イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

雑賀崎沖釣行

2008年02月28日 | Weblog
場所:雑賀崎沖

朝、目が覚めたらかなりいい天気。
昨夜はすごい風で朝も残るということだったので磯釣りはあきらめていたのだが船には乗りたくてとりあえずシラサエビを買って港まで行ってみた。
ガシラくらいは釣れるかと思っての行動だが、海まで来るとけっこう風が吹いている。
奥さんは弁当を作って送り出してくれたし、エサも買ってしまっているので引っ込みがつかない。
雑賀崎の南側なら何とかなるかと思って出港したがやっぱり海をなめてはいけない。
すごい風である。
少なくとも僕の船では少し恐怖を感じる風と波である。
おまけに北の風が西に変わってきていた。
船はどんどん流されて行くばかりだしすぐに退散となってしまった。
ここ数回の釣行はまったく思慮に欠けたものばかりだ。
自分の甘い考えと無知さ加減にあきれてしまう。

しかし、悪いことばかりではない。
海から帰ってきて体重を量ると68.4㎏。
記録更新である。
船に乗るとなぜか体重が減る。エンジンの振動と波の揺れがダイエット効果を持っているのか。はたまた単に寒くておしっこをたくさんするから水分が減っていくだけなのか。どちらにしても会社のみなさんにはあの本を読んだおかげで痩せたと言っているのでこのことは伏せておかなければならない。

しかし、記録上減ったのには間違いがない。
今度はレギュラー状態でこの体重を目指すのだ。
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「声の狩人」読了

2008年02月22日 | Weblog
開高健「声の狩人」読了
開高健31歳、1961年の外遊を通して書かれたものだ。
冷戦時代のソ連、東欧、元ナチスの裁判、東西冷戦に翻弄されていたフランスでの出来事。
社会主義と資本主義のどちらが人が人らしく生きていくためには正しい道なのか・・。

彼は何を求めてこの道をたどったのか。明確な答えは出てこなかった。というか、出せなかったのだろう。
ただ、この国々もそして日本も今のままではいけないという思いだけが明確にあったのだと思う。
そして、今を振り返ると、やっぱり何も変わらないというのが開高健の結論だったのだろうか。
情勢は変わったとはいえ、日本はやっぱり官僚と政治家が好き放題しても国民は怒ることなく(古館伊知郎だけは怒っているが・・。筑紫哲也も病に倒れたし。)、東欧は独立したい人たちとさせたくない人たちがせめぎ合いしている。だから彼はこの本を書いた時点で理想を語ることができなかったのだろう。そんな理想は語ったとしても実現することがなかったのだから。

彼はかなり歳をとってからやっとアメリカ(ニューヨーク)へ足を踏み入れたのだが、そのときの感想がもっと若いときにここに来てこの国のエネルギーを感じ取るべきだったと書いていたと思うが、何かの答えがアメリカにはあったのだろうか。しかし、アメリカはアメリカで今も昔も戦争大好きな国なわけでやっぱり彼の理想にはならなかったと思う。

と、いうことは、どこにも理想の場所などあることはないのだろう。
しかし、最後の答えは実はアマゾンにあるのかもしれない。

また、「オーパ!」を読んでみよう。
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忍 辱

2008年02月22日 | Weblog
この字が読めるだろうか。
今日の息子の宿題の中に入っていた。
うちの子はどうも知っていたようで正解を書いていたのだが、正解がある植物と同じ読み方なので奥さんは「ふざけた答えを書いて!!」と言って消してしまったらしい。もちろん僕は読めなかった。

わが子ながら、こんな字が読めるようになっていたのかと驚くことしきりだ。
だんだん遠くへ行ってしまうような気がする。うれしくもあり、寂しくもあり・・・。

このブログを読んでいただいている皆様、もし読むことができたらコメントに書き込みしてみてください。
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蓬莱岩、水軒沖釣行

2008年02月19日 | Weblog
場所:和歌浦 蓬莱岩
   水軒沖
条件:中潮 5:58満潮 17:03満潮
釣果:アジ 2匹

今日は朝から和歌浦の蓬莱岩へ。
行きつけの散髪屋のマスターがあそこにはチヌがいてる。の情報を信じて出撃。紀ノ川の河口でチヌが釣れるならここでも釣れるだろうという甘い考えで行った訳だがそんなに世の中は甘くない。クサフグが1匹遊びに来てくれただけであった。
午後は船の修理を兼ねてアジ釣りへ。
修理は3時ごろ終わったのでそのまま船を出した。
アジなんかいつでも釣れるぞと思っていたがとんでもない。
ぜんぜんアタリがない。そのまま日が暮れてしまった。

1日あっちこっちうろうろしてアジが2匹とは穴があったら入りたいほど恥ずかしい。できればその穴で魚がつれることを祈りたい。

アジが2匹しか釣れずに悶々としていた頃、ウミネコが1匹。「お前、それだけしかなかったらおかずにもならないから俺に食わせろ!!」と言わんばかりにずっと船のそばついていた。ウミネコまで僕をバカにしている。

しかし、今日の海は朝か夕方までゆったりゆったりしていた。
気温は低いがまさしく春の海だった。僕は誰よりも早く春を感じたのかもしれない。
 
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さらば70キロ

2008年02月12日 | Weblog
釣りから帰ってきて体重を測ると69.9㎏。
とうとう70キロを切ってきた。
魚は釣れなかったがうれしかった。
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見老津釣行

2008年02月12日 | Weblog
場所:見老津 大曲
条件:中潮 8:53満潮
釣果:サンノジ 2匹 タカノハダイ 1匹

天気予報を気にしながら、行こうかどうしようかと迷ったが、昨夜の天気が大して崩れるような気配がないので強行した。

仮眠所で起きてみると雨。港へ行ってみるとすごい風。
磯の上では立っていられない。
一投目で何がなんだかわからないうちにタカノハダイがくっ付いていた。
いつもは不吉な魚だが今日は釣れるだけましだ。

8時ごろには船頭からこれ以上風が吹いたら接収するとのお達し。
この時点でみんな帰りたいと思っていたのではなだろうか。

船頭さんはずっと沖で待機してくれている。
風で飛ばされそうなほどだが安心して釣りができる。
船頭さんありがとう。
しかし、自分で帰るのは嫌だから無理に帰らせてくれと祈っていた。

10時を回る頃には風が少し治まってきた。
そのとき、少し沖に流していた仕掛けに強烈なアタリ。
一気に竿の先を持っていかれた。ブレーキを開放したが間に合わずハリスと道糸nつなぎ目で飛んでしまった。貴重なウキをロストしてしまった。

12時を回ったころ隣の釣り人がグレを釣り上げた。
遅れたはならじと仕掛けを投入したがサンノジ。
その後もう1匹追加したが今日はここまで。
結局、両隣の人はグレを釣り上げたが僕だけボウズ。
もう、やりきれない感じだ。
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「百貨店サバイバル」読了

2008年02月07日 | Weblog
田中 陽著 「百貨店サバイバル」読了
この業界で栄養分を得ているこの身にとっては読んでおかなければならない書物だと思って読んでみた。
業界大手の統合の話がたくさん載っている。
わが社は独立独歩でいくらしいがほかの会社がもっているシステムの話を読んでいると恐ろしくなる。僕たちはまるで竹槍で戦っているようなものだ。

はたまた人材はどうか。伊○丹の方々は凄すぎる。これだけの情熱と実力を持った人材はわが社にどれだけいるだろう。新しい取引先さんにイベントをしてもらうんですけど場所をいただけませんか。とお願いするとしょうもない場所しかくれない上司に読ませてやりたい。あなたがたは本当に売場を変えてゆく気があるのですか?いままで売場でどんな楽しい事を考えましたか?

ここ数年で大阪のこの業界も大きく変わってゆくのは間違いがない。はたしてわが社は本当に変われるのだろうか。面積は日本一でもやっぱりバーゲンばかりをしているのではないだろうか。それでも潰れなければよしとしようか。

所詮、僕はこの会社でも"かさぶた"のようなものなので、もっと仕事のできる人にしがみついていこうと思うのだが、どうか、しがみつかせてもらっている方にはがんばってもらいたいものだ。

この数ヶ月のダイエットの経験をもとにすると改革というのはすばやくやらねば絶対になしえないということがわかる。僕も1年かけて痩せようと思ったらそれは無理だったと思う。この本に出てくるトップの方々もそのように表現している。
うちも、ここ2,3年が勝負だろう。
それを知っている"かさぶた"何もしたくない宿主よりもひょっとしたらましなのかもしれない。


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水軒沖釣行

2008年02月05日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:大潮 16:58満潮
釣果:ヒラメ 33センチ1匹

去年のこの頃、おいしいアジをたくさん釣った。
風があまりないので今年はどうかと行ってみた。
まずは保険のイカ釣り。
アタリがないまま、何回目かの移動の際に仕掛けを巻き上げていると何かのアタリ。またエソかと思ったらヒラメがくっ付いていた。うれしい1匹。
午後5時、アジのポイントに移動。魚探にはものすごい反応。
しかし、錨が底をかかない。何度やっても底をかかない。錨が入らないと岸壁に激突してしまう。どうしてかまったくわからない。去年はちゃんと船を止めることができたのに・・・。
危険な状態では釣りを続行することができないので泣く泣く退散。
獲物を目の前にして退散とはわれながらなさけない。
保険にと思って持っていったイカの仕掛けで掛け金以上の獲物をゲットできたことがせめてもの救いであった。
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開高健全作品集第九巻発見

2008年02月05日 | Weblog
バイクのタイヤを交換しようと思っていつものバイクやさんの行ったらいつものように留守だったので近くのBOOK OFFへ行ってみた。
日本人作家の「か」のところを覗くと開高健全作品集第九巻を発見。
以前、miharupさんが2回にわたって発見してくれていた全集の最後の1冊だ。
とうとう全部揃った。
この前のノンフィクション集に引き続きうれしい1冊だ。
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「魯山人の 料理王国」読了

2008年02月05日 | Weblog
北大路魯山人「魯山人の 料理王国」読了
北大路魯山人はもちろん誰でも知っている?「おいしんぼ」の海原雄山のモデルになったひとである。
確かに文章使いが海原雄山そっくりである。読んでいてうれしくなる。
「食」に対する偏見や思い込みに対して痛烈に批判しているところが痛快でもあり恐ろしくなってくる。おいしんぼと同じだ。

前半は特に、食に題材を取っているが何か人生訓のような感じがして恐れ入る。
一例をあげると、「型にはまって教えられた料理は型にはまったことしかできない。本当にやろうと思って自分で失敗しながらたどりついたところは型にはまって教えられたところと同じではあるが味や個性や力がにじみでている。」
とくだりがある。
まさしく人生そのものだと思ってしまう。

そしてもうひとつ、魯山人は「日本のすばらしさ」をもっと認識しろと訴えている。この本の出典はほとんどが昭和20年代の終りの頃のものだが、すでに西洋偏重の傾向が強かったようで(というか、明治維新のころからなのだろうが)、自分の国を知らずにどうして外国がいいと言うのか。という批判を繰り返している。
偽装や年金問題は自分の国を愛せない人たちが引き起こした結末なのだろう。
この人は50年も前にそのことを予言していたのだ。
伝統の食べ物を捨て、伝統の建物を壊していきがっている人たちはこの本とおいしんぼお読まなくてはならないのだ。
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