KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

期待レベルとのギャップ。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会創立20周年記念式典に参加して。

2008年02月02日 07時02分27秒 | ファイナンシャルプランナー
おとといの1月31日に、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)創立20周年記念式典に参加しました。
場所は帝国ホテル(東京)です。

大阪の帝国ホテルに行ったことはあったのですが、東京は初めてです。
地下鉄日比谷駅を降りて数分のところに、「日本最高のホテル(と子供のころに聞かされていた)」である古びたビルの帝国ホテルがありました。

今回は記念式典とパーティーなので、宿泊はしていないためサービスなどの評価はしませんが、スタッフの洗練された動きが感じられます。

さて、今回この式典で気づきがありました。

期待レベルを裏切ってはいけないということです。

パーティーの時に「渡辺喜美金融担当・内閣府特命担当大臣」から祝辞があったのですが、この話の内容はこの会場にいる人の知識などを考慮し考えたものではなく、期待を大きく裏切りました。

その内容は、金融知識が少ない人(FPのようにある程度勉強してきた人ではない)に話すレベルのモノでした。一般の人に話すならば、良い話だと思いますが、この会場にいる人は、「金融担当・内閣府特命担当大臣」がFPの集まりでどのようなことを話すかということで、大きな期待をしていたはずです。

会場で知り合った方と話しをしていたのですが、その話を聞いていて同じような感想を持っていたといいます。
サブプライム問題の話より今後の金融についての展望などを聞きたかったと言っていました。

(内容の一部)
・サブプライム問題は、日本のバブル崩壊後の処理を真似すべきで、日本が教えてあげればいい。

(思ったことの一部)
日本が教えることってあるのでしょうか。
アメリカはきちんと研究しているでしょうし、日本のバブル崩壊後の処理が教えられるほどキチンと処理されたとは考えにくいです。
公的資金の投入タイミングなどの判断ミス(だったと思う)など、反面教師としてなら教えられることがたくさんあると思いますが。


サブプライム問題のことを話題のするのは楽だと思います。
話題性があり、日本への影響は直接は少ない(よう)ですので、第三者的に話せるからです。

渡辺喜美金融担当・内閣府特命担当大臣は選挙演説風の話し口調で、1時間しかないパーティ時間のなか、場の期待以下の話を長々とお話になりました。


その期待を裏切った渡辺喜美金融担当・内閣府特命担当大臣のスピーチと対照的だったのは、式典時に《平成19年度 「小学生『夢をかなえる』作文全国コンクール」》の表彰式があり、優秀賞をとった子の話です。

その場にふさわしい内容で、話の長さも適当であり、しっかりとトレーニングされたムダのない話し方と堂々とした姿勢が聴衆の期待を大きく上回らせました。



僕も研修というカタチで話をすることがあるのですが、「期待値を裏切る」というこは研修を受ける人にとっての時間を奪うことであると体験をもって理解しました。

準備をする。
・その場の人はどういう人たちなのか。
・知識レベルはどれくらいなのか。
・なにを期待されているか。
・研修のゴールはどこなのか。
・自分の知識で足りない部分があるか。
・限られた時間を有効に使えるか。

少なくとも上記のことを考えて、同じ内容の研修をするのでもその場にあわせた内容を作っていく必要を感じました。

そして勉強すること。
勉強とトレーニングで期待(される)レベルをどんどん上げていく。
そうすれば、このブログで書いているのではなく、もっと違うステージで執筆したり講演したりできるようになると思います。

こういう場所でたくさんの聴衆の前で、期待レベルを上回る話をしたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする