ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中2数学 篠津中、第4回定期テスト対策 5枚のカードの確率

2022-02-20 | 本日の授業

写真は、220215、中2数学の授業です。

埼玉県白岡市・篠津中、第4回定期テストが迫りましたね。
中1と中2は、220224&220225です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。

220201の新聞記事に、「公立校教員 2065人不足」がありました。

記事を少し見てみましょう。

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全国の公立小中学校、高校、特別支援学校について(210501時点)。
先生が不足しているのは、4.8%にあたる1591校。

● 小学校・・・4.2%にあたる794校で、979人が不足
● 中学校・・・6.0%にあたる556校で、722人が不足

不足の理由は、休業・休職者の増加や、教員志望者の減少。
それに伴って、主に不合格者が担ってきた臨任や非常勤講師も減少。

2022年度、公立校教員採用試験の結果は・・・。

● 小学校の採用倍率・・・2.6倍(過去最低)
● 中学校の採用倍率・・・4.4倍(過去2番目に低い)
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上の記事を見ると、不足の%の見方が不明ですが★

もうひとつの新聞記事、「先生の代打 73歳フル勤務」もありました。

記事を少し見てみましょう。

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小中高教員などの採用試験の受験者は・・・。

● 2020年度・・・約134000人
● 1979年度・・・約258000人(ピーク)

ピークの半分近くまで減っている。

教員不足が生じている学校の割合にて。
埼玉県は、小学校8.1%、中学校11.2%。
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先生の仕事は、不人気となってしまったようです★

子どもも減ったから、先生も減ればちょうどいい・・・。
そうはならないようですね。
子どもの減り方よりも、先生の減り方のほうが加速しているのでしょうか。

学校が魅力的な就職先にならないと・・・。
今後、優秀な人材が入ってこなくなるのでは。
それどころか、教員志望者自体が減ってしまい、先生が足りないと。

そういう状況で、学校で勉強する子どもは、どうなるのか?

さて、過去問より、問題を見ていきましょう。

問題「1、2、3、4、5の5枚のカードが箱の中にある。この中からカードを続けて取り出し、取り出した順に左から並べて2ケタの整数をつくるとき、次の問いに答えなさい」

2ケタの整数は何通りのつくり方がありますか。

2ケタの整数が30以上になる確率を求めなさい。

2ケタの整数が3の倍数になる確率を求めなさい。

この「箱から取り出す」「袋から取り出す」系の問題では・・・。
2つのパターンがあると思います。

● 続けて2枚取り出す(1枚目は戻さない)
● 1枚目を取り出したら、戻して、もう一度取り出す

・・・この2つで、表のかき方が違ってきますよ。

● 続けて2枚取り出すなら、表の真ん中に斜め線をかく
● 1枚目を戻すなら、表に線はかかないで、すべて使う

・・・こんなところでしょう。

それでは、解説を一緒に見てみましょう。

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2ケタの整数は何通りのつくり方がありますか。

これは、表ではなく樹形図がラクかと思います。
モチロン、全パターンかく必要はありません。
1パターンだけかいて、あとは九九をするのがいいでしょう。

十の位に来る可能性があるのは?

→ 1、2、3、4、5

十の位が1のとき、一の位に来る可能性があるのは?

→ 2、3、4、5

ラスト、九九

→ 5通り×4通り=20(通り)

答えは、「20通り」です。

2ケタの整数が30以上になる確率を求めなさい。

樹形図を見ましょう。

30以上というのは、十の位に3、4、5が来るとき。
だから、また九九でいいかと。

十の位に来るのは?

→ 3、4、5

一の位に来るのは?

→ 1、2、4、5

ラスト、九九

→ 3通り×4通り=12(通り)

確率は?

→ 12/20=3/5

答えは、「3/5」です。

③2ケタの整数が3の倍数になる確率を求めなさい。

とにかく、表をかくことでしょう。
2ケタの数字を入れていくので、大きめの表がいいです。
あとは、3の倍数がわかるかどうか。

下の写真より、確率は、8/20=2/5となります。

答えは、「2/5」です。
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記述問題ではないので、途中の考えたなどは解答用紙にかきませんが。

↑確認してみてくださいね。

問題は文章だけです。
樹形図を使ってとか、表を使ってなどは一切書いてありません。
自分で判断して、樹形図か表をかく必要があるでしょう。

普段からの子どもの解答を見ていると・・・。
確率を間違える子どもは、表などをかかないことが多い気がします。
どうやっているのか、頭の中で考えているのか?

いや~、ムリじゃないかな。
私は、「2つ」「2個」と見た瞬間に表をかきますけど。
表は、書き込んでいけば見落としのないのがよいところですよ♪

「表をかくのが面倒くさい」
その程度のことを面倒がっていたら、確率ができるようにならないのでは。
もちろん、他のことも・・・。

しっかり勉強して、教科の楽しさにも気付いて・・・。
将来、先生になる子どもが増えたらいいのになあと。
よい先生が子どもに対応すれば、前向きな子どもが増えるかもと。

陰ながらそんなことを願っています☆

↑数学の高得点、期待しています☆(写真は220220、定期テスト対策講座より)

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コメント
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