イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

住金一文字釣行

2024年06月08日 | 2024釣り
場所:住金一文字
条件:中潮6:23満潮 13:28干潮
釣果:グレ7匹 チヌ1匹

住金一文字釣行も今回で4回目だ。当初は紀ノ川河口にキスの調査に行くつもりだったがNさんからそろそろグレが釣れていますよという連絡が入った。梅雨グレがシーズンインしたらしい。フカセ釣りは冬のものと思っているので梅雨グレは狙ったことがない。しかし、近くでお手軽となると行かないわけにはいかない。誘いを受けて住金一文字へ。

これも当初、集合時間は午前9時であったがお昼過ぎから風が強くなるというので午前7時に変更になった。これは大歓迎である。なんならもっと早くてもいい。お願いだからもっと早く集合してくださいという感じだ。
郷に入っては郷に従わなければならないのだが、午前9時というと、この季節、加太に行っていてもそろそろ帰ろうかという時刻である。釣りに行ってもお昼ご飯を家で食べるというのが僕のモットーだから時間のサイクルが普通の人とは違うのであるが・・。

それでもみんなはやる気持ちは変わらないのか、anotherNさんは午前6時半過ぎには港にやってきた。Nさんもそのあとすぐにやってきて、いざ出港。

先端に近いほどいい感じだというのだが、歩いてゆくのが面倒なので、とりあえずいつもの場所の1ブロック先の角に釣り座を構えた。今日もアマダイ狙いの船がたくさん出ている。



潮の流れは防波堤に沿ってかなり速く沖に向かって流れている。いい感じだ。anotherNさんは早速竿を曲げている。この人は本当に上手だ。一昨日もグレを10枚釣ったそうである。



しかし、こっちにはエサ取りの反応さえもない。だんだんと焦り始める。どこに行っても、上手な人を見るとこの人たちとは一体何が違うのだろうといつも悩んでしまう。形而上の見た目は同じでも形而下ではまったく異なった釣り方になっているのはいつもの通りでそれは僕には見えないのである・・。哲学とは全く逆なのが魚釣りである。

それでも撒餌を続けているとボラが寄ってきた。魚の反応が出てくるとやる気が出てくる。水面下には魚が見えないがどこかには魚がいるはずだと考えどんどん仕掛けを流してウキを沈めてゆく。竿の先にわずかな反応があったので合わせてみると手のひらくらいのチャリコだった。これはおかずにはならないと思い放流。その後、水面下に魚の影が見えてきた。あれは間違いなくグレの群れだと期待をしていると再びアタリ。先ほどのチャリコよりも小さいがグレだ。これはグレだからキープ。その後にまたアタリ。今度は大きい。今日最大の30cmほどのグレだ。フカセ釣りでこんなグレを釣ったのは久しぶりだ。この引きはやっぱりたまらない。スリットの中にグイグイ入っていくのでやり取りが大変だ。レバーを緩めていなしたいと思うのだが間違いなくスリットに入られる。
なんとか取り込むことができたがハリスはズタズタになっていた。
間を置かずにまたアタリ。今度はもっと大きい。レバーを緩めずに堪えていたがハリスが持ず残念ながらバラしてしまった。1.75号のハリスを使っていたが甘かったようだ。
2号のハリスに変更して釣りを続ける。次第に潮の流れが緩やかになりアタリが遠のくこともあったけれども最後までコンスタントにアタリは続き飽きることはなかった。
朝からの潮が逆向きになってこれで終わりかと思ったあとでも型のよいグレが喰ってきた。
アタリが多かったせいか、あっというまに時間が過ぎたというか、撒餌を撒きすぎたというのか、お二人よりも早くエサが尽きお昼過ぎに終了。釣果のほかに、1.75号を切られたグレを含め、バラシが2匹、チャリコのほかにカイズを2匹放流。この場所のポテンシャルの高さをあらためて認識した。

今日のグレはどれもでっぷりと太っている。見た目はどう見ても不自然と思えるほどの太さだ。こいつらは何を食べてこんなに太っているのだろうか・・。家に帰ってお腹を開いてみると驚くほどの量の脂が入っていた。



この季節のグレを釣ったことはないが確かにこの時期もグレの旬なのだということがよくわかった。ちょっと臭いがするのは残念だが・・。

お二人の終了を待つ間、防波堤の先端まで行ってみた。先端の部分にもスリットが入っていると思ったらここはベタのままであった。もうすぐ飲ませサビキの釣りが始まる場所である。



今日もルアーを持ってきていたが、メインの釣りが忙しくて投げる機会がなかったけれども足場がいいので次に連れて行ってもらう機会があればここからメタルジグを投げてみようと思う。

ここの釣りは面白いが危険がいっぱいだ。スリットの上を歩くのは怖いし、今日はスマホの保護ガラスを割ってしまった。



カメラを忘れてきたと思い込み、撮影用にスマホをポケットに入れていたのだが、どこかに当ててしまったようだ。画面を体の方に向けていたら大丈夫だったのだろうが運が悪いというか・・。家に帰ってきてリュックの中を見てみたらちゃんとカメラが入っていた・・。きちんとリュックの中をまさぐってカメラを持ち出していたらこんなことにはならなかったのに・・。
予備に保管していた保護ガラスを貼り換えたらこれも失敗・・。また無駄な出費が出てしまう・・。スリットから足を踏み外して海に落ちてしまうことを思うと大したことではないと思えばあきらめもつくのかもしれないが、あまりにも用心と段取りが悪いとしか思えないのである・・。
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