KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

”愛があるなら叱りなさい”を読んで。

2007年01月02日 08時38分33秒 | 読んだ本についての感想
ある企業のセミナーで井村雅代さんの単元があり、聴きました。

井村雅代さんは1978年から日本代表のコーチをしていた人です。
しかし、残念ながら中国シンクロ部長「メダル狙う」 (スポーツニッポン) - goo ニュースにあるように日本のコーチから中国の監督になるようです。


これはある会社の営業部門を一手に育てた優秀な執行役員が、同業他社へ引き抜かれてしまったと同じような出来事だと思います。

他社の条件がよかったのか、元の会社に失望してしまったのかという単純な理由ではないような気がします。

なんらかの心のねじれのようなものを感じます。


ま、それはさておいて、セミナーで聴いた話が面白かったので、本を読んでみました。
内容は話していたことと同じですが、さらに詳しく書いてありました。

スポーツのコーチが選手を指導する時の話がメインですが、これは会社組織において部下を指導する人、また、指導される立場にある人の双方にとって役に立つと思うものです。

頂点に立ったことのある人の話は、そうでない人にとって貴重な話なのです。

僕も”そうでない人”の一人ですが、一流の話を聴いたり読んだりすることで、一流になる方法を学ぶことができます。
僕自身のことですが”テキトウ”なところで物事を終えてしまうところがあり、そこが一流とそうでない人の差なのかと感じています。


どれだけ自分ができるのか判らない中で、行動しているからかもしれません。
コーチという存在は、コーチされる人の能力を引き出して高めてあげるためにいます。


自分のコーチが不在であることに、不安を持つことがあります。
「ちゃんと成長しているのだろうか。ビジネス力がついているのだろうか」と。


不安があるので本を読んだりセミナーに行ったりしているのだと思います。


優秀なコーチがいないのは不幸なことかもしれません。
ビジネスにおいても、学校教育においてもです。


そんなことを考えさせられた本です。

愛があるなら叱りなさい
コメント
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