◆◇◆『平常心のコツ』植西聰〔うえにし・あきら〕著(自由国民社)◆◇◆
「敏感になりすぎた感受性を少し鈍感にしてあげるように!」
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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①上手くいかないのは、「誰のせいでもない」と考えるのがいい
人は、物事が上手くいかない時、その原因が「他人にある」と考えがちだ。
一方で、物事が上手くいかないのは「自分が悪いから」と考える人もいる。
心理学では、前者を「他罰傾向」、後者を「自罰傾向」と呼んでいる。
いずれのタイプも・・・。
心の平静さを失いやすく、感情に流されやすい性格だと言われている。
平常心を保てる人は、上手くいかないことを「人のせい」にはしない。
「他人が悪いから」でもなく、「自分が悪いから」でもないと考える。
もっと現実的に・・・。
「上手くいかないのは、どこに問題があるのか」
・・・ということを考える。
そうすれば・・・。
● 「仕事が上手くいかないのは、マーケティングができていなかったから」
● 「彼氏と上手くいかないのは、会って話をする機会が少なかったから」
・・・という別の理由が見えてくる。
後は、その問題に対して具体的な解決策を講じればいい。
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教室にて、他罰傾向の人、自罰傾向の人、私も両方見かけます。
他罰傾向の人は・・・。
他人のせい、モノやサービスのせい、運のせいなどにします。
どれも、少しピントがずれているか・・・。
運については「それは、もうしょうがないことなのに」と思うこともあります。
ただ、“本当の”他罰傾向の人は・・・。
自分が正しいという思い込みが強いです。
だから、人の意見などには耳を傾けないようです。
周囲からは、「面倒な人」と思われます。
一方、自罰傾向の人は・・・。
「自分にはどうせムリ」とか「できるわけがない」などと言います。
ただ、“本当の”自罰傾向の人は・・・。
そこでムリをする、頑張りすぎるという行動をとるようです。
自分の劣等感が・・・。
ムリをする、頑張りすぎるその瞬間は和らぐからです。
こうして考えてみると、教室で見る、子どもの他罰傾向、自罰傾向は・・・。
まだ“本当の”というほどでもありませんね。
子どもだからということもありますが・・・。
他罰傾向でも、人の意見に耳を傾けないことはありません。
私が何か言えば、聞いてはいますね。
自罰傾向でも、ムリをする、頑張りすぎるということも見えません。
宿題はやってこないか・・・。
やったとしても「勉強のやり方」は、悪いままです★
“本当の”他罰傾向、“本当の”自罰傾向になる前に・・・。
「うまくいかないのは、具体的にどこに問題があるのか」を意識したいですね。
問題は人そのものよりも、人の言動にあるように思います☆
「君が失敗したら、それは両親のせいではない。文句を言わずに学べ」
(ビル・ゲイツ Bill Gates アメリカの実業家、マイクロソフト社の共同創業者・会長)
・・・次回へ続く。
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