司会: 細川さん、精神の部分がいかに大切かというところを教育も含めてお話しいただきたい。
細川: 少子化に限って言うと、これを改善するにはもっと根本的なことから日本人の考え方を変えていかなくてはいけないと強く思う。
あまりに個人中心の考えに偏り過ぎてしまって、自分さえ楽しく満足できる生活ができればいいというような考えになっているのではないかと思うわけだ。家族も夫は夫、妻は妻、家族それぞれが個人であって個性を大切にする方に行き過ぎてしまうと個人個人がバラバラの世の中になってしまうのではないか。
自分が受け継いできた命を次の世代に受け渡していく。そこに自分の役割があることを考える必要があると思う。
先祖があって親があり、親があって自分がある。自分は次に子供を生み育て子孫の発展・繁栄を願っていくという人間としての根本的な考え方を取り戻すことが必要ではないか。
若い世代の方々にいろいろな場で語って、理解してもらうことが大事だと思う。
今非常に深刻に思っているのはしつけだ。若い女性の方は家庭から出て働く方が多い。しかし親が家庭にいて、子供に十分接する時間がないとしつけはうまくいなかい。しっかりとした精神、ものの考え方、社会のルール、人間としての誇り、そういうものを持った子供を育てていかなかったら、世の中は良くならない。
産む喜び、育てる喜びとともに子供たちにしつけをして、ちゃんと自分の足で自立して生きていけるしっかりした心を持った子供を育てていく。そういうことも併せて考えていただけたらありがたいと思う。
司会: いろいろなことが含まれている中で産む喜びにつながってくるのだなということが分かってきたが、江藤先生はどのようにお考えになるか。
江藤: 一人ひとりの気持ちの中にその答えはあるかなというのをすごく感じた。何か自分が何でもできてしまうという感覚を間違って持っているような感じがするので、自分の力を超える何かに自分は生かされているという感覚だとか感謝する気持ちがすごく大切になってきて、まずは自分の周りから、そこから日本は良くなっていくのではないかと思う。
司会: 萩原先生はいかがか。これまで、いろいろなことが社会的にリンクして、精神的なことも非常に大切な中で家庭出産に結びついているのだと先生方がおっしゃっているが。
萩原: あえて言うと、教育の側面をしっかりやりたいと思う。教育再生の中で親教育というと、そんなことはほっといてくれという話になる。ところが私自身も含めて親教育というものは社会に助けてもらった面もあるのだ。
社会教育の一環としてお父さんこうしたらいいのよ、お母さんこうしたらいいのよということを教えた方がいい。愛情をかけておくと子供にそれが伝わってその子はお父さん、お母さんを尊敬する。その辺を私はぜひ国としてやっていきたい。そういう環境を保育園、幼稚園、小学校そして医療現場、福祉現場を通じてやっていきたいと思う。
司会: 次に佐々木先生はいかがか。
佐々木: 今私が思っていることは、人のために一個くらいいいことを、毎日のように積み重ねれば、それで少しくらいは私も変われるかなと、それで日本も少しくらい良くなるかなと、今はそのように思っている。
司会: それでは主催者の立場から石村さん、どうぞ。
石村: 立派なお話を聞かせていただき本当にその通りだと思った。ぜひ皆さん家庭出産を目指せるように自分の体調を整えていただきたいと思う。それには家族と仲良くし、調和を保って良い家庭をつくっていただきたいと思う。
司会: またこういう機会をつくりまして、いろいろな方々と討議を重ねてまいりたいと思う。皆さん、この国を良くするためにご協力をお願いします。
本日はありがとうございました。(了)
細川: 少子化に限って言うと、これを改善するにはもっと根本的なことから日本人の考え方を変えていかなくてはいけないと強く思う。
あまりに個人中心の考えに偏り過ぎてしまって、自分さえ楽しく満足できる生活ができればいいというような考えになっているのではないかと思うわけだ。家族も夫は夫、妻は妻、家族それぞれが個人であって個性を大切にする方に行き過ぎてしまうと個人個人がバラバラの世の中になってしまうのではないか。
自分が受け継いできた命を次の世代に受け渡していく。そこに自分の役割があることを考える必要があると思う。
先祖があって親があり、親があって自分がある。自分は次に子供を生み育て子孫の発展・繁栄を願っていくという人間としての根本的な考え方を取り戻すことが必要ではないか。
若い世代の方々にいろいろな場で語って、理解してもらうことが大事だと思う。
今非常に深刻に思っているのはしつけだ。若い女性の方は家庭から出て働く方が多い。しかし親が家庭にいて、子供に十分接する時間がないとしつけはうまくいなかい。しっかりとした精神、ものの考え方、社会のルール、人間としての誇り、そういうものを持った子供を育てていかなかったら、世の中は良くならない。
産む喜び、育てる喜びとともに子供たちにしつけをして、ちゃんと自分の足で自立して生きていけるしっかりした心を持った子供を育てていく。そういうことも併せて考えていただけたらありがたいと思う。
司会: いろいろなことが含まれている中で産む喜びにつながってくるのだなということが分かってきたが、江藤先生はどのようにお考えになるか。
江藤: 一人ひとりの気持ちの中にその答えはあるかなというのをすごく感じた。何か自分が何でもできてしまうという感覚を間違って持っているような感じがするので、自分の力を超える何かに自分は生かされているという感覚だとか感謝する気持ちがすごく大切になってきて、まずは自分の周りから、そこから日本は良くなっていくのではないかと思う。
司会: 萩原先生はいかがか。これまで、いろいろなことが社会的にリンクして、精神的なことも非常に大切な中で家庭出産に結びついているのだと先生方がおっしゃっているが。
萩原: あえて言うと、教育の側面をしっかりやりたいと思う。教育再生の中で親教育というと、そんなことはほっといてくれという話になる。ところが私自身も含めて親教育というものは社会に助けてもらった面もあるのだ。
社会教育の一環としてお父さんこうしたらいいのよ、お母さんこうしたらいいのよということを教えた方がいい。愛情をかけておくと子供にそれが伝わってその子はお父さん、お母さんを尊敬する。その辺を私はぜひ国としてやっていきたい。そういう環境を保育園、幼稚園、小学校そして医療現場、福祉現場を通じてやっていきたいと思う。
司会: 次に佐々木先生はいかがか。
佐々木: 今私が思っていることは、人のために一個くらいいいことを、毎日のように積み重ねれば、それで少しくらいは私も変われるかなと、それで日本も少しくらい良くなるかなと、今はそのように思っている。
司会: それでは主催者の立場から石村さん、どうぞ。
石村: 立派なお話を聞かせていただき本当にその通りだと思った。ぜひ皆さん家庭出産を目指せるように自分の体調を整えていただきたいと思う。それには家族と仲良くし、調和を保って良い家庭をつくっていただきたいと思う。
司会: またこういう機会をつくりまして、いろいろな方々と討議を重ねてまいりたいと思う。皆さん、この国を良くするためにご協力をお願いします。
本日はありがとうございました。(了)