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カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

とにかく派手なスペクタクル   白頭山大噴火

2025-05-05 | 映画

白頭山大噴火/イ・ヘジュン、キム・ビョンソ監督

 表題の通り、白頭山(ペクトサン)大爆発を起こして、地震等甚大な災害を引き起こす、パニック映画。地震学者の予測では、マグマ溜まりが4段階にわたって地下に残っており、その順に今後も噴火を繰り返すという。特に一番下にある大きなマグマ溜まりにおける噴火はもっとも甚大な被害をもたらす恐れがあり、現在の噴火もマグネチュード8を超えるものであることから、朝鮮半島は壊滅的なことになるかもしれない。
 しかしながら確率は低いものの、白頭山周辺地下では資源や石炭などの発掘炭鉱の穴が複数掘られていて、そこで核爆発を起こして、マグマのエネルギーを横から抜くことができれば、大きな噴火を免れることができるかもしれない、という。改めて地図を見ると、白頭山という山は、朝鮮半島の付け根の中国との国境沿いにある、朝鮮半島最高峰の山である。要するに韓国からすると、国が違う上に自身が非核化の国であるから、北朝鮮の核弾頭を盗んだ上に、勝手に爆弾を仕掛け、爆発させなければならないという、とんでもないミッションなのである。さらに爆発させたとしても、本当に噴火を免れるかは未知数だ。しかしながら現在の被害も甚大で、多くの人命は失われ、韓国の都市機能は麻痺し、さらに大きな被害は何としてでも避けなければならないのであった。
 大迫力のスペクタクルで、ビルがどんどん倒壊していく。おそらくだが、人がどんどん死んでいく。主人公の爆弾処理のプロの男には、身重の妻がいて、自分の危険な任務のことを話せない(怒られるから)。北の殺し屋とも手を組まなければならないし、妨害するのは北の兵隊だけではない。とにかく大変な事態なのである。
 まあ、ちょっと話がデカすぎる上に、そもそもの設定に無理難題が多すぎるきらいはあるが、それらを乗り越えないことには成功は無い訳で、つべこべ言わずにやるしかない。そうやっているうちに友情物語になったり、ギャグが入ったり、伏線の脇役にもドラマが生まれたりする。まさしくてんこ盛りに面白さを詰め込んでいる感じだ。
 いわゆるエンタティメント作品は、やはり日本のものより韓国の方が何段も上であることは間違いが無い。特撮なんかでは日本にもやれないことは無いのだろうが、やはりあちらが上である。科学技術があちらの方が上なんだから、日本はやはり立ち遅れているのだろう。世界情勢が荒れている中ではあるが、今後この世界もどうなっていくのだろう。
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