100223、経済ネタのテレビ番組『ガイアの夜明け』を見ました。
この日は「攻防!教育マネー~“格差時代”を生き抜く~」でした。
やっぱり仕事柄、興味深く見てしまいました。
その中の内容で「学びの21世紀塾」という取り組みがありました。
保護者から教育マネーを吸い取る、新しい塾ではありません★
大分県のある市が運営している、Freeの勉強スペースです。
市内の幼稚園児から中学生が無料で使用できます。
場所は公民館のようなところで、10数人勉強しています。
教えているのは、以前校長先生だったという中高年の男性2名。
江戸時代の「寺子屋」のようなイメージですね。
この取り組みをする前は・・・。
この市の統一テストの成績は、県内でよくなかったようです。
おそらく、小学校の成績だと思います(はっきりとは不明)。
この市の順位は、平成15年が22位とあります。
そして、この取り組みを続けたあと、この市の順位は・・・。
平成21年で、1位になりました♪
勉強は原則、勉強すればできるようになりますから。
勉強をしやすいスペースと指導者がいるところがいいですよね。
勉強に向うハードルが、下がるような感じです。
モチロン、よい取り組みだと思うのですが・・・。
私が第一に感じたことがありました。
それは「じゃあ、学校ってなにやってんの?」ということです。
本来、学校で勉強ができるようになればいいわけです。
でも、「学びの21世紀塾」でないと、順位が上がらないわけですね。
市の人間が「学校だけではムリです」と白旗をあげるような★
どうやら、私立の中学校を受験するわけではないようです。
「学びの21世紀塾」では、学校の宿題をやっている感じでした。
それでも、“学校以外の何か”が必要なわけですよね。
まあ、それを地元の学習塾が補うのなら問題ないと思います。
地方のどこにでも、学習塾があるかは別として。
でも、公共の機関が「学びの21世紀塾」を運営しているわけです。
「公立の学校だけでは、成績を上げるのはムリですから・・・」
自ら、そんな証明をしてしまったような印象でした。
モチロン塾がないような、ある地方都市の一例なのですが。
佐鳴予備校の佐藤イサク社長が、社員に向けて言っていました。
「学習成果が問われない、もしくは倒産もしない学校の先生たちとは違うわけで。まさしく学習成果を出さなければ、我々の存在価値は、一切無に帰してしまうと」
そんなわけで今後、より一層“学校以外の何か”を選択する時代です。
そのときに、アビットもお役に立てるように・・・。
私の努力も、より必要だなあと思った次第です☆