今日23日は高校野球の決勝戦、プロも注目の藤浪投手擁する大阪桐蔭が大阪第2代表・・・もとい青森代表の光星学院を下して春夏連覇。低迷が続く関西野球にあって明るい話題である。
・・・それにしても、今日は夜の札幌ドームでの日本ハム対オリックスの試合をテレビ観戦しているのだが・・・ホンマなんちゅう試合やねんという試合。「札幌ドームのマウンドが合わない」などという言い訳を残して早々とマウンドを降りた、高校時代は剛速球で鳴らしたとされる先発投手の寺原(あんたプロで何年投げてるんや)。打線も何かヤケクソになっているし・・・。ここはぜひ高校野球を見習って全力プレーをしてほしいものであるが、川端、海田といったルーキーたちには期待したい。
さて、旅行記の続き(まだダラダラやってます)。
そろそろ夕方の妙高高原を後にして直江津行きに乗車する。スイッチバックの二本木なども過ぎ、少しずつ高度を下げる。周囲には水田も多く広がるようになった。
再び北陸新幹線の高架橋を見る。脇野田駅に隣接して新駅ができるという。その時は「上越」駅ということになるそうだが、これが結構「上越新幹線」と紛らわしそうである。新幹線の「上越」は上越線から来ているが、これは上野と越後を結ぶからそういう呼び名。一方こちらの「上越」は上越市から来ているが、これは越後の中でも都に近い順に「上越・中越・下越」という呼び名ということで。まあ、こちらの「上越」駅の利用客が今後どの程度見込まれるかというところだが。
それよりも、新幹線の開業とともに並行在来線がJRから切り離されることのほうが個人的に気になる。妙高高原駅にもポスターがあったが、「えちごトキメキ鉄道」とかいう名前で、北陸線区間が「日本海ひすいライン」、信越線直江津~妙高高原が「妙高はねうまライン」というそうだ。うーん、ここまで来ると日本の(貨物を含めた)鉄道網もグチャグチャやなという気がする。路線名もまあ、最近はやりの愛称ということであれば営業上致し方ないのだろうが、口に出して言うとちょっと恥ずかしくなるかな。一方、これで「信越線」というのが高崎~横川、長野~妙高高原、直江津~新潟とズタズタになるということで、こちらは実態に沿った路線名に変更すべきではないかと思う。
そんなことを思ううちに、高田を過ぎて直江津に到着。この日はこちらで宿泊となる。交通の要衝ということもあってこれまでに何度か宿泊したところである。この日は駅の正面にあるホテルハイマートにチェックイン。窓から駅舎やその向こうに広がる車庫、列車の入る様子も見える側の部屋である。
ただ、そんな直江津にも一つ難点があって、飲食店がほとんどないということである。宿泊すればたいてい居酒屋に入るのだが直江津ではその記憶がなく、時には10分ほど歩いてイトーヨーカドーで惣菜を買って済ませたということもあった。
さてこの日は・・・駅前を一回りしたがなかなか「これ」という店がなく、一軒あった海鮮料理の店は外にまで行列ができている。食事で並ぶということが嫌なのでそこはパスしたが、結局ホテルの中の料理店に落ち着く。こちらではヒラメの刺身や直江津名物という「するてん」をいただく。つまりはするめの天ぷらであるが、素材の味がよく出ている。
やはり直江津は「駅弁」が一番いいのかもしれない。これあるを見越して下車した時に「鱈めし」を買っていて(駅弁を出しているのがこの日宿泊のホテルハイマートというのがいい)、料理店はそこそこにして、それを部屋でいただく。棒ダラの焚いたやつにタラコという親子めしであるが、おかず一切れでも十分に酒の相手が務まる。
新たな発見が「サッポロクラシックが新潟で飲める」という内容のコピーがついた「新潟限定ビイル 風味爽快ニシテ」というもの。これは、日本で初めてビール醸造技術を学び、札幌の開拓使麦酒醸造所でビールを完成させた中川清兵衛という人が長岡の出身ということで、その先人に敬意を表する形でこの夏発売されたものである。「風味爽快ニシテ」というのは当時の宣伝につけられたそうだが、なかなか爽快に味わえる。
外では雷鳴が響くようになり、そしてポツポツ来たかと思うと窓を叩きつける豪雨になった。ここにも来たかゲリラ豪雨。友人からのメールでは関西でもところどころ豪雨になっているということで、このところ猛暑と豪雨がセットになっている日本の夏を感じさせる。
この日は早めに寝ることに。翌日は1日かけて大阪に戻ることに・・・・。