こういったアタり方であったということは、きっとサビキ仕掛けに変更したほうがよかったのかもしれないが、釣りができる残り時間はわずかで、僕が作るサビキ仕掛けは1回使うだけで鉤が錆びてしまう。要は、仕掛けがもったいないということなのだが、あとから考えるとここでサビキ仕掛けに変えておけばもう少し何かが釣れたのではないかと悔やんでしまったのである。

午前9時を前にして風は再び強くなってきた。このまま釣りを続けても大して数は伸びないと考えてそのまま釣りを終了。
釣りを始めてから終了までは約2時間。ポイントの移動の時間を差っ引けば仕掛けを下していた時間はわずか1時間足らずというところだろう。たったこれだけの時間では2匹しか釣れないというのは仕方がないというかなんというか・・・。ちょっと海が荒れ気味だとはいえ、もう少し粘りの釣りをしないとまともな釣果を得られないのだろうなと反省するのである。

帰途に大型のばら積み船が停泊していたので周辺を回ってプリムソル・ラインを探してみた。



確かに本に載っていたものとまったく同じマークを見つけることができた。このラインが船員さんの命を守っているのである。



丸によこ棒(積み荷が均等に積まれていて水平を保っているかどうかのチェックマークだそうだ。)のマークのNKというのは日本海事協会のイニシャルで、この船は日本船籍であるという表示だそうである。

この船のデータを調べてみると、全長299.95m、全幅50.00m、総屯数108,100屯だそうだ。波動エンジンのスラスター部分を除くとほぼ宇宙戦艦ヤマトと同じサイズだ。
う~ん、これでイスカンダル星まで行くのかと思うとやはりあの航海は大冒険であったと感慨無量になるのである。


ハマチは叔父さんの家に持っていき、残ったカスゴは久々の清蒸にした。たまたま家に紹興酒があったので今日は本格的中華風に仕上げてみた。



確かに日本酒で作るよりもコクが出る。
師は釣った魚をたべるとき、一度はその魚をこの料理で食べると書いていたが、今日のカスゴの清蒸はその味に近かったのではないかと思うのである。
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水軒沖釣行

2022年11月18日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:長潮 7:33干潮
釣果:コウイカ 1匹

今日は平日だが、母親を病院へ連れてゆかねばならず有給休暇を取った。今の仕事も大した仕事ではなく、それをきちんとやったからといって人事考課の評価が上がるわけでもなくもちろん給料も下がりはすれど上がることはまったくない。楽しみといえば有給休暇をどれだけ消化できるかということだけである。
だから何かと理由をつけて今日も有給休暇を取るのである。

予約時間は午後12時。それまでは自由な時間だ。これだけの時間があればコウイカに行ける。と思ったが、予想に反して風が強く、潮も緩かったのか、かなりの苦戦であった。
おまけに、港にやってきてからカメラを持ってくるのを忘れたことに気付いたり、あまりの寒さに対応できずにブルブル震えていたりとへまばかりをしてしまっていた。
ということで、今日は全部スマホでの撮影だ。スマホはどうも使いにくい。これがひとつ目のへまだ。

朝は明るくなってから出港しようと思っていたので、港に到着したのは午前6時。エンジンを温めたり、仕掛けのセットをしていると航海灯は必要ないくらいの明るさになってきた。



それほど風は吹いていないと思っていたが、鉄鋼団地の前を通ると港内でもかなりの風波が出ていた。小船では厳しいなと思っていたが、風は東風、一文字の切れ目を抜けると今度はべた凪業態になっていた。長潮なので潮は動かないと考えていたのでできるだけ沖、新々波止のさらに沖まで行ってみようと思っていたのでこれなら楽勝だと一気に沖を目指すと、再び風波が強くなってきた。



船もかなり流されているので、以前、この方法はいいのじゃないかと思っていたコンクリートブロックをロープに括り付けて沈めるという方法を試してみた。確かにこれはいい方法だ。25号のオモリで底が取れない状態だったがきちんと底が取れるようになった。あとは、仕掛けのすぐ近くにコンクリートブロックが浮いていてもイカは警戒心を持たないものだろうかと心配していたがそれは杞憂だった。間もなくアタリがあった。これは幸先がいいではないかと思ったが途中でバレてしまった。イカを釣っていてバラすということはあまりないのだが、今日はその後もそういうことが度々あった。潮が動かないわりに船はかなりの速度で流されるのでしっかりスッテを抱きかかえてくれないのかもしれない。
この場所で粘ればいいのかもしれないが、船があまりにも早く流れてゆくので少し陸の方に移動。新々波止の中ほどのところまで来ると流れは穏やかだ。コンクリートブロックがなくても底が取れる。
ここでふたつ目のへまをやってしまった。和歌山市の今朝の最低気温は今季最低の7.9度、おまけに海上はかなりの風が吹いているので体感温度はもっと低いだろう。そんな中でロープの引き上げを手袋をしたままやってしまった。海水で濡れた手袋は気化熱を奪い指先はもうダメと思うほど冷たくなる。もともと、カッパの上下だけでは寒くてたまらないと感じていたので気持ちはどんどん萎えてゆく。アタリも最初のバラしからいっこうになく、その気持ちに拍車がかかる。渡船屋は今週、連休しているので港は無人だ。焚火の用意を持ってくればよかったと後悔した。こんなに寒くてアタリもないのなら港で焚火をやっていたほうが楽しいではないか・・。

どこに移動してもアタリがなく、ここが最後と新々波止の元の切れ目跡の前に移動するとやっとアタリ。今度は大きそうだとリールを巻いているとフッと軽くなってしまった。またバラしたかと思ったらスッテを持っていかれてしまっていた。



これが三つ目のへま・・。フロロの3号なのでめったに切れるものではないが、去年から使っているものをラインの取り換えもしないでそのまま使っていたのでラインが弱っていたのかもしれない。貴重なスッテを失ってしまった。そういえば、以前にも同じようなへまをしているのを思い出した。
僕はまったく進歩のない人間だ・・。

スッテはまだひとつ残っているのでそのまま釣りを続けると、このポイント周辺はけっこうアタリがある。しかし、冒頭に書いた通り、合わせを入れても一瞬重さを感じるが、すぐに抜けてしまう。そんなことの繰り返しだ。
やっとしっかり鉤掛かりがしたと思ったら上がってきたイカはサイズが小さい。その後、すぐにアタリがあったが今度は小さなタコ。さすがにこれは小さすぎるのでお帰り願った。



まだ生エサを使っていた頃は何度かタコを釣った記憶はあるが、スッテで釣り上げたのは初めてだ。
ひょっとしてスッテを持って行ったのもタコだったのだろうか。タコなら少しサイズが大きいと3号では持たなかったのかもしれない。それなら納得がいくのだが・・。

その後はアタリもなく、予定通り午前9時に終了。
家に帰っても手の冷たさは治まらず、イカをさばく手元が狂って墨袋を破いてしまった。四つ目のへまだ・・。


早めの昼食を食べて病院に向かう。検査待ちの間、待合室でじっとしているのももったいないので徒歩で中古の釣具屋へ行ってみた。



たかだか10分ほどの行程だが、やっぱり途中で息が上がってめまいがする。
これは母親の検査の前に僕が検査を受けたほうがいいのではないかとも思ったりするのだが、こんなに待つくらいなら僕は御免だといつも思うのである・・。



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加太沖釣行

2022年11月12日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:中潮 8:42満潮
潮流:5:20転流、9:27上り3.3ノット最強
釣果:カワハギ2匹 ハマチ2匹 真鯛2匹 チャリコ1匹

カワハギの釣果が相変わらずいいらしい。僕も再び肝和えを食べたいと思うのだが、今日の潮を見てみると、アジ釣りと真鯛釣りに専念するのがよいのではないかと思える潮である。しかし、前日の釣果でN氏が大量にカワハギを釣ったという写真がSNSにアップされているのを見ると、僕も予定の中に入れておかねばと考えた。
しかし、肝心のエサを買ってくるのを忘れていたことをエンジンに火を入れてから気付くという体たらくなのだが、実はこれは僕が単に2分前の記憶さえ保持できない脳細胞しか持っていないというのではなく、僕の中の内なる神の啓示であったのかもしれないと思えるほどカワハギは釣れなかった。今日はカワハギをやらなかったほうがよかった日だったのかもしれないのだ。

今朝は温かい。もう、手袋をはめないとバイクの運転は辛いのではないかと思っていたがまったくそんなことはなかった。
港に到着した時にはまだ満月に近い月のそばに火星が輝いていて、今朝はこの月を眺めながら加太に向かえると思ったが、結局、ゴカイを買うために港を一度離れたので出港はかなり明るくなってからになってしまい、その時には火星もすでに空の中に紛れてしまっていた。

 

朝一、潮はあまり動いていないようであったがモーニングサービスを期待して四国ポイントの北でサビキを下してみた。しかし、魚探の反応もなく、時間がもったいないのですぐにカワハギポイントに移動。
二枚潮なのか、仕掛けは安定しない。しかし間もなく、これはカワハギのアタリだというアタリがあってかなり食い込ませたつもりだったがすっぽ抜けてしまった。これがケチのつき始めだったようである。
その後はアタリがあってもチャリコばかりだ。アオイソメはどんどん消耗し、1時間余りでほとんどを使ってしまった。そんな中、今日も魚探には魚の反応がいっぱい出ている。真鯛にしては反応が広範囲に広がっているのでこれはひょっとしてアジかもしれないとサビキ仕掛けに変更。まあ、そんなに簡単に魚は釣れるわけはないのだが、それならばとサビキを少しずつ巻き上げて誘いをかけてみるとかすかだがアタリがあった。これは真鯛かもしれないと高仕掛けに変更。確かにそのとおりで、鉤掛かりはしないものの結構な回数でアタリが出る。
そしてやっと鉤に乗ったのは小さなハマチであった。その後もビニールはかじられるものの鉤に乗らない。なんとかもう1匹真鯛を追加したが、その頃になると太陽がまぶしいくらいになりこれはきっとビニールの色が濃すぎるのかもしれないと考えて、もう少し薄い色のものを準備するため仕掛けを下したまま道具箱をまさぐってから竿を持つと、すぐにアタリが出た。これは偶然なのか、ずっと底で仕掛けを動かさずにいて突然動いたビニールにリアクションで反応したのか、その真意は魚に聞かねばわからないことだが、これは大きい。幸いにして周りには船はいない。無理をせずゆっくりやりとりをして、いざリーダーに手をかけた瞬間に再び魚が走り出した。思わず手を放したがそのときのわずかな時間にリーダーが指に食い込んだようだ。そのときはまったくわからず、もう一度竿を持ち直し、出て行った道糸を巻き込んで魚を取り込んだ後に右指が痛いことに気付いた。手のひらを見てみると血が滲んでいる。そのときになってやっと指を切っていたことを知った。



今日は生簀を開けることもなかろうと釣った魚はすべてすぐに締めていたのだが、その間も海水に浸みて痛いことこのうえない。魚を取り込めていたのでうれしい痛みだが、これで糸だけ切られていたら痛みが倍増していたところだ。
その後、もう1匹真鯛を追加して11時過ぎに終了。

小春日和というのは、晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天なのだが、先に書いたように、今日は小春日和を通り越して夏の終わりころに逆戻りしてしまったのではないかと思えるほど暑い1日になった。そろそろ焚火の準備をと思っていたけれどもとんでもないことだと思い直したのであった。




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水軒沖釣行

2022年11月06日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:38満潮
釣果:コウイカ 3匹

まずは昨日の話から。
午前中、友人の船を新たに港に迎えるための準備をしていた。1艘の船が抜けたのでそこに迎えるのだが、引き取った業者がもとあった碇のロープを切ってしまって放ったままにしているという。しかし、こんなことをされると海底にゴミが残るだけだし次に入る予定のひとのためにはとりあえずそのまま残しておいてほしかった。業者は邪魔なものは残しておかないほうがよいとでも思ったのだろうがこれは明らかにありがた迷惑なのである。
海底をまさぐるとひょっとしたらロープの先を捉えることができるかもしれないと思い朝から竹竿を切り出してきて適当な金具を取り付けてゴリゴリやってみた。
こんなことをしたのは初めてのことだったのだが、この港の底はゴミだらけだ。ロープの切れ端が引っ掛かってきたり、引っ掛かったきりなにやら動かないものもある。強引に引っ張ったら金具が抜けてしまった。こうなってしまったらあとは何もすることができない。
仕方がないので「わかやま〇しぇ」へ。今日のお目当ては250円のハチミツだ。激安スーパーでも400円近くするからこれもかなりの破格値だ。



毎週土曜日はけっこうな人の数でごった返している。いつものおじさんが僕を見つけてくれていて、「今日はタダで針ショウガあげるからあとで声をかけてよ。」と言ってくれる。
冷凍食品なんかを物色して清算を済ませ、おじさんに声をかけるとほかの人がいる中で、「あんたは特別だからいくらでも持っていけ。」と言ってくれるのだが、僕はどんなところが特別なのだろうか・・・。
賞味期限が切れているとはいえ、これを全部タダでもらえるのだ!



そして、午後、もう一度金具を買いなおして港へ。その前に粗大ごみを捨てに青岸清掃センターに行ったのだが、平日ならすんなり入れるところが、渋滞ができている。



土日はどこでも人がいっぱいだ。もう、嫌になってくる。こういう、特定の場所に土日に人が集中するというのはまったく社会的には非効率なものではないだろうか。大体、日曜日が休みなどというのは、旧約聖書の世界で創造神ヤハウェが光と大地と星と鳥と魚と獣と家畜を作った7日目に休んだというところからきているのだから仏教を基に建国を始めた日本人がそれに合わせることはなかろうというものだ。みんなまんべんなく休日を振り分けて生活すればどこも込み合うことがないはずなのだ。
大体、ヤハウェ神も、その2千7百年後、アダムとイヴのたったふたりから始まった人間の数がこんなに多くまで増えて土日はどこも混雑するようになってしまうとは思っていなかったのだろう。そう予想していたのなら、水曜日ぐらいにひと息いれて分散休日の段取りをしておいてくれたのではないだろうか・・。

そんなことを考えながら港に到着し、新たな金具をつけてまさぐっていると、係留予定場所の隣のNさんたちがやってきた。一応、新しい人にこの場所を紹介してるということと、碇を探すつもりだということを事前に話をしていいたので、「どうよ、見つかるか?」と聞いてくれる。
あきません・・。と答えると、今から釣りに行くからその前に船で沖を探ってやるわと言ってくれる。僕もそう考えたことがあるのだが、他人の碇のロープをひっかけると厄介なのでそこまではやりたくはないと考えていたのでありがたい申し出だ。
探している碇はこの人たちが沈めたものなので大体の位置は把握しているようだ。
風に煽られながら何度か探ってみてくれるがなかなか見つからない。
「もう、あきらめましょう」と声をかけようとしたとき、どうも碇を見つけたようだ。探していたものではないが、もっと昔に捨てられたもののようだ。位置的にもちょっとずれているが強度も十分残っていそうなので使えなくはなさそうだ。途中で切れているロープに応急でロープを繋いでもらってなんとか確保できた。
しかし、この人たちは親切なひとたちだ。4年前の台風の時も大半の船の碇が引けてしまったのですべての碇を入れなおしてくれたのもこの人たちだ。人力では引き上げられないほどの重さのある碇を全部抜いては入れ直しをするというのは相当な労力だろう。ありがたいことだ。

借りているロープを自分のロープにつなぎ替えたりそれを沈めておく作業をしながら彼が視察にやって来るのを待つ。
ほぼ予定通りの午後3時。今日は息子と釣りに出ていてその帰りですと彼がやってきた。
息子さんの年齢を聞くと22歳だそうだ。大学生か社会人になって間なしというところだろうが、仲がよさそうだ。僕には考えられない。まあ、息子などを連れてゆくと足手まといになるだけだから面倒だし、もとより息子のほうも父親と釣りに行こうなどという思考は脳細胞のかけらにもインプットされてはいまい。ということで僕にとってはなんだか違和感のある姿であった。

そんなことをやりながら1日が過ぎてしまった。

そして今日。時期的にはまだ2週間は早いと思うのだが、コウイカの調査に出てみた。
港に向かう時、素手でバイクのハンドルを握っていると手がしびれて感覚がなくなるくらいの寒さにならないと釣れないと思っていたのだが、このブログを書くために去年のコウイカはいつからだったかと調べてみたら最初に釣ったのは11月5日であった。あれ、まあ・・、去年もすでに同じときに釣りに行っているではないか。やはり記録は残しておくべきだがそれを活用しなけれ意味がないと、今、実感している。
そして、去年はまあまあの型を5匹も釣っているから今年はかなり出だしが悪いという結果になってしまった。


朝一はコチを狙ってみようと思い、紀ノ川方面に向かった。しかし、今朝も早く出過ぎたので真っ暗だ。



昨日の渡船屋の釣果には大きなタチウオが出ていたので僕も明るくなるまではタチウオを狙ってみることにした。
どこがよいのかわからないが、防波堤の一角に電気ウキが集中して光っている。ここがきっとポイントなのだろうと僕もそこの沖でルアーを投げ始めた。



アタリはなく明るくなるのを待って紀ノ川河口に移動。前々回アタリがあった場所に行くと、引き潮と川の流れが合わさってかなりの流れだ。



これではなんとなくだが釣れる気がしない。
今日の本命はコウイカなのだからとさっさと移動。新々波止のもとの切れ目に向かう。



仕掛けを流し続けるもアタリはない。この時点ではやっぱり時期が早すぎるかと思っている。
最初のアタリがあったのは釣りを始めて1時間ほどあとだったそれも型が小さい。この時点ではまだ、時期が早いのだから仕方がないと思っている。

その後もアタリはなかなか得られず・・。4回のアタリがあって3匹を取り込んだだけに終わってしまった。
去年は結局あまりたくさん釣ることができなかったけれども、出だしだけを比較してみるともっと悪くなりそうだ・・・。
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加太沖釣行

2022年11月03日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:長潮 6:46満潮
潮流:4:07転流 8:04下り2.0ノット最強 11:11転流
釣果:ハマチ3匹 真鯛2匹 カワハギ4匹

今日は安息日にするつもりだったのだが、天気予報を見てみるとすこぶる天気がよい。これはやっぱり釣りに行くべきだろうと急遽出港を決めた。
家を出る1時間前に起きればいいものを、なぜだか午前2時過ぎに目を覚ましてしまったがいまから二度寝するとこんどは寝過ごしてしまいそうなので仕方なく布団から這い出してメールのチェックなどをして時間を過ごす。ちょっと早いかと思ったが港へ向かう。
午前5時半を過ぎればそれなりに明るくなってくるかと思ったがどんどん夜明けが遅くなっていて出港した時は真っ暗で、辺りが明るくなってきたのは住金一文字を越えたぐらいからだった。



雲はなく、空気も澄んでいるので夜明けはきれいだ。このグラデーションを見るだけでも早起きの価値はある。



この無限大の色のバリエーションに古代の人が神を見たといっても不思議ではないように思えてくる。

風はなさそうなのでカワハギも狙いたいと考えているのだが、その前にアジを狙いたい。午前中は下り潮なので田倉崎の近辺では真鯛は厳しいだろうというのと、奥さんからは今度はアジを釣って来いという指示もあったのだ。

下りの潮だとやっぱり帝国軍はこの辺にはいない。どこにいるのかと周りを見渡すとコイヅキに集まっている。やっぱりあそこかと思うのだが、あれだけ帝国軍が集まっていると前回の釣行時のこともあり躊躇する。それにカワハギポイントに移動することを考えると田倉崎の周辺にいるほうがよい。
船を進めながら魚探の反応を見ているとポロポロと反応が出ている。ほかには船がいないが、どこかに腰を据えるとしても仕掛けを仕掛け巻きから引きだしておかなければならないのでとりあえず仕掛けを下してみた。
そしてすぐにアタリ。これは大きい。おそらく青物だ。ドラグは滑り、どんどん道糸が出てゆく。しかし、今日の仕掛けは5号で作っている。また、周囲には船がいないのでゆっくり落ち着いて魚とやり取りができる。
5分以上やりとりをしていただろうか、魚のほうも体力を使い切ったかゆっくり浮かび上がってきた魚はメジロクラスのハマチだ。これをチャンスに一気にタモに入れてボウズを回避。



大物がかかる確率が高い上の方の鉤は一番手大きな鉤にしている。それが功を奏したか、鉤が伸び切る前に取り込むことができたのだ。
実際、魚も相当体力を使ったか、生簀の中でひっくり返ったまま動かない。これはもう、締めるしかないが、魚が大きすぎてクーラーボックスには入らなさそうだ。もったいないが頭を落としてなんとかクーラーボックスに収める。



同じような場所を流していると今度もひったくるようなアタリ。また青物かと思ったら真鯛であった。真鯛は真鯛でうれしいが、今日はアジを釣りたいのだ・・。

しばらくアタリがなく、そうこうしているうちに大和堆ポイントに船が集まりはじめた。僕も今日の候補ポイントとしてここに行こうと思っていたのだが、ここよりもほんのわずか港から遠いのでもっと手前で釣れればいいやと思って朝一ここには入らなかったのだ。
急いで移動して海底の山の頂上の少し北側からスタート。



近くの船ではサゴシを上げている。ここにも魚はいるようだ。期待を込めて海底をまさぐっていると、これは間違いないというアジのアタリ。しかし、喰いつきが悪いか、すぐにバレてしまった。貴重なアタリを逃して落胆していると再びアタリ。これはアジっぽくない引きだ。上がってきたのはまたしても真鯛。
う~ん、今日の僕にとっては真鯛は外道なのだ・・・。

潮流が最強時刻を迎える前にカワハギポイントに移動したいと考えていたので、午前7時過ぎに移動。
今日は潮が緩いので最強時刻くらいに入っておかないと釣りにならないと思っていたが、帝国軍軍港前は海底に大きな溝があるせいかかなりの速さだ。



しかし、底潮はあまり動いていないようで東を向いて右舷に座っている状態では仕掛けが船の下にもぐってしまう。そそてアタリは頻繁にあるのだが、この釣りの極意はどれだけ魚に違和感を与えずに餌を咥え続けさせられるかということだ。しかし、この状態では仕掛けが引かれすぎる。何度もエサを取られ、ようやく左舷から竿を出せばいいのだということに気づいて1匹を釣り上げた。
せっかくカワハギは釣れたものの、噂通り型は小さい。その後も釣れても型が小さいか、やっぱり外道の真鯛の子供だ。僕はこんなに小さいカワハギを釣るためにここにいるのではないと言いたくなってくる。2匹でいいので尺近いのが欲しいのだ。
アタリが多い分、エサの消耗は激しく1時間余りで500円のエサを使い切ってしまった。

その間、魚探には真鯛らしい反応がたくさん出ていたのでここからは高仕掛けに変更。
そして、強烈なアタリが出た。今度も青物だ。高仕掛けのハリスは3.5号。しかもここは帝国軍の牙城。目の前に帝国軍が迫っている。その船は船名の記憶を辿るかぎり前回の釣行で対峙した船のようだ。今日はなぜだかおとなしいがいつ牙をむいてくるかもわからない。あまり時間をかけてやり取りをしている場合ではないので仕掛けを切られるかもしれないが強引に道糸を巻きあげる。幸いにして朝一の魚よりも少し小さい分引きが弱かったか、これも取り込むことができた。



続いて小ぶりのハマチ。2匹の大きなハマチと真鯛が2匹、それに小さいながら3匹目のハマチが加わると僕の小さなクーラーボックスは満タンになってしまう。これ以上釣っても持って帰れなくなると思い、転流前に終了。
潮はまだ流れを保っていたので釣りを続ければもっと釣れたのだと思う。
今日はなかなかよい日であった。安息日を破って正解だった。


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