場所:日高川 宮の下付近
条件:?
釣果:アマゴ 3匹
今日は待ちに待った渓流釣りの日である。が、天気予報はかなりの冬型。風もありそうだ。
しかし、3月のはじめは儀式としてもアマゴを釣りに行かなければならないのだ。
午前3時過ぎに出発。2時間で目的地に到着してしまった。夜明けまで車の中で過ごすが時折、車を揺らすくらいの風が吹いている。
これは釣りにくそうだ、おまけに道中の外気温は0度。
それでも明るくなってきてから気合を入れて支度を始める。
いつもの場所の少し上手から入川。すぐの場所でいきなりアタリ。
とりあえず1匹釣れてしまった。
これは幸先がいい。
少しづつ釣り上がっていくがアタリはない。風が邪魔でもある。
そして、やっぱり寒い。去年より痩せているので今年はやけに寒いなと思っていたが、それでも足元が異常に冷たい。
何かが変だ。そして少しづつ謎が解けてきた。
どうもウエーダーの中に水がしみこんでいるらしい。水の中を歩くたびにどんどんしみこんできた。
5分も浸かっていると間違いなく凍死するであろう温度の水である。途中から足の感覚がなくなってしまった。
歩くことも困難になり9時半ごろ納竿とした。
帰りはいつものように高野山を目指そうと高野龍神スカイラインを走った。
走り始めてすぐに雪が道の両側に積っているのが見え始めた。
これは風流だと喜んで写真などを撮りながら進んだが、護摩壇山を越えたあたりから積もり方が尋常じゃなくなってきた。
外気温は-5度。道にも雪が残っており、とうとうアイスバーンの中で立ち往生してしまった。坂道でスリップしてしまいブレーキをかけても車が滑っていく。
車を運転し始めてはじめての体験だ。にっちもさっちもいかない。
前からはダンプ、後ろからはタクシー。僕のせいでどっちも通行できなくなってしまった。ノーマルタイヤでチェーンも持っていないというとあきれ果てられた。
このブログを書いているということは家まではたどり着いたと言うことだが、一時は帰れないのではないかとひやひやしてしまった。
海もそうだが川も山もなめてはいけない。
前回の船の釣行もそうだったが、われながら考えが浅はかだ。おまけに道具の点検も怠り、ブーツの劣化に気付くことができなかった。
大げさかもしれないが、ことは命にもかかわることかもしれない。
もう少しまともな状況判断をしてゆかないと本当にえらい目にあってしまうかもしれない。