まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

春場所は横綱相星決戦、朝青龍が雪辱

2008年03月24日 | ブログ

2場所続いての千秋楽横綱相星決戦となった大相撲の優勝争い、今場所は朝青龍が白鵬を破り、先場所の雪辱を果たした。場所中に指摘のあったように、白鵬の足の調子が万全ではなかったともいう。

朝青龍の喜びぶりというのは「ここまで感情を露わにする力士というのも見たことないな」と思わせるもので、「大阪好きやで!毎度おおきに!!」というインタビューは、「この横綱しか言えないだろうな」というもの。それにしても高砂部屋の力士と大阪場所というのは相性が良いようで、朝青龍しかり、師匠の高砂親方、そして「大阪太郎」と言われた昭和の横綱・朝潮太郎・・・。いやいや、その朝潮の師匠には、双葉山に張り手を食らわせた暴れん坊・前田山がいる。大阪場所でなくても、高見山、富士桜、小錦、水戸泉など個性派力士が多く、相撲の名門・出羽海部屋が巨人軍のような伝統と統制を重視したカラー(最近はそうでもないが)に対し、どこか破天荒なところがある阪神タイガースのノリが高砂部屋にあるように思う。

朝青龍の土俵の態度についていろいろ批判的な意見もあるだろうが、もうこの横綱はこういうカラーで最後まで行ってほしいと思う。相撲道の伝統だ、礼儀だ、様式美が崩れるという「ご意見番」の声はあるが、ではその伝統の名の下に若い力士に行われたことは何なのか、稽古の名の下で力士を再起不能(時には有望な力士の芽を奪ったり)、果ては死に至らしめたことはどう説明するのか。

それにしても相変わらずの大関陣の不甲斐なさで、今場所は琴欧洲が途中休場、残りの3大関も8勝止まり。三役も目立った活躍がなく、平幕中位~下位で大勝する力士が目立つ程度(この力士たちも上位に上がれば大負けで定着しない)。朝青龍憎しと思っても通用するのが白鵬だけではね。また来場所も両横綱の相星決戦だろうな・・・・。

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