NPBプロ野球が開幕から熱戦を繰り広げているのに続き、4月3日、上信越・北陸で活動するプロ野球独立リーグ・BCリーグが開幕。高崎、富山、金沢で試合が行われ、それぞれホームの群馬ダイヤモンドペガサス、富山サンダーバーズ、石川ミリオンスターズが開幕戦を勝利で飾った。
地域密着、地域活性化、地域貢献を基本とした興行を行うBCリーグも今年で4年目。各チームとも経営状態は苦しいが、それでも「県民球団」として、地域の人たちに野球観戦の楽しみと感動を与えている活動には私も興味を持っているところ。これまであちこちの球場に毎年数試合観戦に訪れているが、地域ならではのイベントが行われていたり、地元の人たちがボランティアで試合進行や球場での観客応対に当たっている手作り感に、NPBにはない温かさを感じる。選手との距離も近いし(試合終了後には必ず監督・コーチ・選手一同がサインや握手に応じてお見送りを行う)。各県とも広く読まれている地元紙があり、翌日のスポーツ面は必ずカラー写真入りで大々的に試合結果が載っている。観客席にいる私の姿が写っていたことも・・・。
別に写真に写るのはどうでもいいが、今年もまた数試合でも観戦に訪れたいものである。
このリーグからは楽天の内村、阪神の野原祐が育成枠から一軍デビューも飾ったり、昨年秋のドラフトで、福井ミラクルエレファンツから前田投手がオリックス・バファローズにリーグ初ドラフト「本指名」されたり、レベルアップが見られる。リーグの村山代表によればあくまで「NPBドラフト指名は副産物」という位置づけのようであるが、それでも、NPBを目指す原石を見るのも楽しみである。
ぜひ、豊かな歴史、自然や味覚に囲まれた上信越・北陸旅行の一環として、一人も多くの方に足を運んでほしいものです・・・・。