にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

幻のミンガス

2005年09月07日 | ジャズ、音楽
チャ-ルス・ミンガスは筋萎縮性側索硬化症で1979年1月5日に亡くなるが、その直前(78年秋)にラリー・コリエル(g)らと日本ツアーに来る予定だった。

1列目の席をゲットしライブを心待ちにしてた。アルバム「チェンジス」「クンビア&フュージョン」のできも良くまだ大丈夫だと思ってたら、出演者病気のため講演は中止とのこと。きっとミンガスがコリエルとギャラのことでもめぶん殴ってしまったに違いないなんて邪推してた。
 病気の進行が早く、作りかけのアルバムもベースを弾かずに完成させ、クリントン大統領に励まされ車椅子に座りながら泣きじゃくり、ジョニ・ミッチェルとのアルバムには参加できずその作品はそのまま追悼作品になってしまった。(タイトル「ミンガス」そのまんま、ベースはジャコが弾く、ベストプレイのひとつ)最期は好きなメキシコの地で迎えた。
 
 ミンガス、人格も音楽も怒りにあふれ、政治的で,くどい、とっつきずらい・・・おらは大好きです。強力なベースプレイ、曲もいい、ドルフィーやカークも入ってるし、ジャズの巨人の一人だす。(所有してるアルバムの多い順は、マイルス、カーク、ミンガスかな、う~変?)
 今聴くと全然くどくないです。ドルフィーとやってるのなんかシンプルで透き通った感じさえあります。も一度、じっくり聴き直す必要あるなぁ。
  ライブで観たかった。
 ※クリントンではなかった、ジミー・カーターだった。
コメント
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