ハリケーン(カロリーナ)と台風14号

2005年09月07日 16時20分45秒 | 国を憂う
今台風14号は佐渡島あたりにいて、外は風速15m位の風が吹きまくってる。
時を同じくして米国と日本に大きな台風が上陸した。しかし、米国の被害の大きさには驚いた。ほぼ完全な安全精度を確認してシャトルを打ち上げ、帰還させる技術を持ってる国なのに。何でとか、何があるのとか考えると我日本が見えてくるかも。
〔国民の安全を守る公の姿勢〕
  日本ではマスコミがしつこい位報道しますね。台風の現状、地域の現況、交通機関の状況など。TVは画面を分割してまで情報を流してる。役所もこれが仕事とばかりに、徹夜で対応する。米国は「危険だ。注意しろ。逃げろ。」というだけで、防災活動には入らないらしい。日本人的感覚で言うと「税金払ってるんだから、守れ」と文句が出るだろうね。事実「初動が怠慢ではなかったか」と問題になりだしてる。
〔被災に対する国民の意識〕
  毎年のように被災している我国では「危険だ。恐ろしい。」が一般常識になっていて、安全を確保するシステムが公と民の間でできあがっている。長年の経験の中で作りあげてきた文化でしょう。米国にはこれがないんですね。多民族国家故かなとも考える。
〔貧富の差〕
  米国は基本的に自分で守る主義だから、いざ「逃げろ」と言われても、貧富の差が露呈したようだ。車を持ってる人は逃げられたが、持ってない人は動こうにも動けず、まともに被災してる。我国ではこんな事態にはならないでしょう。

今衆議院選挙の真っ只中。とかく「ここが悪い。あそこを直せ。」的な議論が沸騰してる。他国の状況を見ることで、我国のいいところも見落とさないような冷静さも必要と考えさせられた事件でした。
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