写真は、170707、小6算数の授業です。
この週は、学習塾用「全国学力テスト 7月号」受験の1週間前です。
このテストに付いている「実力強化問題」の一部を勉強しています。
本番用の問題は、一切見ていません。
同じような問題が出題されれば、ラッキーですが・・・。
それでは、問題を見てみましょう。
問題「図のように、平行四辺形アイウエと長方形アオカエが重なっています。このとき次の①、②に答えなさい」
① △アイキの面積は何㎠ですか。
② △アキエの面積は何㎠ですか。
補助線を引いて解く、少し手間のかかる問題ですね。
でも、そういう頭を使う問題が解けると楽しいものです♪
一緒に見ていきましょう。
↑タイマーで5分を計りますよ、解けるでしょうか?
① △アイキの面積は何㎠ですか。
こちらはカンタンでした。
ほとんどみんな解けたと思います。
私は、「頭を左に90°傾けて~」と言いながら、私も傾けます。
△アイキの底辺が12cmということに気付くでしょう。
底辺には、くっついていませんが・・・。
△アイキの高さは、底辺と垂直の辺である10cmですよね。
あとは、三角形の公式に当てはめて式を作りましょう。
→ 12×10÷2=60
答えは、「60㎠」です。
② △アキエの面積は何㎠ですか。
これは、見ているだけでは解けないですね★
ひと手間かかる問題です。
補助線を引いてみましょう。
まず、平行四辺形なのでアイとエウは平行です。
三角形の底辺は固定すると考えます。
平行ということは、その平行線の中で三角形の高さが移動しても・・・。
三角形の面積は同じということです。
これは、中2の「平行四辺形」で詳しく勉強する内容です。
アビットで使っているテキストでは、小5で出てきます。
だから、小6の問題で出されても文句は言えませんよ★
今度は、「頭を右に90°傾けて~」と言いながら、私も傾けます。
先ほどの△アイキ(60㎠)の底辺がアイということになります。
△アイキの高さ「キ」が・・・。
△アイウの高さ「ウ」に移動するのがわかりますか?
そんなわけで、△アイキを少し変形させると、△アイウになります。
底辺が同じで、高さも平行線内で同じです。
だから、△アイウも同じ60㎠ということになります。
今度は、△アイウの底辺をイウで見ましょう。
イウはわかりませんから□cmとします。
高さは、底辺と垂直のエカが15cmと出ていますね。
これで、△アイウの面積の式が作れます。
→ □×15÷2=60
□×15=60×2
□×15=120
□=120÷15
□=8
イウは8cmで、平行四辺形なのでアエも8cmです。
ラスト、△アキエの面積です。
底辺はアエの8cm、高さは12cmと出ていますね。
私は、「頭を180°傾けて~」・・・とは言いません★
三角形の底辺が上にありますが、何とかわかるでしょう。
→ 8×12÷2=48
答えは、「48㎠」です。
↑確認してみてくださいね。
②のほうは、誰もできなかったようです★
補助線を引くのも難しいし、変形させるのも難しいですよね。
こんなアタマを使う問題が解けるのが理想です☆
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