KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

雑誌の生き残る方法

2010年01月27日 07時17分40秒 | マーケティング・サービス
こんな記事がありました。

売れ筋「1Q84」のみ、出版不況は深刻化(読売新聞) - goo ニュース

本文のなかで、「雑誌の販売額は同3・9%減の1兆864億円と、12年連続のマイナス。平均価格は上昇したが、販売部数は同6・9%減と14年連続の減少となり、落ち込みも過去最大となった。雑誌休刊は189点と過去2番目に多く、創刊点数の135点を大幅に上回った。」とありました。

これは景品をつけて価格を上げたということだと思います。

雑誌のコンテンツとインターネットのコンテンツの違いはほとんどなくなっています。
そのため、オマケをつけるというリアルな世界で勝負するしかないのでしょう。

ただ、雑誌の種類をみていると、「専門分野に特化した雑誌の休刊は少ない」ようです。
インターネットの情報の中で、専門分野に特化した情報は少ないのです。

一般的な情報でないものについては、今後も雑誌は存在するでしょう。
もし、インターネットで情報を提供するとしても、有料化することができると思います。

しかし、一般的な情報を扱う雑誌についてはというと、書店や駅の売店などで販売する手法では成り立たないと思います。

では、どうすればいいのか。

僕は、「定期購読のみにする」のが良いと思います。
印刷したモノは確実にお届けすることになり、ムダがありません。
また、購読者の属性がわかるので、それにあわせた広告戦略も可能です。

そして、雑誌の定価をぐっと下げるのです。
いま600円の雑誌なら、200円に、1000円なら350円くらいが良いと思います。
価格は1/3を目安にします。

日経ビジネスや東洋経済、ダイヤモンドは700円くらいしますが、しかし、定期購読なら、半額程度となります。

あの情報量で350円くらいの価格になると、インターネットで検索閲覧する時間との費用対効果はぐっと上がってきます。
それが200円まで下がれば、購読者は増えると思います。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会

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この本に、「違法のMP3(音楽)をダウンロードする手間と比較し、時間的な手間を考えて料金が安いと思えば、お金を払う顧客になる」とありました。(当方で要約)

同じように雑誌も言えるのではないかと思っています。

情報量と比較して値段が安ければ、情報収集効率はインターネットより雑誌を見る方が効果が高いと思います。
その分岐点を考えて価格を決めるのです。

ただ、情報の価値が高ければ価格を高くすることができますが、情報の価値が引くければタダでも読まれません。

今まで以上に雑誌の質が問われます。



コメント
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