◆◇◆『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの法則』和田秀樹〔わだ・ひでき〕著(大和出版)より◆◇◆
まじめで慎重である人ほど、考えすぎて損している!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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①ユニクロ成功の秘密
日本の富豪のTOPとして・・・。
ユニクロの柳井正〔やない・ただし〕さんが紹介されたことがある。
その柳井さんは、『一勝九敗』という本を書いている。
その本の中で・・・。
施策を10立てたものの、そのうち9つは失敗したことを明かしている。
9失敗しても、残りの1勝で今日の成功を得ている。
自分で対処できる失敗なら、いくらでも立ち直りもきく。
私たちは、柳井さんのように世界のTOP企業を目指すわけではない。
だったらなおさら、失敗を恐れることはない。
まずはあれこれ動いて、そのうちの1つが成功すればよい。
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「失敗を恐れる」とあります。
これは、子どもの勉強でも見ることがありますね。
私の経験だと、必ずしもできない子どもではありません。
多くは、偏差値【SS 50】前後くらいの子どもでしょうか。
もっと完全にできない子どもだと・・・。
それを認めて、素直にふるまう気がします。
「私、できないから~」という感じです。
難しいのは、上記の【SS】くらいの子どもですね。
このあたりだと、プライドがあるようです。
「自分は、できないわけじゃない」という。
だから、失敗を恐れますね。
間違えることは・・・。
自分ができないということの証明になると考えるのでしょう。
そうすると、どういう行動を取るか。
難しい(と思い込んでいる)問題にトライしなくなるのです★
つまり、空欄にして済ませてしまいます。
子どもにとっては・・・。
わからなかったから書かないというのは、気が楽なようですね。
間違えてバツをつけられるというほうが、気分が悪いようです。
それは記号の問題にも及びます。
「ア・イ・ウ・エ」のどれか書けばいいのに・・・。
それすら書かないで提出します。
理由は「わからないから」。
時には、一度書いてあるのに消して提出しています。
よく見ると、正解している答えが書いてあったのです。
実際にあった話ですよ★
できる子どもでも、すべて完璧に理解して書いているわけではありません。
「これが近いかな」と書いたものが正解していることもあるものです。
わからなくても、試行錯誤して何かしら書くこと。
それが、学力をUPする要因にもなっていると思います。
できる子どもの行動を見習っていきましょう☆
「やる前からあきらめるバカがどこにいるんだよ。あきらめていいのは、自分が納得するまでやり切った人間だけだよ」
(TVドラマ『ショムニ2013』より 坪井千夏のセリフ)
・・・次回へ続く。
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「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣 (だいわ文庫) |
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