◆◇◆『僕たち、どうして勉強するの?』古市幸雄(ふるいち・ゆきお)著(マガジンハウス)より◆◇◆
勉強をする本当の理由!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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④勉強の法則とは?
君のお父さんが勉強すれば、お父さんのレベルが上がります。
君のお母さんが勉強すれば、お母さんのレベルが上がります。
勉強をすれば勉強をする本人のレベルが上がります。
だから、君のお父さんやお母さんが、どんなに君のことを手助けしたくても、君自身が勉強をしないと、君のレベルは上がりません(応援はしてくれるかもしれないけれど……)。
ここに勉強の法則があります。
それは、勉強をしたら、勉強をした本人が必ずレベルアップする、ということです。
君が勉強をしても、隣の友だちのレベルはアップしません。
当たり前のことのようですが、重要なことです。
勉強をした本人は確実にレベルアップするのです。
レベルアップするということは、確実に、君がやりたいことやなりたいものに一歩近づくということです。
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個別指導塾と聞くと、どんなイメージがありますか?
● 1対1で丁寧にみてくれる
● 自分のレベルに合わせてくれる
● 先生も時間も自由に決められる
このようなイメージがあるでしょうか?
原則、ある学力層の子どもには、とてもマッチしています。
それは、学校の授業がわからないという子どもです★
しかし、学校の授業は、ある程度わかる。
成績も標準だという子ども。
これは、1対1でずっと教わる必要はありません。
・・・というか、教わってはいけません。
1対1で、すぐに教わる習慣がつけば、自分で考える力がつきません。
自分の「できない」レベルに合わせていては、向上がありません。
自由に来ていいということは、自由に来なくてもいいということ。
時間や約束のケジメがつきません。
成績が標準以上だという子ども。
これは、「自分で勉強する量・時間を増やす」ということが必要です。
誰かに教えてもらう時間を増やすということはありません。
アビットにも個別指導の時間があります。
これは、原則「確認」の位置付けです。
授業と宿題で勉強したことが身についたか・・・。
確認してみようということです。
子どもが勉強したことの仕上げをしたいのです。
いざ確認してみると・・・。
できないところ、わからないところは、やはり出てきます★
それは、子どもにも、勉強内容にもよります。
「この子どもなら、直せるだろう」と思えば・・・。
必要以上に教えてはいけません。
自分で考え、自分で直し、自分で納得することです。
「この問題なら、大丈夫だろう」と思えば・・・。
必要以上に教えてはいけません。
テキストを見るなり、やり直すなりで、自分で納得することです。
もちろん、子ども本人だけで直らない場合もあります。
そのときは、アビットの講師が「とことん教える」ことになりますね。
それは、アビット新白岡校で、いつも言っている通りです。
ただ、最も大切なことは・・・。
子ども本人がどう勉強して、どう内容を定着させるかにあります☆
「馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない」
(ヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse ドイツの作家)
・・・次回ラスト。
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