にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

励磁型スピーカー

2023年06月20日 | オーディオ

オーディオ同好会の主催植木さんを偲ぶべく、会員有志が恵庭K氏の元に集った。

ここは蓄音機からJBLの大型モニターまで世界の名器が所狭しと並ぶ宝庫。
ただその旗艦たるJBLが見当たらない。
驚きK氏に尋ねると、
反応の悪いパーマネントマグネットに見切りをつけて、JBLを処分し励磁型に鞍替えしたと。(????)
マルチ駆動のA5も磁石を取っ払って励磁型に改造済みだと?
新たに古いアルテック銀箱サイズ(ウェスタン?)の励磁型3ウェイが導入されているし・・・
励磁型の存在は知ってはいたが、それは時代に逆行するような・・・

兎に角聴いてみましょう、
先ずは銀箱サイズ、3ウェイ。
ボーカルとギターのデュオ。
音の立ち上がりと立ち下がり(この表現で良いのか?)が鋭い、スピーカーユニットが制御されている感じ。
反応が良くて、艶やか、生々しい。
全く古臭くない、むしろハイスピードで現代的。
ただ大音量になると、サックスがきつくなった。
この辺はセッティング、ホーンのデッドニング等、今後の調整次第か。

 

※スピーカーの箱上にあるのは、アンプではなく磁界を作るための電源ユニット。

アルテックA5。
福井の工房に、既存のアルテックユニットを送り、そこで磁石外して励磁パーツに換装したもので、
ホーンのダイヤフラムも新品に交換した。
前日の調整中にチャンエルデバイダーが壊れてしまいサブウーハーが作動しておらず
バランスも崩れた状態での試聴であったが、こちらもハイスピードサウンド。
押しの強いA5の高音ドライバーが押し出しばかりでなく、引き際も良い感じ端正に鳴ってる感じ。

新品ダイヤフラムが馴染むのに時間を要し、全体が硬くて、低音の潤いに欠けており調整、鳴らし仕込みが
必要な状態ではあるが、伸びしろしかなく、今後が楽しみなスピーカー。


両機とも、”古い音楽を懐かしい音”で聴くなんてものではなく、最新の音源をハイスピード、高感度で
聴くためのと解釈しました。
調整が済んだ音を、是非聴かねば!!

会場には植木さんが遺した、オーディオパーツが持ち込まれ、持ち帰り自由とのことで
フルテックのプラグ付き電源ケーブルをいただいた。

植木さんがつないだ会員が集まってオーディオ談義に花を咲かせることが、何よりの供養・・
存命なら、またいたずらっぽい目をして新作ケーブルを持ち込んで来て、
そしてオラがメンドクサガル一幕があったに違いない・・
ジジイ達が集まり趣味のことで、言いたいこと言い合えた月例会のあったあの頃、
かけがえのない日々だったのか・・・

 

 

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