写真は、140805、小6夏期講習、算数の授業です。
「拡大図と縮図」は、面白い問題がイロイロありますよ。
図形が重なっているものとか。
実際の木、灯台、ビルの高さを求める問題とか。
2014年、TVドラマ『ガリレオ』の再放送を見ていました。
たしか、Season 2のある話にて。
湯川先生【演‐福山雅治】が、「拡大図と縮図」に近いやり方で・・・。
指を使って、ビルの高さを求めていたことがありました。
その隣にいた、岸谷刑事【演‐吉高由里子】が・・・。
「数学を実生活に使っている人、初めて見た」
・・・そんなことを言って、驚いていました。
でも、湯川先生はクールに・・・。
「これは算数だ」
・・・そう言っていましたね。
この日は、「拡大図と縮図」で・・・。
実際のビルの高さを求める問題も解きましたよ。
湯川先生に、少し近づけたでしょうか?
それでは、授業に入りましょう。
問題「図は、台形の土地の1/4000の縮図です。次の問いに答えなさい」
(1)この土地の周りの長さは、実際には何mありますか。
(2)この土地の実際の面積は何㎡ですか。
(3)この土地を、縮尺1/2500の縮図にかき直すと、その縮図の周りの長さは何cmになりますか。
とにかく、実際の長いものを1/4000にしたので・・・。
手元のテキストにあるような、数cmの長さになっています。
それが、わかるか?
さらに、1/4000にしたから小さくなったわけで・・・。
逆に4000倍すれば、もとの実際の長さに戻ります。
それが、わかるか?
この問題としては、その2点だけですね。
もっと考える問題のときは、「縮尺・実際・地図」という・・・。
てんとう虫の公式を教えてあります。
そこに数字を入れれば、どんな問題でも解けますね。
それでは、一緒に見ていきましょう。
(1)この土地の周りの長さは、実際には何mありますか。
それぞれの辺をcmからmに直し・・・。
そのあとに、ただ足せばいいのです。
このやり方だと、直した数字が(2)でも使えますよ。
ここでは、(1)だけの最短距離の解き方を書いておきますね。
まず、すべての辺をcmのまま足します。
→ 1.5+2.5+3+2=9(cm)
それに、「×4000」をすれば、素早く答えが出ますね。
→ 9(cm)×4000=36000(cm)=360(m)
答えは、「360m」です。
(2)この土地の実際の面積は何㎡ですか。
この問題になると、結局、実際のmを出してからですね。
→ 1.5(cm)×4000=6000(cm)=60(m)
→ 2(cm)×4000=8000(cm)=80(m)
→ 3(cm)×4000=12000(cm)=120(m)
ななめの辺は必要なく、この3辺だけで大丈夫です。
この3辺があれば、台形の公式に当てはめられます。
台形の公式は、おなじみの「(上底+下底)×高さ÷2」です。
→ (60+120)×80÷2
=180×40
=7200
答えは、「7200㎡」です。
(3)この土地を、縮尺1/2500の縮図にかき直すと、その縮図の周りの長さは何cmになりますか。
周りの実際の長さは、(1)より36000(cm)でしたよね。
これを使いましょう。
36000(cm)を1/2500にすればいいのです。
→ 36000×1/2500=360×1/25=14.4(cm)
答えは、「14.4cm」でした。
↑あまり、アタマを使わない問題でした。
この「拡大図と縮図」に、限りなく近い内容は・・・。
中3で勉強する「相似な図形」です。
図形の辺を求める計算問題などは、ほとんど同じです。
縮尺の計算問題は、社会の地理でもおなじみとなりますよ。
埼玉県公立高校入試、社会の問題でも毎年出題されます。
地図の見方として出題されますね。
いつでも、小学校の勉強は、中学校につながります。
特に続き物の算数は・・・。
小5&小6を、「学校+α」で、できるようにしておくこと。
そうすれば、中学校の数学で活躍できることになりますよ♪
↑目指せ、将来の湯川先生☆
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