写真は、210619、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
210619の新聞記事に「広範囲で交通規制」がありました。
「立てこもり 大宮駅西口一部も」ともあります。
全国規模のTVのワイドショーでも、しっかり放送されていました。
埼玉県白岡市の近場である「大宮」がTVに出てきたので、驚きました。
210620の新聞記事に「突入まで32時間 何が」がありました。
「大宮・監禁容疑者『一緒に死ぬ』」ともあります。
32時間以上の立てこもりのあと、やっと現行犯逮捕となりました。
人質となったネットカフェの女性従業員も無事だったようです。
210622の新聞記事に「防音個室 防犯に課題」がありました。
「大宮ネットカフェ立てこもり」とあります。
広さは約3㎡の個別ブース、鍵付の防音でくつろげる空間とのこと。
ただ、2人で32時間立てこもりでは、くつろげないですね。
悪い話題で、大宮が全国に広まってしまったのは残念です。
さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日210619の土曜日で2教科です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問4の問5「実験2で、酸化銅と炭素の混合物4.5gを十分に加熱し、冷却後に試験管Aに残った固体の質量を測定したところ、3.4gでした。このとき得られた銅の質量は何gか求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、調べてわかったことの(1)の化学反応式で表した反応のみ起こるものとします」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
これは、一般的に「還元」と言われる化学反応式で表せます。
「2CuO + C → 2Cu + CO2」
部分的にいうと・・・。
2CuO(酸化銅)は還元されて2Cu(銅)になります。
C(炭素)は酸化されてCO2(二酸化炭素)になります。
これがわからないと話が進まない気がしますが・・・。
実は、この還元の式は、問題文に書いてありますよ~♪
純粋に、考え方と計算ができれば正解するということです。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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試験管の中、何g減った?
→ 4.5-3.4=1.1(g)
これは発生した二酸化炭素の質量
二酸化炭素、1.1gの中の酸素は? 「炭素:酸素=3:8」とある 比例配分で
→ 1.1× 8/3+8 =1.1× 8/11 =0.8(g)
酸素が0.8g減ったということ
酸化銅の「銅:酸素」、比と比の値は? 図2より
→ 4:1
ラスト、得られた銅(減った酸素と結びついていた銅)の質量は?
→ 4:1=x:0.8
x=3.2(g)
答えは、「3.2g」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。
式の段取りのプリントを配布しているので・・・。
私は、簡略化してW・ボードに書いています。
↑確認してみてくださいね。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題、全体からの通過率は、7.8%と難しいですよ。
正答率だと、0.3%となっています★
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の3.0%ですから・・・。
そのトップ層+αが、点を出しているということでしょうか。
普通の子どもは、途中まででも何かしら書ければいいかなと思います。
埼玉県では、私立高校のほとんどが、この北辰テストの偏差値を見ます。
「見る」というのは・・・。
北辰の偏差値から、その子どもの学力を判断するということです。
多くの私立高校が、北辰テスト偏差値のベスト2の平均を見ます。
その偏差値が、その私立高校のコースで設定した偏差値に達していれば・・・。
「まあ、受験してくれれば大丈夫でしょう」となります。
あとは、その私立高校の過去問を勉強して・・・。
当日、ある程度の点数を取ればいいのです。
「ある程度」というのは、設定された偏差値なりの点数ですね。
私立高校の入試問題は、中上位以上の学力の高校(コース)では特に・・・。
難しく作られていることが多いです★
だから、1教科50~60点取れば合格することがほとんどです。
私が学校説明会に行く私立高校については・・・。
第1回(4月)の北辰テスト偏差値から見てくれる場合が2割くらい。
第3回(7月)の北辰テスト偏差値から見てくれる場合が8割くらいです。
第1回から見るのなら、ゆるめな感じはあります。
「第1回からでいいんですよ~」とハードルを下げる感じですね。
中3生とすると、設定された偏差値に達する確率が高くなります。
だから、その私立高校を受験する中3生も増えるかもしれません。
私立高校の学力としては、真ん中前後から下が多いです。
募集人数が多いなど、「なるべく多くの中3生に受けてほしい」という感じ。
第3回から見るのなら、真っ当な感じはあります。
「第3回からしか見ませんよ」と適度にハードルを上げる感じですね。
中3生からすると、設定された偏差値に達する確率は低くなります。
でも、学力は、なるべく入試から近いところのほうが確かですよね。
「4月は高い偏差値だった」と言われても・・・。
「じゃあ、今(12月)はどうなの?」と言いたくなりますから★
これは、制限をかけても中3がしっかり来てくれる高校・・・。
私立高校の学力としては、中上位から上が多いです。
私立高校は選べる立場にあり、「できる中3生に受けてほしい」という感じ。
第1回でも第2回でも、北辰テストを受験するなら、いつでも全力で。
その繰り返しが、第3回以降の北辰でも活きてくると思いますよ。
第2回の北辰、よい成果を期待しています☆
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