カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

政治家の面構えが悪くなると…

2013-06-19 | 時事

 選挙前というのもあるんだろうが、いろんなところで舌戦が聞かれるようになった。本当の世間の温度というのは僕には分かりようがないのだけれど、業界としては選挙戦真っ盛りという感じにはなってきた。僕にもいろいろ立場があるから誰を選んでどうこうという話から、一応お付き合いですからエヘヘヘ、というものまで、めんどくさく付き合わされている。頑張ってくださいと握手もしたりする。こんなふうにして人間というのはツラの皮が厚くなっていくんだろうなあ、などと思ったりします。
 ところでメディア的にはどうなのかというと、舌戦より何より非難中傷ばっかりですなあ。やっぱり面白ければそれでいい、ということらしい。特に週刊誌なんかは、選挙といえば面白いと思っているようで、こんなネタで読者がついているという確信があるんだろうね。今の時期はほとんど読める紙面が無い状態なんである。
 非難の言葉もだがさらに写真が酷いなと思うのだが、特に酷く写されるようになったのは、橋下市長だろう。最初は誰の顔か分からないものまであって、橋下という文字が無ければ分別不可能だ。かなりの悪人顔が採用されているようで、文意は読まなくてもよく分かる。叩いていいという確定がなされた人物ということで、今更ながらメディアというのは卑怯な存在である。いじめ問題なんか取り上げる資格無しでしょうね。
 悪人顔といえば何と言っても小沢一郎で、彼が活躍しなくなると寂しくなっているのではなかろうか。彼がメディア嫌いなのは、他人事でもよく分かることである。彼の立場で報道陣を信用するようになる方が異常だろう。
 近年は女性の政治家も増えてはいるけど、これは女性の社会進出とある程度比例することは間違いないだろうけど、本人の本音としては、このような報道体制化、政治家として写真に撮られたくない女ごころということもあるんではあるまいか。一般人ならここまで酷く撮られることは稀だろうけど、政治家なら容赦がない。政治心情的には平気そうにしていても、人間心理としてはとても耐えられないと思うのではないか。
 もちろん将来のことは分からないけど、日本の首相が女性になる日というのは、そう簡単じゃない気もする。どの道話も聞かずに中傷が先走る社会にあって、まともな神経の人が政治家を選べるものなんだろうか。
 ああそうか。つまりツラの皮の方を厚くするより無い訳だ。政治家もワルいツラほどそれらしいということなんだろうね。
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