クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

ロストロポーヴィチの<シェロモ>~映像音源

2017年01月01日 | 演奏(家)を語る
新年あけましておめでとうございます。昨日の投稿後、ロストロポーヴィチの例のボックス・セットはまだ普通に売っているのかなと思って、いくつかの通販サイトを見てみた。そこで、(今頃知ったのかよと言われそうな)大発見をした。ロストロポーヴィチとバーンスタインが共演した<シェロモ>には何と、ライヴの映像音源があって、それが普通にDVD発売されているのだった。うひゃひゃ。w

で、今日(2017年1月1日)現在、動画サイトYouTubeでそれが視聴できることもわかった。検索窓にbloch scまで入力すると、下に候補が並んで、bloch schelomo rostropovichまで出てくる。で、それをクリックすると、下記のURLにたどり着き、件(くだん)の映像が堪能できるというわけである。当ブログ主は先ほどそれを視聴し、元日の朝から物凄い感動を味わったのだった。

1970年代の音源ということで映像は鮮明、音質もすこぶる優秀。ライヴのステージということもあり、演奏家たちがセッション録音の時以上に燃え上がっている。ロストロポーヴィチがチェロを引く姿(及び表情)、そしてバーンスタインの激烈な指揮ぶり。約20分あまり、殆ど息も出来ないぐらいに圧倒される。前回書いた「引いては返す波のようなクライマックス」という文言についてちょっと補足しておくと、上記の映像で言えば、タイム・カウンター7分過ぎから8分過ぎにかけてが最初のクライマックス、次いで13分から15分あたりのところで再び壮大に盛り上がり、「ああ、これで大きな山を越えたな」と思わせつつ、その後20分ぐらいのところでもう一発、凄い山場が来る。この展開のことを言っていたのである。これで全曲が静かに終わった後、胸がすっとするような快感が残るというわけなのだ。

興味の向きは是非、御一聴のほど。

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