◆◇◆『脳を活かす仕事術』茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)著(PHP研究所)より◆◇◆
「わかる」を「できる」に変える!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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⑤英語のシャワーを浴びて、脳に英語のエピソードを蓄積させる
脳の記憶のメカニズムから見た場合、英語上達法ははっきりしています。
それは、当たり前のようですが、英語のシャワーを浴びるしかありません。
脳の側頭葉の記憶のアーカイヴに、英語に関する「エピソード」をどれだけ蓄積できるかで、英語力の厚みが決まってくるからです。
たとえば、いままで日本語をどのように習得してきたかを思い出してみてください。
単語の意味を辞書で調べることでも、日本語をしゃべるための教師がいたわけでもありません。
脳の中に蓄えられた豊富な「エピソード記憶」から、それぞれの単語の「意味記憶」が自然にできあがってくることがほとんどだったはずです。
「あたたかい」という言葉を何回も聞くうちに、自然にその意味がわかってくる。
一つひとつの「意味記憶」を多くの「エピソード記憶」が支えているから、様々な局面で応用的に「日本語」を扱えるようになったわけです。
ですから、英語を思うように操るためには、「よく使われる単語と表現」を覚えればいいわけではありません。
日々「英語のシャワー」を浴びて、英語のエピソード記憶を増やすしかないのです。
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中学生が、普段「英語のシャワー」を浴びる機会はあるでしょうか?
大部分の中学生は、ないと思います。
「英語のシャワー」とは、たとえばこんなことです。
外国に留学やホームステイをして・・・。
3ヶ月以上、英語だけでコミュニケーションをとる。
洋画を字幕なしで、毎日3本以上見る。
どちらも、中学生の段階では難しいですよね。
でも日本語だと知らず知らずのうちにできているのがわかりますか?
毎日、日本語でコミュニケーションをとっていますよね。
そして、日本語の教科書やテレビを・・・。
毎日何時間も見ているのではないでしょうか。
だから、日本語が聞き取れて、話せて、書けるわけです。
そして、その日本語のレベルは、中学の英語では必要ありません。
● 外国人同士のspeakingのスピードで話せなくてもかまいません
● ネイティブ並みに発音できなくてもかまいません
● 英字新聞をスラスラ読んで理解できなくてもかまいません
● 洋画を字幕なしで理解できなくてもかまいません
大部分の中学生に必要なことは・・・。
● 日本人が聞き取れるように話しているlistening問題を解けるようにすること
● 中学で必要な英単語と英熟語を覚えていること
● 文法(構文)どおりに、英文をキチンと書けること
主に、この3点かなあと思います。
これができると、北辰テストで偏差値【SS 70】になる。
入試問題でも高得点が取れる可能性が高いです。
それ以上のことは、高校生以上になってからいくらでも選べます。
教科書準拠のテキストではイマイチですが・・・。
アビット新白岡校で使っている実力養成のテキスト。
これをしっかり勉強しましょう☆
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