和泉市の槇尾山にある施福寺を参詣した後、この日の本来の目的地である金剛寺に向かう。ただ、南海オレンジバスの時刻、またオレンジバスから南海バスへの乗り継ぎ時刻共に中途半端である。
そこで思いついたのが、このまま歩いて下山し、その足で金剛寺まで歩くというものである。
事前に施福寺についてネット検索する中で、昔の徒歩巡礼が次の札所である葛井寺までどこを通ったかというのが出てきた。先ほど上ってきたのを表参道とすれば、裏参道というのがあるそうである。これをたどると善正、南面利という集落を抜けて金剛寺に着き、河内長野や富田林を経て藤井寺に着く。正に国道170号線のルートに近い。ならばその裏参道を通るのはどうか。藤井寺といえば正に自宅に帰るルート。まあ、実際はバスと電車に乗るわけだが、その間だけ歩くのも面白いだろう。バスの待ち時間をボケ~と過ごすよりはいい。
ということで裏参道となるが、それらしき案内があるわけでもない。あるのは、「ダイヤモンドトレール」の案内板。ダイヤモンドトレールといえば、関西で山好きな方なら誰でも知っているルート。その南の起点が槇尾山で、金剛山などを経て屯鶴峰までの45キロの縦走ルートである。それでも健脚な方なら1日で制覇するというし、私の知人もマラソンのトレーニングに使っているくらいだ。
このダイヤモンドトレールを歩き、途中の追分から進路を北に取ると昔の徒歩巡礼のコースという。追分までは案内板では30分とあり、本当にごく一部なのだが、ダイヤモンドトレールという登山ルートに足を踏み入れることにした・・・瞬間に足を滑らせて転倒。こんなんでこの先大丈夫か。上りより下りのほうが気をつけなければならない。
道中、所々にお地蔵さんを見かける。これが施福寺までの丁数を示しているようだ。表参道のように石段があるわけでなく、普通の山道である。時折幅の狭い箇所もあるし、ここで足を滑らせたら下に落ちる所もあり、慎重になる。山に慣れた人なら何でもないところなのだろうが。
川のせせらぎが見え、追分に到着した。ダイヤモンドトレールのポイントである滝畑ダムへの矢印もあるが、ここからは川に沿う形で山道を下ることにする。そう書いている目印はないが、これが昔の葛井寺への巡礼道であろう。
川に沿うので方向は合っているだろうが、携帯の電波が届かず、現在地が特定できないまま歩く。そんな中で山道が消え、砂利道になる。建設会社のフェンスが見える。この辺りは採石場が多く、訪れたのが日曜なので休みだが、平日はダンプカーの出入りが頻繁にあるそうだ。そんな時に歩いていたら間違いなく邪魔者扱いだ。
さらに行くと石段に出る。ここが裏参道の出入口のようだ。とすると、先ほどどこかで別の道を歩いたか。まあ、ここから先は同じ道だから別にいいのだが。
さらに進むと府道に出る。61号線は「堺かつらぎ線」とも呼ばれている。その合流点にあったのが、施福寺に向かうドライバーへの注意喚起。カーナビで「施福寺」を選ぶと、こちらの裏参道に連れて来られるそうである。施福寺に上れないことはないが、表参道とは違って駐車場はない。改めて、槇尾会館に再設定するようにとの看板である。これだけ看板があるのは、それだけここに連れられるクルマが後を絶たないのだろう。
府道とはいっても、未舗装なのか整備中なのかよくわからない区間もある。国道でそうした区間を「酷道」と呼ぶ向きがあるが、それならこの府道はさしずめ「腐道」とでも言うか。工事中の区間や未舗装の道もあり、ごちゃごちゃしている。また採石場もあり、平日ならダンプカーが猛スピードで行き来するのかなと連想させる。
施福寺から一時間余りの歩きで、地元の住宅が並ぶ景色に変わる。携帯の電波も入り、現在地も確認できる。その中で、このまま金剛寺まで歩くのがベストとの判断が出る。国道170号線(旧道)から金剛寺までは、和泉と河内の国境を越えることもあり、アップダウンも大きい。そんな中、歩いて「国境」を超えたのもささやかな体験だろう。
施福寺からは合計1時間半余り。どうにか金剛寺に到着した。当初の予定から1時間早く着く形になった。ここから、この日のそもそもの目的である新西国のお参りである・・・・。
そこで思いついたのが、このまま歩いて下山し、その足で金剛寺まで歩くというものである。
事前に施福寺についてネット検索する中で、昔の徒歩巡礼が次の札所である葛井寺までどこを通ったかというのが出てきた。先ほど上ってきたのを表参道とすれば、裏参道というのがあるそうである。これをたどると善正、南面利という集落を抜けて金剛寺に着き、河内長野や富田林を経て藤井寺に着く。正に国道170号線のルートに近い。ならばその裏参道を通るのはどうか。藤井寺といえば正に自宅に帰るルート。まあ、実際はバスと電車に乗るわけだが、その間だけ歩くのも面白いだろう。バスの待ち時間をボケ~と過ごすよりはいい。
ということで裏参道となるが、それらしき案内があるわけでもない。あるのは、「ダイヤモンドトレール」の案内板。ダイヤモンドトレールといえば、関西で山好きな方なら誰でも知っているルート。その南の起点が槇尾山で、金剛山などを経て屯鶴峰までの45キロの縦走ルートである。それでも健脚な方なら1日で制覇するというし、私の知人もマラソンのトレーニングに使っているくらいだ。
このダイヤモンドトレールを歩き、途中の追分から進路を北に取ると昔の徒歩巡礼のコースという。追分までは案内板では30分とあり、本当にごく一部なのだが、ダイヤモンドトレールという登山ルートに足を踏み入れることにした・・・瞬間に足を滑らせて転倒。こんなんでこの先大丈夫か。上りより下りのほうが気をつけなければならない。
道中、所々にお地蔵さんを見かける。これが施福寺までの丁数を示しているようだ。表参道のように石段があるわけでなく、普通の山道である。時折幅の狭い箇所もあるし、ここで足を滑らせたら下に落ちる所もあり、慎重になる。山に慣れた人なら何でもないところなのだろうが。
川のせせらぎが見え、追分に到着した。ダイヤモンドトレールのポイントである滝畑ダムへの矢印もあるが、ここからは川に沿う形で山道を下ることにする。そう書いている目印はないが、これが昔の葛井寺への巡礼道であろう。
川に沿うので方向は合っているだろうが、携帯の電波が届かず、現在地が特定できないまま歩く。そんな中で山道が消え、砂利道になる。建設会社のフェンスが見える。この辺りは採石場が多く、訪れたのが日曜なので休みだが、平日はダンプカーの出入りが頻繁にあるそうだ。そんな時に歩いていたら間違いなく邪魔者扱いだ。
さらに行くと石段に出る。ここが裏参道の出入口のようだ。とすると、先ほどどこかで別の道を歩いたか。まあ、ここから先は同じ道だから別にいいのだが。
さらに進むと府道に出る。61号線は「堺かつらぎ線」とも呼ばれている。その合流点にあったのが、施福寺に向かうドライバーへの注意喚起。カーナビで「施福寺」を選ぶと、こちらの裏参道に連れて来られるそうである。施福寺に上れないことはないが、表参道とは違って駐車場はない。改めて、槇尾会館に再設定するようにとの看板である。これだけ看板があるのは、それだけここに連れられるクルマが後を絶たないのだろう。
府道とはいっても、未舗装なのか整備中なのかよくわからない区間もある。国道でそうした区間を「酷道」と呼ぶ向きがあるが、それならこの府道はさしずめ「腐道」とでも言うか。工事中の区間や未舗装の道もあり、ごちゃごちゃしている。また採石場もあり、平日ならダンプカーが猛スピードで行き来するのかなと連想させる。
施福寺から一時間余りの歩きで、地元の住宅が並ぶ景色に変わる。携帯の電波も入り、現在地も確認できる。その中で、このまま金剛寺まで歩くのがベストとの判断が出る。国道170号線(旧道)から金剛寺までは、和泉と河内の国境を越えることもあり、アップダウンも大きい。そんな中、歩いて「国境」を超えたのもささやかな体験だろう。
施福寺からは合計1時間半余り。どうにか金剛寺に到着した。当初の予定から1時間早く着く形になった。ここから、この日のそもそもの目的である新西国のお参りである・・・・。