まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

一日遅れ観戦記・今季チーム初本塁打とサヨナラ勝ち

2016年04月14日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
13日は仕事の代休をいただいたこともあり、急遽大正ドームに行く。前日まで5連敗、投打ともにボロボロという中で、いても立ってもいられない感じだった。天気は午後から雨の予報だが、もちろん試合開催には支障ない。ファンクラブ特典の自由席券を手に出かける。

平日ということで、17時の開門前でも行列はほとんどない。前のほうに固まっているのはシーズン券や招待券を持つ常連らしき人が多い。私も仕事帰りに毎日大正を通っているから立ち寄ればいいのだろうが、そこは、スタメン発表も含めて最初から最後まで観戦したいので、平日となるとこういう機会しかない。

で、陣取ったのは上段席の最前列のかぶりつき。この球場だとやはりこの位置が見やすく感じる。土日なら先客で埋まるが、そこは平日である。

17時過ぎに入場し、早くも30分にはスタメン発表である。ニュースで、投手コーチの担当替えと、打線の組み替えが示唆されていたが、1番に病気から復帰したばかりの安達を起用し、2番には今季無安打の小田を置く。1番で使われていた吉田は7番。このところ両外国人の当たりがパタッと灯っているのも気になるが。

バファローズ先発は東明。初回、中島と中田のヒットで二死一・二塁とされるが、近藤の当たりが三塁ライナーとなり、ピンチを脱する。

その裏、ファイターズ先発の中村に対して、大歓声の安達は初球で内野ゴロ。小田も凡退、糸井も見逃し三振。今季初登板・初先発の中村、ストレートは140キロ出るか出ないかだが、90キロ台のスローカーブを有効に使ってくる。打者もタイミングがとりづらそうで、カーブに泳ぐ場面も見られる。それでも2回に二死満塁のチャンスを作るが、山崎が凡退。連敗どころか、20イニング以上点が取れていない状態だけに、雰囲気が重くなる。

そんな中で孤軍奮「投」なのは東明で、ヒットは許すが要所は締める。大谷からも2打席連続で空振り三振を奪う。最近先発が崩れる試合が続いていて、本人も気合い入っていたと思う。

ただ5回、ファイターズがチャンスを作って中島がライト前に運んで1点先制。この時、ここからじわじわと行かれるのかな・・・と嫌な予感がしていた。1点が重くのしかかるように思えた。

その裏もあっさり二死となったが、安達のボテボテの内野ゴロが運よく内野安打になった。そして小田が四球で迎えるは糸井。

スタンドからは泳いだように見えた。しかし、リプレイを見るとカーブをしっかり引き付けて振り抜いていた。打球はライトに飛び、そのままスタンドへ。やっと出たチーム初本塁打。それも久しぶりの得点、おまけに逆転、打ったのがチームの顔ということでスタンドも大盛り上がり。流れがグッと来たように感じた。

これで勝ち投手の権利を得た東明に対して、ファイターズも6回先頭の中田が痛烈な二塁打。近藤は三振だが、続く大谷がライト前に運ぶ。中田が三塁を回るが、糸井からの返球を山崎が取る。そこに中田が突っ込んでタッチアウト。山崎がその後しゃがみこんだが、糸井、山崎両方に大きな拍手が起こる。一方で中田にはヤジが飛ぶ。

・・・ところが、この後で審判団が集まり、そしてグラウンド裏に消える。いわゆるコリジョンルールとやらの判定らしいが、何を勘違い協議する必要があるのか。仮に中田のプレーで得点が入ったのであれば、危険なプレーとして協議するのもわからないでもないが、ここで協議しているのは山崎のプレーがブロックで走塁妨害ではというもの。先ほどまでの歓声はブーイングに変わった。私も、審判に対してあれこれ「もの申した」。こんなので一々中断はおかしい。何が試合時間の短縮、スピードアップなのか。

結局、判定通りアウトとなったが、協議の10分というのは一体何だったのかと思う。東明は後続も打ち取ったがこの回で降板となった。たらればだが、この協議がなければ、東明はそのまま完投・・・とは言わないが8回まで投げられたのではないだろうか。

それでも7回にはレフト吉田の身体を張ったプレー。フェンスにぶつかりながらのファウルフライを捕り、気迫を見せる。もっともこの回で、次に打席に立った後で交代となった。

8回。7回の塚原を受けて登板したのは佐藤達。まだ一軍にいたのか。そして8回を投げようというのか。福良監督の采配で、何とか自信を取り戻させようというところなのだが・・・。

・・・で、中田に見事な2ラン。これで東明の勝ちが消えたし、糸井の逆転3ランも霞んだ。この投手がいまだに一軍にいること自体不快だったのに、そしてまたやらかすか?辛うじて同点止まりだからよかったが、何を考えているのかと思う。佐藤には黄色い声のファンが多いからあまりもの申さなかったけど、、もう少し何とかならないものか。正直不快。

試合はこの後両チーム無得点で延長に入る。抑えに戻ったら平野が2イニングを何とかしのいだ後の10回裏、西野のヒット、山崎のバントで一死二塁。ここで安達に来たいが集まるが凡退。続く小田だが、ここまで無安打での打席。ここで代打に立てるヤツはいないのか。

その小田の打球。ライトに伸び、グラブの先を行った。何とも意外な打者でのサヨナラ勝ち。グラウンドでも選手がはしゃぐ。スタンドも最高の盛り上がり。

これでようやく連敗脱出である。本音のところでは、糸井の逆転3ランで勝負ありではないのかと思う。それが誰かのせいで一旦はぶち壊しにされたが、最後はサヨナラで、小田という若手が見出しになったのだからよかった。とにかく、勝ったのがよかった。

・・・で、これを受けて14日の試合がどうなったのかだが・・・・。
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