イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2022年12月10日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:大潮 7:57満潮
潮流:4:24転流 8:35上り3.5ノット最強 12:36転流
釣果:ハマチ9匹 チダイ2匹

12月も3分の1が過ぎた。しかし未だお正月の真鯛は自宅分しか用意できていない。
最低でもあと2軒分は確保したいと思い、今日はカワハギ釣りを封印して真鯛を狙いたいと思う。とそこまでの覚悟をしておきながら、延長戦もしたくないと思っているので何とも矛盾した考え方である・・。
幸いにしてというか、今日の潮なら午前10時までで勝負がつきそうだ。それも個人的には期待が持てそうな上り潮なのであるから俄然期待が持てる。しかし、結果としては残念ながら真鯛の顔を拝むことはできなかった。
食べればハマチの方が美味しいと思うのだけれども、お正月を迎えるためにはやはり真鯛が必要だ。まあ、それが無くてもお正月は来るのであるが・・。

潮流が最強時刻になるまでは真鯛は釣れにくいだろうから、もし、四国ポイントで魚の反応があればサビキでアジサバを狙ってから真鯛を狙いたいと考えていたがまったく何の反応もない。さすがにこれではサビキを下してもダメだろうと考えそのままテッパンポイントへ。



高仕掛けを下してみるが、やはり潮が速すぎて仕掛けが斜めになってしまう。これはこれで釣れる感じがしないのでまた沖に出てサビキをやってみることにした。サビキは片手で操れるのでその間に腹ごしらえだ。
ずっと反応がないのでやっぱりアタリはない。どの釣りでもそうだが、最初にアタリがないとその日はまったく釣れないぞという予感が頭の中に渦まく。自信というか、余裕がなくなる。こういう展開は嫌だ。とくに疑似餌での釣りではそんな感じがしてしまう。
ただ、今日の潮では午前8時を回ってからが本番だと考えていたので、それを信じてじっと我慢をしていた。

サビキでもまったくアタリがないので潮が緩むのを待たずに再び高仕掛けに変更。そしてとりあえずはこれがよかった。テッパンポイントに移動してしばらく後、魚探に反応が出たと思ったらアタリが出た。やっぱり加太の魚は正直だ。時間通りにアタリが出る。焦らなくてもいいということかもしれない。
よく引く。しかも頭を振らないのでこれは残念ながら間違いなくハマチだ。いい型だと思ったが2匹掛かっていただけであった。2匹確保できたのでとりあえずは叔父さんの家に持って行く分ができた。僕の魚釣りはこれで半分完結したことになる。あとは30センチ1匹でいいので真鯛を釣れば家に帰れる。
しかし、これがまったくうまくいかない。
その次は頭を振る魚ではあったが小さなチダイだ。ちょっとスタイルが違うし、20cmほど魚をお正月用と言って持っていくのはさすがに恥ずかしい。小さな鯛を2匹腹合わせにして飾るという地方もあるらしいが、すくなくとも我が地元にはそんな習慣はない。

この時間くらいからアタリが頻繁に出てきた。そして今日一番の強烈なアタリが出た。ほとんどリールを巻けない。糸を巻いては引き出されるという繰り返しだ。枝素は3.5号。いつ切られてもおかしくないという感じだ。幸いにして周りには船がいないのでここはゆっくりとやり取りを続ける。
しかし、まったく進展がない。巻いては引き出されることの繰り返しだ。こんなによく引くのに糸が切れないのはおかしいと思い始めたのだが、この理由はその後判明する。やっと残り10メートルとなってもまた糸が出てゆく。残り6メートル。しかしここからまったくリールが巻けなくなってしまった。ここまできて糸を切られてしまうというのはあまりにも悲しいと思うと強引にはやれない。そして、もっと弱らせておかないとまた糸で指を切ってしまうかもしれない。
ここでじっと我慢。やっとリーダーに手がかかり仕掛けを取り込んでゆく。魚の姿を確認してみると、なんとも小さい。最初の2匹と同じではないか・・。しかし、まだその下に魚がいるようだ。そしてまたその下にも・・。次から次へと魚が上がってきて合計5匹。6本の仕掛けに5匹も掛かっていた。それはよく引くはずだ。そしてそれぞれの魚が小さいので糸が切れないはずだ。



多分、10分くらいはやり取りをしていたのではないだろうか。これはこれで面白い釣りではあったがやっぱり真鯛がほしい。
もうハマチはこれで十分だと思うが、その後もハマチしかアタらない。2匹を加えて午前10時。もう一息粘ればとおも思うが、今日は延長戦も残業もしないと決めているので今日はここまで。真鯛は次回の課題として加太の海を後にした。

けっこう寒いと思い今日から長靴をボア付きに変えていたのだが、寒いのは夜明け前くらいのもので、その後は暑さで気持ちが悪くなるくらいの天気であった。



特に魚とのやり取りをしていると体温も上がるので汗だくになる。寒くて足がしびれてしまうというのもかなわないがこんなに暑いのもかなわない。透湿素材の高品質な防寒着なら温度調節もしてくれるのだろうが、破れたところをガムテープで補修しているくらいではそういうことも望めない。ファスナーを開いてみると今度は寒すぎる。こういう時というのは甲斐性のない我が身が悲しくなるのである・・・。




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