写真は、150203、小6数学の授業です。
1月から、新学年の内容がスタートしていますよ☆
さて、2014年のある日、あるイベントの帰り・・・。
私は、友だち2人と一緒に電車に乗っていました。
そのとき、ふとFさんが言いました。
「なんで、マイナス×マイナスはプラスになるの? それがわからない。だから、あまり数学が好きじゃなかった」
続いて、Tさんも言いました。
「そうそう。塾でも、その理由を教えてもらえなかった気がする」
2人とも、同じようなことを言っていましたね★
電車の中、私は説明を始めました。
テキストもW・ボードもないので、わかりにくかったと思います。
その説明が、今日の授業ですよ。
FさんとTさんも、読んでくれるといいなあと思います。
テキストもW・ボードもあるので、わかりやすくいきますね♪
「正負の数の乗法(かけ算)」は・・・。
「海のロープウェイ理論」を使っています。
アビット新白岡校で使っているテキストにありますよ。
海のロープウェイは・・・。
海面下(海中)を潜水艦のように進む、スグレモノです。
約束がいくつかあります。
● 海面が0m
● 海面より上の高さを正の数(プラス)
● 海面より下を負の数(マイナス)
かけ算の最初の数字の約束は、以下のものです。
● ロープウェイの昇る速さを正の数(プラス) 例:+2m/秒
● ロープウェイの降りる速さを負の数(マイナス) 例:-2m/秒
かけ算の次の数字の約束は、以下のものです。
● 基準の時間より後を正の数(プラス) 例:3秒後は、+3秒
● 基準の時間より前を負の数(マイナス) 例:3秒前は、-3秒
そして、「速さ(m/秒)×時間(秒)=距離(m)」ですね。
小6の算数の知識が必要ですよ。
それでは、上の写真の①~④を見ていきましょう。
今、ロープウェイは、0mのところにいますよ。
計算のあと、ロープウェイは、どの地点にいるでしょうか?
①(+2)×(+4)
最初の数字は速さ、次の数字は時間でしたね。
(+2m/秒、昇り)×(+4秒、もしくは4秒後)
昇りで4秒後なら、海面(0m)よりも上にいますよね。
答えは、「+8m(の地点)」です。
②(-2)×(+3)
最初の数字は速さ、次の数字は時間でしたね。
(-2m/秒、降り)×(+3秒、もしくは3秒後)
降りで3秒後なら、海面(0m)よりも下にいますよね。
答えは、「-6m(の地点)」です。
③(+2)×(-3)
最初の数字は速さ、次の数字は時間でしたね。
(+2m/秒、昇り)×(-3秒、もしくは3秒前)
昇りで3秒前なら、海面(0m)よりも下にいますよね。
答えは、「-6m(の地点)」です。
④(-2)×(-4)
最初の数字は速さ、次の数字は時間でしたね。
(-2m/秒、降り)×(-4秒、もしくは4秒前)
下りで4秒前なら、海面(0m)よりも上にいますよね。
答えは、「+8m(の地点)」です。
↑「マイナス×マイナス=プラス」の理由がわかりましたか?
学校の教科書でも、同じように・・・。
「速さ×時間=距離」の考え方を使っていますね。
東へ歩くのをプラス、西へ歩くのをマイナスとしています。
どちらにしても、小6の知識「は・じ・き」は必要です。
それがないのに、今回の中1「正負の数」の説明は難しいかも・・・?
まあ、実はルールを覚えて練習すれば、誰でもできますが★
単なる計算ですからね。
でも、理解や納得があった上で練習すると、よりよいかと。
理解や納得があるものは、定着しやすいですからね☆
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