写真は、210602、中1数学の授業です。
埼玉県白岡市・篠津中、第1回定期テストが迫りましたね。
全学年、210610&210611です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。
2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で・・・。
学校が、3月、4月、5月の約3ヶ月間、休校でした。
結果的には、子どもには、そこまでの休校は必要ありませんでした。
今では、子どもは、新型コロナに強いことがわかっていますよね。
この先、変異ウイルスの状況によっては未知数ですが・・・。
2020年度の定期テスト範囲は、「正負の数」すべてでした。
今回、2021年度の定期テスト範囲も、「正負の数」がすべてです。
あれ? 新型コロナでも、そうでなくても、試験範囲が変わらない・・・。
ただ、2021年度は、定期テストの日程が早いです。
例年(2020年度除く)と比べると、2週間くらい早い気がするのですが。
なので、まだ勉強がそれほど進行していないということか?
教科によっては、やたらとテスト範囲が広いものもありますね。
理科は、「いろいろな生物と、その共通点」すべてで、広いなあと★
数学や英語は、けっこうゆっくりの進行だと思います。
過去問より、「正負の数」を使っての平均の問題を解説しています。
問題「表に、6人の生徒A~Fのそれぞれの身長から160cmを引いた値が示されている。この表をもとに、6人の生徒の身長の平均を求めたところ、161.5cmだった。このとき生徒Fの身長を求めなさい。ただし、表の右端が折れて生徒Fの値が見えなくなっている」
こういう問題の場合、求め方も書かせればいいのになあと思いますが・・・。
この問題は、考え方を記述させる問題ではありません。
答えだけ求めればよい問題です。
求め方は、何種類かあると思いますが・・・。
そのうちのひとつを一緒に見ていきましょう。
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まず、全体のプラス・マイナスでみた平均身長は?
→ 161.5-160=+1.5(cm)
プラス・マイナスからの平均身長の式は? Fの生徒をxcmとする
→ (8-2+5+0+2+x)/6=1.5
(13+x)/6=1.5
13+x=9(←両辺に×6をした)
x=9-13
x=-4
生徒Fは、自分の身長から160cmを引いたら、-4だということ
ラスト、生徒Fの身長は?
→ □-160=-4
□=-4+160
□=156(cm)
答えは、「156cm」です。
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違う求め方でも、ノー問題です。
↑求め方を確認してみましょう。
アビット新白岡校では、210602の時点で・・・。
「1次方程式」が、半分強、終わっています(文章題の半分くらいまで)。
だから、「1次方程式」風に解いてみましたよ、ラクなので♪
さて、中1は中学受験をしていない限り・・・。
勉強については、今までノンビリ過ごしてきましたよね。
でも、中学生になると、そうノンビリできなくなるかなと思います。
なぜなら、定期テストでは自分の「学年順位」が出ますからね。
基本、3教科、5教科などで出て、教科ごとにも出ると思います。
ここで、学年内の自分の位置がハッキリしてしまいます。
そのとき初めて・・・。
「ええ~、小学校のときはできてたのに」
・・・そう思うこともあるかもしれません。
公立の小学校では、「誰もができること」を勉強しているように思えます。
小学生から、できない思いをさせないように、最低限のことを・・・。
それで安心してきた子どもは、自分の学年順位に驚くかもしれませんね。
● 小学生のときから、「学校+α」で勉強してきた子ども
● 小学校の勉強だけをしていたが、実はそれ以上の理解力がある子ども
このあたりが、学年順位では上のほうに行くかと思います。
まあ、何にせよ「今」一生懸命に勉強していることが前提ですが。
たとえば、学校のワークは覚えることや理解を含めて、しっかり勉強するなど。
中1の第1回定期テストは、範囲も狭く、内容も難しくありません。
だから、中学校の3年間の中で、最も平均点が高いことが多いです。
私は、「英語と数学は、平均点が90点だから」と煽っていますよ★(←ネタ気味)
さて、私は、数学ができる子どもには・・・。
「100点狙いの90点台なら、できる人だよ」と言っています。
必ず100点でないとダメなんて言いませんよ、機械じゃないんで。
でも、「90点でいいや~」と言っていると・・・。
おそらく80点台以下になってしまうのでは?
だから、普段からそのくらいの勉強をしていて、成果が出ていれば、ですが・・・。
数学ができる子どもは、まずは、100点狙いがいいとは思います。
ポイントは、できるはずの問題を間違えないことです。
「これ、今見たらカンタンなのに、単なる計算間違えだった~」
こういう間違いが限りなく少ないので、トップクラスになるのです。
中学生になっても・・・。
「これはケアレスミスだから」
・・・などと言って、安心している子どもはいませんか?
その子どもは、単に計算ができないか、計算力が足りないか、計算が雑なのです。
理解できていないのか、練習不足か、意識が低いか。
どちらにしても、広い意味で学力が低いと思います。
計算すら正解できないのなら、トップクラスにはなれないでしょう★
学校の授業でも扱っていない、学校のワークにも出ていない・・・。
そういう難しい問題を、1問入れてくる先生もいます。
私は勝手に、「100点阻止問題」と呼んでいます。
ほとんどの子どもが間違える、そのような問題は気にしないことです。
そこでは、大きな差はつきません(5点とか)。
「あんなの解けっこない」と、いつまでも悔やむ必要はありませんよ。
「自分ができるはずの問題を必ず取る」ことをしてほしいと思います☆
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