去る7月8日、東京・深川の江戸資料館小劇場で、「脱・少子化フォーラム2007~産む喜びを」が行なわれた。
このフォーラムは、江東区で助産師をしている石村あさ子さんが所長をしている「助産婦石村」が主催したもの。
石村さんは、家庭出産を行なっている助産師で、その活動は、毎日新聞、主婦の友社の雑誌、NHKテレビ等で紹介されてきた。ここのところ、東京都が広報に使っているMXテレビが石村さんを取材し、番組を制作している。フォーラムにも取材に来た。放送は、二回に分けて行なわれる。予定は下記の通り。
日 時:9月2日、9月9日(日) 21:00~21:30
番組名:「東京BOY~東京少子化事情」
出演者:テリー伊藤、浅草キッド、松村邦洋ら
視聴可能区域:東京及びその近郊
チャンネル:9チャンネル又は5チャンネル
再放送:土・日の夜23:00時から。
「東京BOY」には、石原慎太郎都知事もよく出演する。
今回放送予定の番組では、「脱・少子化フォーラム」についても多少流れるらしい。
●脱少子化を語るパネル・ディスカッション
「脱・少子化フォーラム」の概要は、7月9日から4回に分けて私のブログに掲載した。
http://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/d/20070709
このたびは、その際、詳細を紹介できなかったパネル・ディスカッションの内容を掲載する。
パネリストは、衆議院議員・萩原誠司氏、総合守谷第一病院副院長・佐々木純一氏、聖路加看護大学実践開発研究センター准教授の江藤宏美氏、助産婦石村所長の石村あさ子氏、それに私・細川一彦。ファシリテイターは、(社)日本青年会議所特別会員の武藤誠晃氏。
以下は、録音に基いて、発言の大意をまとめたもの。7回になる予定。
武藤ファシリテイター(以下、司会): 昨年度の出生率は1・32。統計的には2・08以上ないと人口は維持できない。間違いなく日本の人口は減っている。2025年の日本の人口は、1億人くらいになると言われている。パネリストの皆さんは、少子化の現状をどうお考えか。
石村: イメージとして国家の衰退、税収の減少が考えられる。
佐々木: 少子化と騒いでいるが、本当に少子化がまずいのか、ちゃんと考えているのか。日本人はどうも右へ倣(なら)えして同じことを言う傾向がある。地球温暖化も叫ばれていて、人間の数も多ければいいということではない。地球上に人類だけがこんなにはびこっていいのだろうかと私は考える。
萩原: 子供をつくるとか、育てるとか、恵まれるとか、そういうことに対してすごくいいことだとか、感謝するとか、有り難いという気持ちが必要であって、そういうものが残ってあるところで安定すればいいのかなと思う。もし、それがなくて少子化になっているとしたら大問題。心の問題とか家族間の問題とか、それをまず根底から考えた方がよいと思う。
江藤: 子供が少なくなると、一人の子供にお父さん、お母さん、父方のおじいちゃん、おばあちゃん、母方のおじいちゃん、おばあちゃんが付くと、一人に六人だから、大事に育てられると思う半面、甘やかされるのではないかなという思いが浮かんでくる。
細川: 去年から日本の人口は減り出したが、これからますます高齢者が増えていく中で、どんどん少なくなっていく子供たちがその高齢者を支えていく世の中に変わっていく。だから、ここで今日のテーマである「脱少子化」ということを真剣に考えて、若い人たちが結婚して子供を生んで育てて安心して暮らせる世の中をつくっていかないといけないと思う。
次回に続く。
このフォーラムは、江東区で助産師をしている石村あさ子さんが所長をしている「助産婦石村」が主催したもの。
石村さんは、家庭出産を行なっている助産師で、その活動は、毎日新聞、主婦の友社の雑誌、NHKテレビ等で紹介されてきた。ここのところ、東京都が広報に使っているMXテレビが石村さんを取材し、番組を制作している。フォーラムにも取材に来た。放送は、二回に分けて行なわれる。予定は下記の通り。
日 時:9月2日、9月9日(日) 21:00~21:30
番組名:「東京BOY~東京少子化事情」
出演者:テリー伊藤、浅草キッド、松村邦洋ら
視聴可能区域:東京及びその近郊
チャンネル:9チャンネル又は5チャンネル
再放送:土・日の夜23:00時から。
「東京BOY」には、石原慎太郎都知事もよく出演する。
今回放送予定の番組では、「脱・少子化フォーラム」についても多少流れるらしい。
●脱少子化を語るパネル・ディスカッション
「脱・少子化フォーラム」の概要は、7月9日から4回に分けて私のブログに掲載した。
http://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/d/20070709
このたびは、その際、詳細を紹介できなかったパネル・ディスカッションの内容を掲載する。
パネリストは、衆議院議員・萩原誠司氏、総合守谷第一病院副院長・佐々木純一氏、聖路加看護大学実践開発研究センター准教授の江藤宏美氏、助産婦石村所長の石村あさ子氏、それに私・細川一彦。ファシリテイターは、(社)日本青年会議所特別会員の武藤誠晃氏。
以下は、録音に基いて、発言の大意をまとめたもの。7回になる予定。
武藤ファシリテイター(以下、司会): 昨年度の出生率は1・32。統計的には2・08以上ないと人口は維持できない。間違いなく日本の人口は減っている。2025年の日本の人口は、1億人くらいになると言われている。パネリストの皆さんは、少子化の現状をどうお考えか。
石村: イメージとして国家の衰退、税収の減少が考えられる。
佐々木: 少子化と騒いでいるが、本当に少子化がまずいのか、ちゃんと考えているのか。日本人はどうも右へ倣(なら)えして同じことを言う傾向がある。地球温暖化も叫ばれていて、人間の数も多ければいいということではない。地球上に人類だけがこんなにはびこっていいのだろうかと私は考える。
萩原: 子供をつくるとか、育てるとか、恵まれるとか、そういうことに対してすごくいいことだとか、感謝するとか、有り難いという気持ちが必要であって、そういうものが残ってあるところで安定すればいいのかなと思う。もし、それがなくて少子化になっているとしたら大問題。心の問題とか家族間の問題とか、それをまず根底から考えた方がよいと思う。
江藤: 子供が少なくなると、一人の子供にお父さん、お母さん、父方のおじいちゃん、おばあちゃん、母方のおじいちゃん、おばあちゃんが付くと、一人に六人だから、大事に育てられると思う半面、甘やかされるのではないかなという思いが浮かんでくる。
細川: 去年から日本の人口は減り出したが、これからますます高齢者が増えていく中で、どんどん少なくなっていく子供たちがその高齢者を支えていく世の中に変わっていく。だから、ここで今日のテーマである「脱少子化」ということを真剣に考えて、若い人たちが結婚して子供を生んで育てて安心して暮らせる世の中をつくっていかないといけないと思う。
次回に続く。